「見えぬ赤い糸」

                     赤星直也:作
おことわり


  この作品は全て空想で書かれています。実在の人名、団体とは一切関係があ
  りません。また、この作品の著作権は赤星直也が所有してます。作品の無断
  転用もかたくお断りします。違反した場合「
著作権法」によって「刑事罰
  と「
民事罰(損害賠償)」が与えられますので、ご承知下さい。

登場人物(主な登場人物)


      宮川靖子:大学生           宮川寿治:靖子の父
      〃 寿哉:靖子の弟、高校生
 
第1話 風呂場
 
 「すみません、戸籍謄本が欲しいのですが…」
「それでしたら、これに記入してください」役所の窓口で大学生と思われる女性が用
紙を貰い、書き込んでいく。

 「これで、よろしいでしょうか?」
「結構です。暫くお待ち下さい」受付をすますと名前を呼ばれるのを待った。
「宮川さん!」名前が呼ばれ、返事をして窓口に立つと「確認して下さい」コピーさ
れた用紙が渡された。

 女性は「宮川靖子」と書かれた名前を確認して「間違いないです」と返事をして、
手数料を払うと自宅に戻った。
「これで、書類は揃ったし…」漏れがないか、確認していく。

 靖子は就職が内定したので、会社から求められる書類を整えている。
「どうして、こんなのが必要なのかしら?」疑問に思いながら、戸籍謄本を見ている
と「そんな!」思わず声を上げたが、謄本には「養子」と書かれてあったからだ。

 「嘘よ。そんなはずないわ…」念のため弟の寿哉を見ると「子」と書かれてある。
「間違いないわ。私は養子なんだ。寿哉とは血が繋がってないんだ…」呆然としてい
る。
「この事は秘密にしておいた方がいいわ」書類を置くと、台所に立って夕食の準備を
始めた。
 
 靖子は高校生の時に母を交通事故で亡くし、父の寿治、弟の寿哉と3人で暮らして
いる。
その父も心労が溜まり、肝臓を患って入院しており、実質には寿哉との2人暮らしに
なっていた。

 靖子が調理を始めて間もなく「ただいま!」元気な声で寿哉が帰ってきた。
「まだ出来てないから、お風呂に入って!」
「わかった。そうする!」寿哉は着替えを取りに行くと、先程の戸籍謄本が目につい
た。

 「就職する時って、こんなのも必要なんだ!」自分もいずれは就職するから、気に
なって、見つめた。
「あれ、姉さんが…」寿哉も、養子と書かれた欄を見てしまった。
「そんな、姉さんと血が繋がってないなんて…」信じられないと言った顔で自分の欄
「子」見ると信じるしかない。

 「姉さん、知っているのかな?」そっと戻し、着替えを持って風呂場に向かった。
風呂場に入ると服を脱ぎ、お湯で体を洗い浴槽に浸ったが、先程のことが脳裏から離
れない。
「姉さんが他人だなんて信じられないや。姉さんが知ったら、ここから出て行くのか
な?」靖子に淡い恋心を持っていたから尚更だ。

 「もし、他人だったら、お嫁さんにしてもいいはずだよな…」自問しながら考えて
いると「背中、流そうか?」靖子の声がした。
「ウン、洗って欲しいな」寿哉が頼むと靖子が入ってきた。

 「姉さんに洗って貰うなんて、何年ぶりかな」そうい言いながら立ち上がると股間
が丸見えになっている。
それには「隠すのよ。姉弟でも前は隠すの!」慌てて目を逸らせた。

 「僕は、恥ずかしくないよ。姉さんになら、見られてもいいよ」
「そういう次元じゃないの。そこは、見せる所じゃないの!」
「わかったよ…」渋々、股間を押さえて浴槽から上がった。

 「今度、そんな事したら、洗ってあげないからね!」
「もうしないよ」
「それなら許してあげる。ほら座って!」靖子に背中を向けて座ると、石鹸が塗られ
ていく。

 「昔はこうやっていたわね。懐かしいな」
「そうだよ、僕が、姉さんのオ○ンコに指を入れたら泣いたよね」
「馬鹿、そんなオ○ンコなんて言わないで!」
「だったら、何と言ったらいいの?」
「そんなの、自分で考えるのよ!」昔のことを思い出したのか靖子の顔が赤く染まっ
た。

