『ありさ 火消し無情』
 
                      Shyrock:作
おことわり

   この作品は全て空想で書かれています。実在の人名、団体とは一切関係があ
   りません。また、この作品の著作権は「Shyrock」が所有してます。
   作品の無断転用もかたくお断りします。違反した場合「著作権法」によって
   「刑事罰」と「民事罰(損害賠償)」が与えられますので、ご承知下さい。

登場人物

  野々宮ありさ 野々宮屋の一人娘、十八才
  源太     大名火消し、元旗本、二十七才
  新八     源太の使い走り、二十二才
  野々宮音次郎 野々宮屋のあるじ、ありさの父親、五十三才

第一話 五両の代償

 その昔『火事と喧嘩は江戸の華』と言われるほど、江戸の町は火事が多く時々大火
があった。
燃えやすい木造家屋が連なる家々にいったん火がつくと、なかなか鎮火しない。

 現代のような科学的な消防技術がなかった江戸の『火消し』は、火元より風下の家
々を壊して延焼を防ぎ、火災の被害をくいとめる破壊消防が基本だった。

 水で消したくても桶で汲んだ水ぐらいしかなく、大火に対しては焼け石に水に過ぎ
なかったわけだから、破壊活動もやむを得なかったのだ。

 そのため、長鳶口(ながとびぐち)と呼ばれる草刈りの鎌を大きくしたような道具
や、大のこぎりなどを使いこなせる鳶職(とびしょく)などの専門家が火消しの隊員
となっていた。

 エ~ンヤ~ サ~ エ~
 よ~~~お~~ん~やりよ~ぉ~
 え~~ぇぇょお~ぉ~ぉ~
 木遣りでひきあげる有馬火消し。

 「兄ぃ、お勤めご苦労様で」
「おうっ新八、首尾はどうだったい?」
「へい、火事場のドサクサに例の野々宮屋の一人娘をとっつかまえて、いつもの土蔵
に縛っておきやした」

 「世話かけたなぁ」
「えへっ、あんな器量のいい、身体もよさそうな生娘をこれから素っ裸にひん剥いて、
ヒイヒイ色責めたぁ、兄ぃも罪作りな男だねぇ」

◇◇◇

(ガラッ!)

 土蔵の戸が開けられた。

 「待たせたなあ、ありさ」
「帰してください。家へ帰してっ!」
「やかましいっ!まずは着てる物を脱いで、後ろに手を回すんでえ」
「な、何をする気ですかっ」
「ぶつくさぬかさず脱ぐんだよっ」

 源太はありさの帯を解き、着物を剥ぎとる。
そして何人の女を泣かせたか知れぬ垢の染みついた縄で、白く、ほっそりとした身体
を縛った。

 「い、いやっ、縛るなんて。私は何も悪いことはっ!」
「やったんだよ、てめぇの親父がよう。おいらの造ったこの銭差(ぜにざし)を買わ
ねえとぬかしゃあがった。たったの五両でいいと言ったのによう」

 「そ、それが五両!?」
「そうよ。芝の増上寺を護る大名火消しの纏(まとい)持ちが心を込めて作ったこの
銭差しをよう。五両たぁ安いもんだぜ。これでもおいらは元れっきとした旗本だぜ」

 銭差とは、銭の孔にさし通し、一束とする細い縄のことである。
当時、大名火消しや定火消しと称する侍の消防隊員には、旗本の次男坊、三男坊が多
かった。

 長男に生まれなかったため、家を継げず、一生低い禄高で過ごさなければならない
抑圧された気持ちが、彼らを火事場の戦へと駆り立てた。
連中は、遊ぶ金欲しさに町屋に行き、火事があった時は護ってやるかわりにこれを買
えと、頼まれもしない銭差を造ってはバカ高い値段で売りつけたのである。

 そんな男の一人を野々宮屋は怒らせてしまったのだ。

 「さあて、買い手がなきゃ使い道がねえ。ど~ら、ちいっと縄で盛り上がった大き
な乳の先っぽを見せてみねえな」
「い、いやっ」
「生娘のわりにゃ、大きな乳首だ。色好みになるぜお前は。お~お、立ってきたぜ、
とび出て来たぜ。吸ってくださいと言わんばかりによう」

◇◇◇

 乳首を銭差でくくり「こういう使い方もあるんだぜぇ、ペロペロ、ペロペロ」 両
乳首を左右上下、あるいはグルグルと回しながら舐めたおす源太。
「もういい加減にして!」

