『恭子さん』 二次元世界の調教師:作 第39話 性奴隷夫婦と寝取りの宴参加者の至福 「さ、恭子さん。旦那の所に行ってやりなはれ」 かつて私を非難した亊など忘れてしまったかのように、恭子さんの口中と膣内に生殖能 力のない精子をたんまり注ぎ込んだ羽黒が、首輪と手錠を外してそう促す。 「寝取りの宴」の最後は、さんざん他の男女に嬲り尽くされた奴隷夫婦が交じり合う亊 が許され、衆人環視の中でセックスを強要されるのだ。 だが、初めの頃こそ猛烈な屈辱に涙しながら無理矢理体を合わせさせられていた二人 は、まもなくその奴隷らしいマゾヒスチックな歓びに溺れていき、今では我々の存在な ど眼中にないかのように、情熱的で獣のような性交を見せ付けてくれるようになった。 今日はかつての教え子ありささんの相手までさせられた達也は、避妊具が何度も一杯 になって交換されるくらい精液を搾り取られて、気息奄々でグッタリしているようだが、 心配はいらないだろう。 事前に服用した薬よりも、「宴」の時しか交合を許されない最愛の妻恭子さん自体が、 彼にとって最高の強精剤となるのだから。 「タックン」 「恭子さん」 「体中ベトベトだよ。キョンタンがキレイキレイしてあげるね」 白昼のベランダと言う場所も、皆に見られている亊も、まるで意識にないかのようにお 互いを呼び合う若夫婦。 彼らはこうして我々寝取り軍団に見守られながら、男女の秘め事を行う亊に酷く興奮 して燃え上がってしまう、奴隷らしい習性が染み付いた変態夫婦なのである。 ありささんの参加と言う達也にとってのマイナス事項も、ベランダ露出の趣向が相殺し てくれるだろう。 果たして、汚れてしまった体中を清めるかのごとき愛妻恭子さんのリップサービスに より、今だ仰向けでガチガチに拘束されて身動きの取れない達也のシンボルは、グング ンと奇跡的な回復を遂げていく。 そしていよいよ情けなく縛り付けられた夫の股間に顔を埋めた恭子さんは、達也の肉 棒を手で掴みそれに力を注入するかのように、彼の尻穴を開いて舐め始めていた。 「き、恭子さんっ! 汚いです、そんな所……オアッ!」 「タックンの体なら、キョンタンは何でも平気だよ。ほう~ら、気持ちいい? キョン タンにおまかせだよ」 舌の挿入に続いて、ナースらしい手管による前立腺マッサージで、達也のシンボルは もう完全に勢いを取り戻し、天に向かって見事にそそり勃っていた。 「タックン! 愛してるわ」 「恭子さん、ぼ、僕もです……」 「ずっと、ずっと、一緒だよ、タックン」 ベランダ露出も衆人環視も気にせず、二人切りの世界に入り込んだ恭子さんは女性上 位で達也と繋がりを果たすと、貪るように唇を合わせ、ゆっくりと堪能するように腰を 上下させ始める。 周囲を黙殺した夫婦の熱愛ぶりに、私と姉さんは顔を見合わせて和やかに笑ったが、 麻里母娘は気に入らないようだった。 「何だよ、見せ付けやがって! 恥を知れ、恥を!」 「せ~んせい、ありさの時より嬉しそうだよ、もう!」 「こらこら、お前ら他人のアツアツを妬くもんやないで。いくら奴隷でもな、こいつ らは夫婦なんやさかい」 「そうだよ、奴隷の癖に、クソ忌々しい!」 恭子さん夫婦のためを思いこの奴隷夫婦契約を提案した羽黒が取りなそうとしたが、 麻里の不機嫌は治らない。 すると、しょーがねえな、と小声で呟いた羽黒は麻里とありささんに言った。 「ぶつくさ言うな。わてが母娘丼でかわいがったるさかい、そこにうつ伏せで並んでケ ツを上げるんや! ホレ、はよせい!」 生殖能力のない羽黒は既に恭子さんの膣内に何度も射精している筈だが、今だ勃起の 衰えぬ女体に絶大な歓喜をもたらすイボイボ付きの怒張を手でしごきながら不服そうな 母娘に見せ付ける。 薬を使っているとは言え、高齢であの絶倫ぶりはさすが調教師だった。 すると彼の改造ペニスの素晴らしさを知っている麻里とありささんは、大人しく並んで 高く尻を上げる獣の交尾の体勢を取った。 