『聖マーガレット女学院の秘密』

                           二次元世界の調教師:作
第13話 野外痴漢実習(1)

 「行って来まーす」

 俺は生徒たちが乗り組んだマイクロバスを見送った。
朝から盛り上がってキャーキャー黄色い声が外まで響いているが、そのうち悩ましいア
ヘ声に変わるに違いない。

 SMペアで仲良く並んだ座席のようだから、Sの子に責められるMの子がよがり始め、
あおりを受けて欲情したSの子も参加してレズカップルの喘ぎ声が車内を満たすのは目
に見えている。
それは聖マーガレット女学院の校内でも日常的な光景なのだから。

 生徒たちの制服も例の恥ずかしい名札こそ外しているものの、強烈なミニスカで白い
ものをチラつかせ、ユルユルの胸元もノーブラと言う扇情的な格好で、さぞや男性の劣
情を煽るに違いない。

 バスを見送ると、俺はユキさんの運転する車で後発した。
本当は常にカラダを疼かせている欲求不満の人妻(と言う設定)の彼女を犯してやりた
いのだが、例の貞操帯をガッチリ嵌められてるので果たせず、仕方なく助手席に乗った
俺はユキさんのカラダをまさぐって歓びを与えていた。
実のところコレは今日俺が果たさねばならない任務の予習でもあるのだ。

 「あん、ソコよっ! ヨシオくん頑張って….あ、イクイクイクッ!!!」
「ユキさん、5回目ですね。なかなか骨が折れます」

 欲求不満の人妻なら触られただけでイッテ欲しいものだが、イキまくる日常ですっか
り貪欲な淫女と化したユキさんは贅沢だ。
片手で豊かな乳房を揉みながら先端の乳頭を転がし、耳元からうなじの辺りを口唇でネ
ッキング。さらにスキだらけの白いフレアミニからチラつかせている極小ビキニ黒パン
ツの中を弄る手指は、包皮から剥けてるクリ豆の露頭を親指の腹で擦り上げ、3本の指
が挿入されたマンコをクチュクチュとかき混ぜながらリズミカルにストロークを繰り返
し、残った小指までアナルを抉って刺激を忘れない。

 これだけ念入りな愛撫によって初めて満足してくれるユキさんは、ようやく5回目の
アクメに到達してくれたのだが、生徒達ならもっと簡単にイッテくれるのではないかと
期待している。

 「えみるちゃんなんか、ヨシオくんにお尻触られただけでイッテくれるかもよ」
「なら、いいんですが。マジで出したいんですけど」
「ヨシオくんもお尻がいいんだよね~。何とか百回頑張って」

 今日の俺の役目は、ズバリ痴漢である。
もちろん一般女性だと犯罪で捕まってしまう(実は未遂の前科がある)から、標的は2
0人の女子生徒に限られるが、あえて痴漢が出没するので有名な満員電車に乗り込む筈
の彼女達も校外実習として1人10回絶頂に達するノルマを課せられている。

 そのために痴漢して下さいと言わんばかりの無防備でユルユルなセーラー服なのだ。
まあ名札を除けばいつも通りなんだけど、中にはTバックなどはいていつも以上に気合
いの入った子もいるようだ。

 何しろ痴漢してもらってイクのが目標だから、みんな朝配布された媚薬ローションを
入念に性感帯に塗り込み準備万端。
痴漢する気がなくてもウッカリ当たってしまったら、その子の方が積極的にカラダを擦
り付けて快感を貪ろうとするだろう。

 正に入れ食い状態、痴漢天国列車となるようだが、ユキさんの話ではネットにそんな
噂が流れて本物の痴漢が大勢集合するらしい。
マユつばだが、何でもありのSM女学院ならさもありなんと言う気がする。

 この学校、風紀はユルユルで生徒もスマホの使用OKなので、自ら売り込む子もいる
んじゃないか? 美人揃いと言うわけではないが、どの子もフェロモンムンムンで痴漢
には垂涎の的になるであろう事は、俺が保証する。

 そんな痴漢OK娘20人の中に切り札として投入されるのが、ちゃんと痴漢未遂の前
科もあるロリコンヘンタイサイテー男の俺だ。
ちなみに未遂に終わった痴漢の標的は中学生っぽいガリガリのロリ少女だったが、お尻
に触った所で男に取り押さえられ、駅の事務所で満員だったから不可抗力だと訴えて許
してもらったのだ。

 相手が色気に乏しい子供で、痴漢しようと言う気にならない子だったのが良かったの
かも知れない。俺の方は逆にそういう子だから大丈夫だろうと判断し偶然を装って手を
出すサイテーさだったんだけど。

 が、今日の標的は男なら見ただけで勃起しそうなセックスアピールを磨かれている、
SM女学院のエッチな女子たちだ。
おまけにもう彼女達全員と何度もセックスして仲良しだし、性感帯だって大体知り尽く
している。