 (そんな事があったわね。あの時は凄く痛かったな…)思い出しながら背中を擦り、
お湯で流すと「姉さん、前もやってよ」寿哉は振り向いて、正面を見せた。
「隠すのよ、丸見えになってる!」黒い絨毛の中にある赤黒い肉竿が目に留まった。
(オチンチンが、剥けてる…。寿哉も大人になってるんだ…)目を逸らして、見なか
ったことにした。

 「ほら、洗ってよ!」寿哉は靖子の手を掴んだ。
「わかったわ、洗うわよ。でも、今回限りだからね!」催促に負けて、首に石鹸を塗
っていく。
その後、胸、腹と塗って股間が残された。

 「ここは、自分でしてよ…」姉弟といえども、肉竿は触りたくないが「ダメ、やっ
てよ!」手を掴まれ、肉竿を掴まされた。
(熱いわ、オチンチンが熱い。これが、寿哉の、オチンチンなんだ…)触っている内
に、自然と呼吸が荒くなっていく。

 そんな靖子に「こう、やるんだよ!」手首を掴んで動かし出すと、肉竿が膨らみき
ってしまった。
(カチカチだ、こんなに堅くなるんだ!)心臓の鼓動も速まった。

 「わかったわ。こうやればいいのね」目を背け、擦り続けると「気持ちいい。この
まま抜きたいな」声を上げた。
「馬鹿。もう、やってやらないわ。そんな考えは不潔よ!」手を退けて水を掛けた。

 「謝るよ。もう、そんな事言わないから、もっとやってよ」
「ダメ、これで終わりよ」キッパリ断って風呂場から出て行った。
「もっと、やって欲しかったのにな…」消化不良になりながらも自分で洗い出した。
 
 一方、靖子は食事を並べているが「寿哉のオチンチンが、あんなに、堅くなるなん
て…」まだ興奮が収まっていない。
「弟じゃなかったら、やってもいいけど…」戸籍上は姉弟ではないが、実生活では姉
弟として育ったから割り切れない。

 「とにかく、あの事は、言わない方がいいわ…」秘密を誓いながら、準備をしてい
ると寿哉が、風呂から上がった。
「待って、直ぐ盛るから!」

 「そうして、部活で腹ぺこなんだ」
「そうだろうと思って、大盛りよ」寿哉はそれを受け取ると一気に食べた。
(気づいてないわ。良かった…)安心の靖子だが(姉さん、いつもと同じだ…)寿哉
も安心していた。

 食事をすませた寿哉は受験勉強を始めたが、靖子のことが気になっていた。
「いつまでも、一緒にいて欲しいけど…」勉強が身に付かない。
「頭を冷やした方がいいな」台所に行くと靖子はいない。

 「あれ、姉さん、どこにいるのかな?」見回すと風呂場の電気が点いている。
(きっと、あそこだ…)悪いと思いながらもそっと覗くと、服を脱いでいる所で、真
っ白なパンティとブラジャーだけ身に着けている。
(姉さんが、もうすぐ裸になる…)股間が熱くなり、肉竿が膨らんでしまった。
 
第2話 靖子の全裸
 
 靖子は、寿哉が覗いているとも知らず、鼻歌を歌いながらブラジャーを脱いだ。
(オッパイだ、姉さんのオッパイが見える…!)日焼けした肌に白い乳房が際立って
おり、巨乳とは言えないが、お椀型でツンと上を向き、乳輪や乳首もピンク色をして
いる。

 靖子は、脱いだブラジャーを洗濯機に入れ、パンティも脱いでいく。
(マン毛だ。オ○ンコのマン毛が見える!)堅くなった肉竿が更に堅くなっていく。
寿哉は、膨らんだ肉竿を手で押さえながら見ているが、靖子は背中を曲げ足を上げた。
「!」一瞬、絨毛の中からピンクの淫裂が覗いた。

 (あれがオ○ンコなんだ…)初めて見る大人の淫裂に鼓動も速まり、息も荒くなっ
ている。
寿哉は息を殺して覗いているが、靖子は脱いだパンティを洗濯機に入れると中に入っ
ていく。