ロリコン趣味のない私でもムラムラしてしまう、ミニスカノーパンのかわいらしい中 学生ありささんはともかく、体の線が崩壊した醜い中年女麻里に食指が動くとは思えな いが、さすが羽黒は嫌なそぶりも見せず母親のデカ尻から貫いていく。 そしていきなりよがり声を張り上げる麻里に、よしよし、ここがええか? それとも こうか? などとしっかり突いて気をやらせると、すぐさまありささんに乗り換える。 ありささんも手放しの歓びようで、たちまち昇り詰めていくようで、羽黒には悪いが欲 求不満の母娘も大満足だろう。 「ねえ、モリオ君、いいかしら」 「あ、ああ、姉さん。もちろんだよ」 激しく睦み合っている恭子さん夫婦と、母娘丼で羽黒にかわいがられている麻里母娘に 当てられたのか、なぜか遠慮していた姉さんが私の白衣の下をまさぐって来た。 いや、遠慮していたのは私の方かも知れない。 恭子さん寝取り計画を通じて、私のために攻撃的で激しい女を演じてくれた姉さんだが、 本当は上品で慎ましい女性なのだ。 高校時代から続いている男女の関係でも、初めは姉さんがリードしてくれていたのだ が、私の方に積極的にふるまって欲しいようなのである。 今この場で姉さんを犯すのは至極当然だが、私の方から押し倒してやるべきだった。 だが現実には、姉さんの方が積極的に誘いを掛け、私を押し倒して来た。 「お姉ちゃんが上になってもいいかしら」 「ああ、どうぞ。ご自由に」 こんな素っ気ない会話をしてしまう私は変わり者だろうか。 でもこんな私の歪んだ性格も、全ては細川家の跡取り息子として生まれ育った特殊な環 境や人間関係のせいなのだと思いたい。 幼い頃から、年の離れた久美姉さんにほとんど母親代わりのようにかわいがられ、同世 代の他人との交流はゼロに等しかった。 その結果姉さんと男女の関係になってしまった上、あろう亊か父から姉さんを一生の 愛人とするよう命じられた。 姉さん以外に初めて好意を抱いた恭子さんには求婚を断られ、親の勧める女性と愛の存 在しない子孫を残すためだけの結婚を強要された。 そして父からは、好きな女が他にいるのなら、妾として囲い養ってやれ、と言われて いるのだ。 世間一般の価値観とかけ離れた観念を持たねば、生きていけないではないか。 今姉さんにのし掛かられて勃起が治まらないペニスをくわえられ、すっかり馴染んだ 姉さんの感触に幸せを感じながら、私はそんな亊を思っていたのだが。 「姉さん、着けてないよ」 「我慢出来ない? モリオ君」 「無理な気がするけど……」 姉さんと関係を持つ時に欠かした亊のない避妊具を着けていない亊に気付いた。 どちらから誘っても、最終的には姉さんが必ず気を付けてくれていた避妊である。 姉さんを愛人にしろなどと命じた父も、それだけは駄目だと言ったが、やつに言われな くてもそれが最後まで犯してはならない禁忌である亊は姉さんも私もよくわかっている。 医学的にも異常児が生まれ易くなるのだから。 「ああ、タックン。もう一回、お願い。元気になって」 達也はもちろん何の遠慮もなく妻の中に射精したようであるが、恭子さんはなおも求め て夫の萎えたペニスを口唇奉仕と前立腺マッサージで勃たせようとしていた。 「達也君って凄いわね。又勃って来たみたい」 「姉さん! そんなに動かれると、本当にヤバいかも知れないよ」 達也が又しても奇跡的な復活を遂げるのを見た姉さんは、感心したように言いながら、 リズミカルに腰を振る。 恭子さんも素晴らしかったけれど、やはり私にとって一番心地良い女性は姉さんだ。 腹の底からムラムラと射精欲求が込み上げて来た私はさすがに慌てて来た。 本当にタブーを犯して良いのだろうか。 私はグッと尻穴に力を入れて耐え、いざとなったら姉さんを突き放してでも最後の一線 を越えない決意をした。 だが私の決意は、恭子さんの大胆なふるまいによって大いに揺らぐ事となる。 妙に難しそうに達也と繋がろうとしていると思ったら、彼女は何とアナルセックスを試 みていたのである。 その理由が姉さんの、そして私の気持ちに訴えかけて来るものだったのだ。 