 「ほうっ、野々宮屋の娘だけに威勢がいいや。あわてるねぇ。本番はこれからだぜ」
「こ、こんなことをして、あ、あ~あ…ただでは済み…ません…よ。ううっ…」
「親父が出張って来るとでも言うのけえ。だがよ、今日の火事でまる焼けよう。大身
代にしちゃあ、あっけねえ最期だねえ」
「ええっ!おとっつぁんが……」

 だが、野々宮屋が死んだと言うのはまっかな嘘だった。

◇◇◇

 「そうよ。だから今日は、しっぽり濡れて何もかも忘れさせてやろうってんだ」
乳首をひっぱり、板の上に固定し身動きできないようにして、サッとありさの唇をう
ばう。
「ううっ。あぐっ。ああ~」

 ゆっくり、執拗に唇を吸い、ねっとりと唾液をねばらせ、ありさの口へ何度もそそぐ。
片手はあごをつかみ、片手は乳首をもてあそぶ。
「どうでえ、おいらの唾はうめえだろう?」

◇◇◇

 「今度はこいつだ。どうでぇ、鳶口のとがりのチクチクは、気持ちがいいだろう?
それっ、それっ」
「ひ~っ!ひ、ひ、あっ、あうっ!」
強く刺しては、弱く小刻みにチクチクと乳房全体と、乳首にしつこい動きをくり返す
鳶口に、ありさは夢の世界と現実の世界を往来する。

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鳶口(とびぐち)とは
トビの嘴(くちばし)のような形状の鉄製の穂先を長い柄の先に取り付けた道具。
丸太や原木など木材の移動・運搬・積み上げや、木造の建築物の解体や移動(曳き屋)
に使用される。
古くは鳶職を中心に組織された町火消の消防作業に使われた。
このため鳶職という名が冠されたともいわれている。
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第二話 生娘さねなぶり

 湯文字一枚の恥ずかしい姿で震えるありさに、源太は追い討ちをかける。
自力では外せぬようありさの両足を座禅に組ませ、うしろからポンと蹴った。
(ドサッ!)

 座禅を組んだ状態でうつぶせにされたありさは、まったく身動きがとれなくなり、
あとは成すがままとなる。

 「ああっ、お慈悲です。後生です、許してっ……」
「さあて、ここらでこのじゃまもんは取ろうぜっ。生まれたまんまの姿になって、ま
だ誰にも披露したことのねえ大事な場所を見せてもらおうかい」
「そ、そんなことっ。いやっ!取らないで、取らないで……お願い……」

 悲壮な表情で懸命に哀願するありさ。
だが無慈悲にも、湯文字は、そろり、そろりと剥がされていく。
そしてはらりと床に落ちた。

 覆うものを失ったありさは恥かしさで、ただただ惑乱するばかりであった。
土手はぷっくらと肉厚で、たて筋はぴったりと慎ましく閉じ、そのうつくしさが男の
劣情をかき立てる。
 
 「うひょっ!こいつぁきれいな陰(ほと)してるじゃねえか!陰毛もやたらすくね
えな~」
源太はわざと顔を花びらに近づけ息をふっと吹きかける。

 「み、見ないで……!」
「上の口からも涎を垂らしているが、下の口もたっぷり涎を垂らしていやがるぜ」
「嘘です!そんなの嘘です!」
「信じねえならてめぇにも飲ませてやるぜぇ!」

 愛液か潮かそれとも小水かはさだかではないが、あきらかにかすかな透明の液体を
にじませていた。
源太は花びらの液体を指でこすり取ると、ありさの口に押しつけた。

 「んぐっ……!」
「どうだ、うめえか?これでも嘘だってほざくのか?」
「……」
「嘘だってぬかしゃぁがった罰だ。ど~りゃ、もっと奥まで覗かせろぃ。蔵の戸をこ
っちだな」

 恥ずかしい言葉を浴びせながら、力をこめ、グイっと光の射す方向へ花芯を向ける。
「ああああ~~~っ!」

 手早く後手縛りにした縄をほどき、休む間もなくありさの身体は前へ二つ折りにさ
れ、右腕は右足と左腕は左足とそれぞれ縄で固定されてしまった。

 「おうおう、垂れて来る来る。泉のようだぜ。苦しかったら自分でこの縄、ほどい
てみな、それまで何もしねえで、天井向いたおめえのムスメをジッと見ててやるぜ」
「ああっ、おとっつあん。おっかさん……」