 「あの中に、素っ裸の姉さんがいるんだ…」乳房と絨毛を晒し、笑顔の靖子を思い
浮かべると、理性が失われようとしている。
「オ○ンコはダメだけど、一緒に入るのはいいはずだ。それに、背中を流してあげな
いと…」

 自分を正当化して服を脱ぎだすが、靖子は機嫌良くシャンプーしていた。
服を脱ぎ、全裸になった寿哉は、そそり立った肉竿を揺らせながら、音が出ないよう
に戸を開けて、忍び足で靖子に近より「姉さん、背中流すね」背中を撫でた。

 それには驚き「来ないで…。お願いだから出て行って…!」両手で胸と股間を押さ
え震えている。
「姉さん、変なことはしないよ。姉さんの体を洗いたいんだ…」靖子を落ち着かせよ
うと、ゆっくりと話して背中に石鹸を塗っていく。

 始めは怯えていたが、次第に冷静になってきて「レイプしないと誓える?」口を開
いた。
「勿論だよ、好きな姉さんに、そんな酷いことはしたくないよ」
「それを聞いて安心した。てっきり、レイプされると思っちゃった」

 「思い過ごしだよ。それより、ここ、痒いでしょう?」背骨の脇を強く擦っていく
と「そう、そこが痒いの、気持ちいいわよ」笑顔を取り戻している。
寿哉は、背中を擦ると腰も擦りだし「こっち向いて、前も洗うから!」振り返るよう
言う。

 「前はいいわ、自分で洗うから…」
「そうは行かないよ。僕だって、洗わないと。ほら。こっち向いて!」強引に向き合
わされた。
 
 (オチンチンが、前よりも大きくなってる…)
(お、オ○ンコだ。それにオッパイも見える…)お互いに性のシンボルを見つめてい
たが「洗うね」寿哉が石鹸で首から擦りだす。
(もしかしたら、オッパイと性器も洗うつもりだわ…)期待と怯えで体が震えだした。

 「姉さん。寒いなら、こうしてあげる!」靖子を抱き上げて、太股に座られた。
(オチンチンが、膣に当たってる…)抱かれているから逃れることは出来ない。
「入れないで、絶対に入れないで…」
「わかっている。大事な姉さんだからね」そう言って、顔を押さえ唇を押し付けた。

 (寿哉がキスした…!)靖子の鼓動が速まり、息も荒くなっていく。
「姉さん、いつまでもいてね」また唇を押し付けた。
「変な寿哉ね。まるで、私がどこかに行ってしまうみたいに、言うなんて…」言い終
わらない内に(もしかして、あれを見たのでは?)無造作に置いたのを後悔した。

 「だって、大事な姉さんだから、側に置きたいんだ!」今度は乳房を撫でだす。
「寿哉、そんなに、オッパイが気になるの?」
「男だったら、勿論そうだよ。それに…」
「それに、どうしたの?」言いにくいのかモジモジしながら「オ○ンコも見たい!」
遂に言い放った。
 
 「お、オ○ンコがみたいだなんて…」さすがに、驚きを隠せないが「男だったら当
然よね。女だったらオチンチンを見たいしね…。姉さんのでいいの?」上擦った声で
言った。
「勿論だよ。だって、見たことないんだ。姉さんのも見たいし…」

 「見せてもいいけど、誰にも言わないわよね?」
「勿論だよ、そんな事言えないよ」
「それならいいわ。これが女の性器なの」立ち上がり、足を広げると指で淫裂を広げ
た。
「凄い、これがオ○ンコか…」淡いピンク色の皮膚が剥き出しになり、突起も露わに
なった。

 「姉さん、ここは何なの?」
「オシッコする所…」
「じゃ、ここは?」
「オチンチンを入れる所…」
「だったら、僕が、最初に入れるからね」
「バカ言わないで、姉弟ではしちゃダメなの!」

 「姉弟じゃなかったら、いいよね?」それには(間違いないわ、間違いなく見られ
てしまった…)言葉が出なかった。
「黙り込んでどうしたの。お嫁にすればいいんだよね?」靖子はいつまでも黙ってい
るわけには行かず「そうね、お嫁さんになったらいいかも。でも、まだ無理よ、生活
できないから」