仰向けの達也の上に自分も仰向けと言う困難な体勢で、何とか尻穴に肉棒を受け入れた 恭子さんは、感極まった声で叫ぶ。 「ほお~っっ!! 凄いいっっ!! オシリノアナも最高だよ、タックン! も、も う駄目、キョンタン、えっちになっちゃうよおっっ!!」 「恭子さん! そんな亊したら……」 「いいの! だって、もうじき後ろでしか出来なくなっちゃうんだもん。あ、あ、イク ッッ!! あん、キョンタン、どんどんイッチャイそおっっ!!」 背中を拘束された達也に押し付け後穴で彼のシンボルをくわえ込んだ恭子さんは、狂 ったようにユサユサ揺れる乳房を掴んで揉みしだき、もう片手で開いた秘所に指を挿入 したりクリトリスを弄り回したりしながら、激しく昇り詰めていったのだ。 まるで色魔に取り憑かれたような恭子さんの狂態を、私の上になった繋がっていた姉 さんはしばらく腰を休めてじっと見つめていた。 「そうか、恭子さん、そろそろ普通のセックスは危険だものね……いいなあ」 ーー姉さん! それが姉さんの本心だったのですね 恭子さんは今達也の子を宿している。 妊婦の体を損ねる亊は出来ないから、「宴」自体当分自粛せねばならぬかも知れず、恐 らく最後の本格的な実施となる今日は特別に露出プレイまで演出してやったのだ。 それにしても皮肉なものだと思う。 正常な夫婦生活ではいつまでたっても駄目だったのに、この「寝取りの宴」の最後にだ け許される、皆の目に晒されながらの屈辱的な夫婦の交わりが彼らに福音をもたらそう とは。 恭子さんと達也を奴隷夫婦に堕としたのは、やはり鬼畜な所業ではなかった。 むしろ感謝してもらいたいくらいだ。 そして恭子さんの懐妊について、姉さんがもらした「いいなあ」と言う本心の吐露は、 私にとって衝撃的だった。 腹違いとは言え実の弟である私と男女の関係になっても、姉さんは常に妊娠だけは駄目 よ、と私に諭して絶対に避妊を怠る亊は許してくれなかったと言うのに。 きっと姉さんはずっと私の子種を授かる亊を望んでいたのに、姉として最後まで超え てはならない禁忌を私に示そうと、その気持ちを隠し続けていたのだ。 奴隷夫婦契約によって私達にセックスを管理され、「寝取りの宴」などと言う耐え難 いであろう恥辱の極みを味わわされながら、愛する男の子供を宿すと言う、女性にとっ て最高の幸せを手に入れた恭子さん。 本当に人間とは不思議な生き物だと思う。 通常の道徳観念や価値観に縛られている限り、恭子さん夫婦にこの幸福は訪れなかった のだ。 ーーならば私達だって……姉さんの気持ちがわかった今、何をためらう必要がある? そう、この時私自身もこれまで心の奥底にしまい込んでいた願望に気付いていた。私 も姉さんと本当の意味で結ばれたかったのだ。 「姉さん。姉さんの中に出してもいいかな」 「モリオ君!……ありがとう」 「泣かないでよ、姉さん」 私に対する長年の想いがたまっていたのだろうか。 久美姉さんは大粒の涙をボロボロこぼしながら、貪るように私の唇を奪い、ゆっくりと 腰の動きを再開した。 もちろん寸分の硬度も失う亊なく、ベストフィットする私にとって最高の女性器を深 々と貫いていた私のペニスはたちまち反応して、体奥から凄まじい勢いで猛烈な射精欲 求が込み上げて来る。 そして私の方もずっと大好きだった姉さんと過ごした幼い日から、ずっとためこんで 来た満たされぬ想いを一気に爆発させた。 白昼のベランダはあり得ないような乱痴気騒ぎで淫風が吹きすさび、見た人が通報した ならば警察の厄介になってもおかしくなかっただろう。 だが、いつまでも繋がって愛を確かめあっている恭子さん夫婦も、果てしない母娘姦 に酔いしれている羽黒や三倉母娘も、すっかり時と場所を忘れて自分達の世界に入り浸 っていた。 もちろん私達だって。 私は最愛の久美姉さんの温かい体内に包まれながら、ついに手に入れた至福のあまりの 歓喜に、唇を合わせた姉さんと一緒に感涙をこぼし続けたのだった。 ~おしまい~ この作品は「新・SM小説書庫2」管理人様から投稿していただきました。 |