 絶頂を望む彼女たちのはしたない欲求を容易く満足させてやる自信は十分にあった。
単純計算で1人5回、20人で百回の絶頂が俺のノルマで、ズバ抜けて優秀な痴漢とし
てパフォーマンスを見せ付けてやろう。

 唯一懸念があるのは、たるんでダブついた腹肉にキリキリと食い込む貞操帯だ。
昨夜から装着されて俺のペニスは完璧に封印されている。
メッシュの自慰防止板が入って、排泄は可能だが本体にエロエィックな刺激を与える事
は全く出来ない。

 さらに悩ましい事に俺の尻穴に入り込んだ軟質で凸凹の刻みが入ったおぞましいアナ
ルバイブが稼働して、メチャクチャに心地良い振動をずっと味わわされている事だ。
おかげで俺の使用不可なペニスは小山のように張り切っているのだが、根元にはまった
射精止めリングにせき止められるのは地獄の苦しみである。

 今日女生徒を百回イカせる任務を遂行すれば、ご褒美に貞操帯が外されるのだけど、
きっと小便を我慢していたように大量の精子が奔流のように噴出するに違いない。
射精出来ない俺の苦しみはともかく、勃起チンポを使えないのはかなりのハンデだ。

 セックスまでしてやるヒマはないだろうが、擦り付けたり手で握らせる技が使えない
のは痛い。股間をウズウズさせてる女子のパンツ越しにスマタをしてやればイチコロだ
ろうし、しゃがんでフェラや手コキで射精してやれば歓んでイッテしまう訓練を積んだ
子たちなのだ。
まあ、それでは全く痴漢行為ではないが。

 今も若妻? ユキさんに対してせっせと痴漢行為の練習に励み、彼女の若々しく張り
があって敏感に反応してくれる肉体とはしたない大きなよがり泣きを楽しみながら、ア
ナルの歓びで気持ち良く痺れ切った腰を蠢かせ射精出来ない苦悩に爆発寸前に張り切っ
たチンポを貞操帯の下でビクビクとおののかせて、痴漢のご褒美で精子を出させてもら
う甘美さを夢見る俺であった。

 こうして俺は若干の懸念を抱えてユキさんと仲良く駅のホームに降り立った。
さすがにもう手を離しているが、露出過多な格好の彼女は目が悩ましく潤み、全身から
匂い立つように過剰な色気を発散しているようだった。
つい先刻まで俺の愛撫によがり狂い、二桁近い絶頂を楽しんでいたのだから当然だが、
さっそくうさん臭そうな正体不明の男達がワラワラと集まって来た。

 ネットの噂でやって来た痴漢に違いない。
美味しい獲物の生徒たちはもう列車に乗っているはずだが、出遅れたか、それとも趣味
が成人女性なのかも知れない。
いずれにしろ、痴漢が大挙してやって来ているのは本当のようだ。

 「生徒はもう乗ってるんですよね」
「ここへ来るはずよ」
どうやら熟女好みではなかったらしい。

 本物の痴漢と思われる男達は俺たちの会話に聞き耳を立てているようで、たったそれ
だけの話でネットの噂がデマでなかった事を確認したらしい。
その中で暑いのに背広を着込んだサラリーマン風の男が声を掛けて来た。

 「すみません。聖マーガレット女学院の関係者さんですか?」
「そうです。今日は校外実習で生徒たちは2駅前から乗ってまして」
ユキさんの言葉を聞いて、集まって来ていた男達がざわめくのが感じられた。
するとユキさんがとんでもない事を言い出す。

 「皆さんお仲間ですか? 今日は一つよろしくお願いします。それにしても暑いです
ね」
ユキさんがわざとらしく自分からミニスカをパタパタさせて扇いだので、Tバック状態
の黒パンツと生尻がモロに見えて、痴漢を誘っているのは明らかだった。

 彼女は俺の近くにいて、ズルしないよう生徒の絶頂回数を確かめると言う話だったが、
自分も痴漢されて歓ぶつもりだったのか! 性懲りもない淫乱で変態な女性である。ま
あ俺が言うべきではないが。

 そうこうしていると、痴漢を待ち構えてカラダを疼かせているであろう20人の女生
徒が乗っている筈の列車が来た。
満員まではいかないがかなり込んでおり、席に座るのは全然無理だ。
一見してもエロエロで目立つ筈のSM女学院の生徒が目に付かなかったが、まあ痴漢に
は適した混み具合か知れない。

 俺とユキさんはすぐに乗り込み、さっき言葉を交わした痴漢さん(?)も数名の仲間
と一緒に後へ続く。
他の車両に回って分譲した男達もいるようだった。

 「あっ! ヨシオくんだー。こっちこっち!」
乗り込むと目敏く俺を見付けて、長身で大柄な女子が手招きをする。
俺が着任早々「ご奉仕係」で世話になったSのしょうこちゃんではないか。
俺は手招きされるまま、ユキさんと一緒に人混みをかき分けながらしょうこちゃんの方
へ向かったのだが、そこでいきなり衝撃的な光景を目にする事になった。

              

    この作品は「新・SM小説書庫2」管理人様から投稿していただきました。