『ティーチャーズペット』

                          二次元世界の調教師:作

第9話 変態エロ写真を友達や親に送り付けてしまったみなみは彼氏に別れを告げ
    る


ーーこんな事してたら、私本当にとんでもないエッチな子になってしまう・・・・・・

 正気に返るに連れて、首輪の恐ろしさと自分が演じてしまった行為の罪深さに、私は
打ちひしがれた気分になりましたが、いくら考えても解決策はわかりません。
それから両親が帰って来て一緒に夕食を取ったのですが、幸いその時は何も起こりませ
んでした。

 でも羞ずかしい事に、薬を塗られた胸とアソコはいつまでもジーンと甘美に疼き続け、
先端のオマメちゃんがコチコチになっているのがわかります。
命令もされてないのに、オナニーしたい、と言う衝動が込み上げて来て泣きたくなりま
した。
実際途中でトイレに立った私は、情けなく思いながらも手を使って歓びを極めてしまう
始末だったのです。

 「もしもし、田中だけど」
陽子様からケイタイで連絡があったのは、入浴を終えフラフラの状態で自室に閉じこも
り、首輪に囚われてどうしようも出来ない自分の運命を呪ってふさぎ込んでいる時でし
た。

 お風呂の中では今日一日の汚れをはらうつもりで入念に体を洗ったのですが、それさ
えも執拗にわだかまる欲情を目覚めさせ胸やアソコを洗う手がオナニーになって何度も
イッテしまう有様だったのです。

 「ちゃんとオナってトレーニングしてるの? みなみ」
「はい」
「しっかりイケた?」
「はい」
「良かった! いつでもどこでもオナさせられるのって、すっごく刺激的だよね。今に
クセになっちゃうよ」
「ああ・・・・・・も、もう許して下さい、陽子様」
「何言ってんの、嬉しいくせに。今周りに誰もいない?」
「いません」
「じゃ、おもしろい物送ったげるから、その間もっかいオナってて」

 陽子様がコントローラーを持っているのでしょうか。その言葉に続いて、しばらく途
絶えていた「命令」が頭の中に送り込まれて来ました。

 『指入れオナニーして、マゾ○ンコのみなみ、イキます、と叫んで気をやりなさい』
「・・・・・・マゾ○ンコのみなみ、イキますうっ!」
「よしよし、しっかり聞こえたわ。送った写真見てごらん」

ーーこれ、私!? イヤだ、死んでしまいたい・・・・・・

 それは上半身しか写ってませんでしたが、胸の大きな裸の女の子が、男の人のモノを
くわえてしゃぶりながら、自分の体を弄っている写真でした。
汗だらけの顔にロングヘアーがべったり貼り付いてはっきりしませんが、間違いなく今
日撮影された私の羞恥写真です。

 「これが今日のベストショットだよ。嬉しそうにおしゃぶりして、オナしちゃってる
んだもん、とてもイヤイヤには見えないよねえ。顔よく見えないけど、おっぱいデカい
し、知り合いにはみなみだってわかるんじゃない?」
「こ、こんな写真、消去して下さい」

 私は嫌悪感でいっぱいになって、ガタガタ慄えながらようやくそう言ったのですが、
陽子様の次の命令は考えも付かない残酷なものでした。

 「とんでもない。その写真さ、みなみのケイタイに登録してあるアドレスに全部一斉
送信しちゃって。もちろん、高橋君にも送るんだよ。アハハ、楽しいねえ、みなみ」
『写真を一斉送信しなさい』

ーーそんな事したら、私もう学校に行けない。おしまいだわ

 でも首輪は容赦なく圧力を加えて来ます。
もうこのまま死んだ方が、何て思ってもいざとなるとそんな勇気が出るわけはありませ
ん。

 私はシクシク泣きながらケイタイを操作して、一斉にその羞恥写真を送信してしまい
ました。
陽子様を含めたクラスメイト全員や友達に。
もちろん高橋君にも。

 上田先生以外の先生や、両親、そして弟の清志にまで送ってしまった私は、地獄に突
き落とされたような気分で目の前が真っ暗になりました。
そして陽子様は送信が終わると、さらなる残忍な指令を下して来たのです。

 『高橋君に電話して、何も言わずにわかれて下さい、と言え』

ーーこれでもう、私高橋君と別れて、上田先生のおヨメさんにされちゃうんだ・・・・・・
 
 私は大粒の涙をボロボロこぼしながら、高橋君に連絡を取りました。
あんなとんでもない写真を送っちゃった後なので、彼は何か言ってましたが全部無視し
て、ただ何も言わずわかれて下さい、とだけ伝えて電話を切ると、大きな喪失感と裏腹
に、こうしてイジめ抜かれて悲惨な運命をたどる自分に対してゾクゾクとアブない興奮
が募って来るのに愕然とします。

 これが陽子様の言ってた、みなみはどMだ、と言う証拠なのでしょうか。
ハッと気付くと、体の奥で執拗な欲情の炎がチロチロと燃えているようで、私は自棄に
なったように指を奥深くまでアソコに付き入れて掻き乱し、乳房を乱暴にこね回してオ
ナニーをしてしまいました。

 すると猛烈に気持ち良くて、もうどうなったって構わない、と言うひどく捨て鉢な思
考に頭が冒されていくようでした。

「みなみちゃんっ! ちょっと、話を聞かせてちょうだい!」

 私の部屋のドアをどんどんと叩いて来たのは母でした。あの写真を送り付けてしまっ
た事を咎めめられたのですが、私はドアを開けず、そんなの知らないとシラを切りまし
た。
母に泣き崩れてグシャグシャの顔なんか絶対見せたくはなかったのです。

 それから後ケイタイが盛んに鳴りましたが全て無視します。
私は写真の事は知らないのだと弁明して通すつもりでした。
この日の夜は結局もう「命令」は下されず、心身共に疲弊した私はすぐに眠りに落ちる
と、朝まで安逸な惰眠を貪りました。