 「わかってる。それまでこれで我慢する」淫裂を見ながら肉竿を擦りだした。
「お、オナニーなの。私の性器で…」
「そうだよ、これで抜かせて。今、姉さんのオッパイ揉みながらオチンチンを入れた
所なんだ…」妄想しながら肉竿を擦っていくが(どうしよう、他人だと知られてしま
ったし…)思案しながら、寿哉の肉竿を見ていた。

 すると、自然に膣が潤いだして(私も、寿哉とならしてもいい…)指が膣の入り口
を撫でだした。
(気持ちいい…。寿哉と一緒にオナニーするなんて…)淫裂を見られながら指の動き
を速めていくと「出る、出る!」呻くような声と共に暖かい液体が靖子に飛び掛かっ
た。

 (射精だわ、射精した。寿哉はもう立派な大人になっいるんだ…)改めて思い知り
「もういいわよね」飛び散った液体を洗い出す。
「いいよ。でも、洗ってないからやらせて!」寿哉はまた石鹸を塗り込んでいく。
「これがオッパイなんだね。こんなに柔らかいんだ…」
「だから、敏感なの。乱暴にされると痛いのよ」

 「優しくやればいいんだね」撫でるように石鹸を塗っていくと靖子も心地よい快感
を感じている。
(気持ちいいわ。寿哉のお嫁になってもいいけど、お父さんが許さすはずないし…)
目を閉じ思いにふけった。

 体を洗った2人は風呂から上がって服を着ていく。
「寿哉、姉さんをお嫁にしたかったら、大学は受からないと…」
「わかってる。生活もあるから頑張るよ」急いで服を着込むと、テキストと向き合う。
「寿哉が大人になったのは嬉しいけど、セックスを求められたらどうしよう…」横目
で見ながら明日の準備を始めた。
 
 翌朝「姉さん、一緒に行こうよ」寿哉はいつもより、機嫌良く靖子に寄り添ってい
る。
「駅までならいいわよ」
「ありがとう。だったら、こうしよう」靖子の手を掴んだ。

 「恥ずかしいわ、いくら姉弟でもやり過ぎよ」
「そうかな。僕は良いと思うけど」寿哉は動じる気配を見せず、手を放そうとはしな
い。
(仕方ない、駅までなら我慢するか…)靖子も握り返して歩いた。

 そんな2人に「あら、恋人みたいね」ゴミ出しに来た隣のおばさんと出会った。
「そんな、恋人だなんておかしいです。姉弟ですから…」
「でも、仲がいいのね。内なんか、口もろくすっぽ聞かないの」
「人、それぞれですから…」

 「そうよね、人はそれぞれよね」そう言って去っていくが「寿哉、やっぱり変よ。
やめましょう!」
「姉さんが言うなら仕方ないな。その変わり、風呂は一緒だよ」
「それは絶対にダメ。昨日限りの約束だから」取り合おうともせずに1人で歩いて行
くが「そんな事言うなら、考え直さないと…」寿哉が呟くように言ったが、靖子には
聞こえなかった。
 
第3話 写真
 
 それから数日が過ぎて土曜日が来た。
「姉さん、今日は用事あるの?」
「別に、何もないけど…」
「それなら丁度いいや。姉さんの写真を撮ろうと思っていたんだ」

 「写真なんか撮ってどうするのよ。それより、勉強よ。大学行かなかったらお嫁に
はならないからね」靖子は、冗談に言っていたが、寿哉は真剣に受け止めている。
「そっちは大丈夫だよ。前のテストもバッチリだったし。それより撮ろうよ」
「わかったわよ。で、どこで撮るの?」
「居間で撮ろう。鍵は掛けたよね?」

 「勿論よ。でも、どうしてなの?」
「いいから、行こうよ!」腕を掴まれ、強引に歩かされ居間に来た。
「まずは、姉さんが脱がないと。全部脱いで!」寿哉の言葉に、靖子の顔色が変わっ
た。

 「どうして、脱がないといけないのよ。そんな事なら、撮らせないわ!」
「そうは行かないよ。イヤでも裸になって貰うんだ!」寿哉は乱暴にも、靖子の服を
脱がそうとする。