 「残念だがなあ、誰も来ねえよ。おめえはただ、ヒイヒイ狂ったようによがり声を
あげるばかりよう」
「許してください……」
「あきらめておとなしくするんだな」

 そういうと源太は両手の親指でありさの小陰唇を左右に押しひろげ、桃色の実(さ
ね)をあらわにさせると、
「おいらはこう見えて生娘の陰(ほと)に一気に肉竿をぶちこむほど無粋じゃねえか
らな」

 何やらぶつくさつぶやくと「美味しそうな実が覗いてるぜ……」わざとありさの羞
恥心をくすぐるような台詞をささやくと、チロッと舌で実を転がした。
「ぃやぁ……や、やめてください……!」

 しかし源太はありさの哀訴など無視し、器用に舌で実を刺激する。
ひわいな水音をひびかせ生娘特有のにおいが源太の欲情をいっそう強くさせる。
だんだんと激しくなっていく舌技に快感がすぐそこにまで訪れたありさは、

 「んんっ……はぁ……やめぇ……やめてください……くっ……」
と堪えてたあえぎ声が自然にこぼれ、身体を小刻みに震わせる。
(生娘を気をやらせるには、実責めするのが一番だな……)

 ありさが気をやる寸前だと察知した源太は実を転がしていた舌の動きをピタリと止
め、顔を上げる。
「はぁ……はぁはぁ……!」

 気をやる寸前で愛撫を止められたありさは、身体全体で息を切らしながら気をやる
のを堪えたものと錯覚した。

 しかし、現実はそんなに甘くなく「気をやりたかったのか?ありさ……おめえの陰
(ほと)、ヒクヒクとおいらにおいでおいでをしているぜ!」と侮辱する源太。
わざと気をやる寸前で止めたのを知り、屈辱感にがっくりと気落ちするありさ。

 しばらくするとまたありさの花びらを舌で愛撫をし始め、音を立てて女陰や実を刺
激しありさを快感へ導こうとする。
(ピチョピチョピチョ……)
「はぁ……はぁ……っんんっ……あぁ……そんなぁ……!」

 ゾクゾクするような感覚がすぐにまた襲ってきて、ありさの意志とは関係なく、身
体が自然と源太の愛撫を受け入れ、あえぎ声と花びらから恥ずかしいほどの愛液を分
泌する。 

 「んぁぁ……はぁ……やめてくだ……さい……」
「だいぶ馴染んできたようだぜ。ぼちぼち指のお出ましといこうか」

 源太は女陰にゆっくりと中指を挿し込む。
顔をしかめるありさだが、両手両足を縛られていて逃げることができない。
指の次はまた舌、そしてまた指……
指と舌で、これでもかこれでもか、とありさの花びらを責めなぶる源太。

 「ヒイッ!アアッ!アウッ!ウッ!」
「イヒヒヒヒ。もう蜜は十分だ。さてと、この張形がおまえを女にしてくれるんでぇ。
よっく拝んでおくがいいぜ」

 「イヤです、それだけはイヤっ!堪忍ですっ、もう、いっそ殺して~っ!」
張形は五寸ほどと短めだが、まだ未通女のありさにとっては恐ろしい凶器にしか見え
なかった。

第三話 火消しの火つけ

 「これがなにか分かるか?ハスイモの茎を干してひも状にしたものを巻きつけてこ
しらえた張形だ。ずいきっていってな、大奥のお女中がこっそり使ってる代物でぇ。
こんな風に水をつけて挿れると……」

 ありさの小さな裂け目にごつごつした張形を突っ込もうとする源太。
「ひっ……!」

 ありさが思わず身を引いた。
「おい、動くんじゃねえ、じたばたしやがると、いてぇめに遭わせるぞ」
源太は一喝すると、たっぷりと水を含ませた張形を小さな裂け目に捻じ込むように押
し挿れてくる。

 「どうでぇ?」
「ううっ!いたいっ……!」
源太がわずかに挿し込み、抜き差しを始めた。

 「どんな女もよがり狂うらしいが……どうだ?いいか……?生娘がよがり狂う姿は
見ものってもんだ」
「うううっ……」

 さほど濡れてもいないのに、いきなりねじ込まれたありさは最初こそ飛び上がった
ものの、ジリジリとその張形から出てくる成分が粘膜を充血させ始め、次第にじっと
していられなくなる。