 「やめて。そんな事するなら、お嫁にならないからね!」抵抗しながら言うと「無
理にお嫁にしちゃう。オ○ンコしちゃってでも…」シャツを剥ぎ取り、上半身をブラ
ジャーだけにした。
(本気だわ。このまま抵抗したら、間違いなく、レイプされちゃう…)

 「わかった。脱ぐからそんな乱暴しないで…」とっさに、言ってしまった。
「約束できる?」
「約束する…」
「それなら乱暴はしないよ」素直に手を引いた。

 「寿哉。どうして、ヌードが撮りたいの?」
「だって、姉さんが一緒にお風呂に入ってくれる保証がないから、写真で…」
「まさか、私のヌード写真でオナニーする気なの?」
「そうだよ、それしか考えが付かないんだ。それより、早くしてよ!」

 「脱ぐわ。脱ぐけど、お父さんには言わないで。それに、誰にも見せないでよ!」
「勿論だよ。秘密にしておく」
(寿哉は嘘を付いたことがないから信用できるけど、ヌードを撮られるなんて…)体
を震わせながらスカートを脱ぎ、パンティとブラジャーだけになると、寿哉はスイッ
チを押しだした。

 (もう撮っている。これを脱いだらヌードになってしまう…)顔を強ばらせながら、
背中のホックを外して、肩から紐を下げた。
日焼けから取り残された、白い乳房が露わになり揺れ動き、乳首が膨らみきっている。
(オッパイが痛い。乳首が張っている…)乳首の痛みを堪えて、ブラジャーを腕から
脱ぐとパンティを引き下げていく。

 「お願いだけど、ヘアは我慢するから、性器は撮らないで!」膝まで下げて股間も
露わにしたが、やはり、白くビキニの跡が残っていて、絨毛の黒さが際立っている。
「誰にも見せないから、撮らせて!」
「イヤ、性器は絶対にイヤ。レイプされても、性器は撮らせないからね!」

 「だったら、1枚だけ撮らせて。顔は絶対に映さないから」
「約束できる?」
「勿論。姉さんも確認していいよ」
「信用する。どうせなら、綺麗に撮って。エロじゃダメよ」脱いだパンティを服の下
に隠した。

 「わかってる。まずはここに座って!」靖子は椅子に座らせて、カメラに収まった。
「次は、背伸びして…」寿哉は靖子に次々と注文を付け、スイッチを押し続けた。
靖子は寿哉の言うがままに、ポーズを取っていたが「思い切り広げて!」腰を降ろし
てのMの字開脚を命じられた。

 (性器だ、性器を撮る気だ…)今までとは違った恥ずかしさに襲われ、震えている。
「姉さん、やって!」
「やるから、顔は撮らないで…」足を広げて淫裂を露わにしていく。
「もっと、もっとだよ!」
「無理よ、これ以上無理…」横を向いてカメラの視線を外す。

 「仕方ないな。これでもいいよ」スイッチが押された。
「性器はこれだけよ」
「わかってる。今日はここまでにすけど、また抜かせて!」ズボンを引き下げて肉竿
を露わにした。

 「寿哉。姉さんのヌードでは、オナニーして欲しくないの…」
「でも、やりたいんだ。エロ本じゃイヤだし。そうだ、姉さんがやってくれるといい
んだ!」寿哉は靖子の前に立ち「手でいいから、やって…」肉竿を掴ませた。

 「やった事ないから、出来ない!」
「それだったら、オッパイ吸わせて。吸いながらやるから…」
「わかった、オッパイ吸っていいわ。その変わり、手伝わないからね」靖子は仰向け
に寝せられ、乳房を掴まれた。

 「優しくよ、敏感なんだから…」
「わかってる」寿哉の手が腫れ物に触る感じで乳房を揉んでみ、乳首も吸い出すと、
その瞬間「うっ!」靖子は呻き声を上げ、体を反らした。
(何よ、今の感じ…。乳首を吸われたら凄く気持ちいい…)母性本能が働いて快感を
覚えている。