 ありさは両手両足を縛られた不自由な体勢のまま。腰をひくつかせた。
「あひぃ……んあっ……んぐぐっ……」
 源太は淫靡な笑みを浮かべながら小刻みに手を動かしている。

 「ひいっ!ああっ!あうっ!うっ!」
「イヒヒヒヒ。もう蜜は十分だ。さてと、この張形がおまえを女にしてくれるんでぇ。
よっく拝んでおくがいいぜ」
「いやです、それだけはいやっ!堪忍ですっ、もう、いっそ殺して~っ!」

◇◇◇

 (ずぶっ!)
「そ~れ、そ~れ」
「あっ、あっ、あうっ、ああっ!」
「まだまだ、それ、それ」

 (ずにゅり、ずにゅり!)
 張形は小さな裂け目に沈みこむ。
「ひいっ、ううっ!死にますっ!あっ、ああっ!も、もう死ぬ~~~っ!」

 絶叫を上げて花は散った。
変えることのできぬ己の運命に泣くのか、それとも色責めの歓喜のゆえか、頬からは
幾筋もの涙が伝い流れる。
満月が土蔵の小窓から部屋の中まで明るく照らし、ありさのあられもない姿を浮かび
上がらせた。

 源太がゆっくり捏ねるたびに、ありさの口から漏れるあえぎ声は大きくなり、自分
でも押しとどめることのできない域に達していた。
張形は身体に突き刺さって同化した生き物のようにありさの腰ごと揺らし始めた。

 むずむずと芯から這い上がって来る快感がありさの腰をいやらしくうねらせるのだ。
ありさが見せ始めた女の反応に、ますます源太は高ぶりこねまわす張形に力がこもる。
「ああああぁ……ああああっ……」

 突っ込むとごつごつした突起が濡れそぼった蕾にあたり、引き抜かれるたびに充血
した粘膜から淫汁がおびただしく出てくる。
次第に我慢ができなくなり、つま先を立て、足を突っ張りはじめる。
「あぁ、ああ、あああ……」

 ずいきの効果は絶大で、ありさの身体が大きく揺れ始めた。
細い腰は張形を深く銜えたまま淫らに震え、裂け目から淫汁がたらりとしたたり落ち
た。
頬や胸までも赤らめ、視線が宙をさまよう。
その痴態にはさすがの源太も圧倒されるほどだ。

 「ほほう、てめえはこのずいき張形がそんなにいいのか?生娘のくせになんと好色
なこった」
ありさは生来敏感な身体なのかも知れない。
張形から出る成分が滲み始めたのだろう、充血した蕾が包皮を押上げそうな勢いで膨
らんでいる。

 ありさは湧き上がってくる快感をとうとう止めることができなくなった。
源太がことさら強く張形を押し込んだ瞬間「あひぃぃいっっ…………!」
ありさの腰が弓なりに反り返り、がくがくと痙攣し、青白い月明かりに狼の遠吠えの
ように、長く気を遣った。

 淫らであれ、美しく官能的な情景であった。
源太は昂ぶり、いきり勃つ肉竿をしごいている。

 「さあ、これで通りもよくなったろう。ありさ、今挿れてやるぜ!」
「あ~~、死に……たい……」
「てやんでい!これから本当の男の味を教えてやるぜ。五両の金を惜しんだばっかり
に、金じゃ買えねえモノを無くしちまったなあ、まあせいぜい親を恨むこった」
「も、もう縄を、はぁはぁ……身体が……ほど……いて……ああ~」

 ありさの目はうつろに潤み、小さな唇から涎を垂らしている。
「そいつあ、ならねえな」
張形を引き抜くとそこは坩堝のように蜜があふれ出てきた。

 「さあ、おいらの肉竿銜えやがれ!張形よりでっけえが肝つぶすんじゃねえぜ!た
っぷり腰を動かしてくんな。ほれっ!」
「や、やめてっ!ひぃやぁっ!!」

(ズブリ!)
「あああっ……あぎぃゃっ!!」

 「どうだ?おいらの肉竿の味は。遠慮はいらねェぜ。もっと泣くがよい。もっとい
い声を聞かせてくんな、ほれ、ほれ、ほれっ!」
「あっ、あっ、あっ……」
「その調子だ、もう一度、ほれっ」
「ああああああ~~っ!」

 暗い土蔵に女体の芳香が充満し、拒絶する心に逆らってありさの肉体の炎は消しよ
うもないほどに燃え上がっていく。



   

   この作品は「愛と官能の美学
」Shyrock様から投稿していただきました