 それに気づいたのか、寿哉は空いた手の指先で、乳首を転がしていく。
「あ、あ、あ~!」背中が完全に反り返り、浮き上がっている。
(いいわ、凄く気持ちいい。オナニーなんて、目じゃない…)寿哉の頭を撫でて乳首
を吸わせているが「噛んで、軽く噛んで…」譫言のように言う。

 (噛んだら、痛いと思うけど…)乳首に軽く歯を立てると「いいわ、凄くいい!」
声を上げた。
(本当に、気持ちいいのかな?)乳首を摘んでいた手が股間に伸びて淫裂を触り出す。
「濡れているでしょう。姉さん、寿哉とセックスしてる感じで気持ちいいの…」喘ぎ
ながら言う。

 (本当だ、オ○ンコがビッショリ濡れている。今なら、チンポを入れても痛くない
はずだ…)約束違反だが、本能が理性を上まわり、覆い被さった。
「ダメ、セックスはダメ!」さすがに、抵抗が激しくなっている。
 
 それでも、淫裂に肉竿を押し当てると「入れないで。姉さんがしてあげるから、入
れないで!」やはり、セックスはしたくなかった。
「本当にやってくれるの?」
「やってあげる。手でいいんでしょう?」

 「いいよ。それだったら僕もやって上げる!」寿哉は向きを変え、肉竿を靖子の顔
に当て、淫裂に顔を埋めた。
俗に言うシックスナインになっている。
「やめて、性器は汚いからなめないで!」靖子は寿哉にクリトリスをなめられている。

 「ダメ、そこはダメ~!」悲鳴に近い声を上げても、指と舌が動いていく。
(こうなったら、私もやってやらないと…)肉竿を掴むと口に入れて「ウグ、ウグ!」
唇で擦りだした。

 「ね、姉さん…」寿哉は驚きのあまり、手と口を休めた。
(こんな事したくないけど…)「ウグ、ウグ!」肉竿を擦り続けていくと「気持ちい
い…」寿哉の体が硬直を始めた。
 
第4話 告白
 
 「姉さん、出るよ…」寿哉が言っても、靖子は意味がわからず「ウグ、ウグ!」唇
で肉竿を擦り続けが(何よ、咽に変なのが…。もしかして…)急いで肉竿を口から取
りだし「オェ~!」吐き出した。

 「ごめんね。抑えが効かなかったんだ。僕が嫌いになった?」泣き顔になっている。
「そんな顔は似合わないわよ。姉さんは気にしてないから」寿哉を気遣っている。
「良かった。もう、お嫁にならないといわれるかと思った…」

 「寿哉。そんなに姉さんをお嫁にしたいの?」
「勿論だよ。だって、血が繋がって…」言いかけて、やめた。
「知っていたのね、姉さんが養子だったのを!」
「ウン、知っていた。だから、どうしても、姉さんをお嫁にしたいんだ!」それには
靖子も黙り込んでしまった。

 その後、長い沈黙が続いたが「本当に、姉さんが好きなの。それに、お嫁にする気
があるの?」靖子が問いただした。
「好きだよ、死んでもいいくらい好きだ。どうしても、お嫁にする!」寿哉はまた抱
きついて唇を押し付けた。

 「寿哉、姉さんも寿哉が好きなの…。だけど、今のままでは結婚できないの。わか
ってくれるよね…」靖子の目から筋となって涙がこぼれていく。
「わかってる。今じゃなくたって、必ずお嫁にするからね」唇を押し付けて、また抱
きあった。
「姉さん、オッパイだけならいいよね?」乳房を揉みながら乳首を吸うと「いいわよ、
寿哉にならされてもいい…」頭を撫でながら身を任せた。
 
 2人は昼近くまで抱き合っていたが、午後には入院している寿治の見舞いに出かけ
た。
寿治は2人を見るなり「何だ、2人一緒か。姉弟でも仲がいいと変に思われるぞ!」
苦言を言う。

 「そんなの気にしないよ。僕の大事な姉さんなんだし」それには寿治も、頭を掻く
だけだ。
3人が話し合っていると「家族の方ですね。主治医が居られますから挨拶なさっては。
今日は、当番ですからいますよ」看護婦から言われた。

 「そうね。お礼を言っておかないと行けないしね」靖子は、主治医がいる診察室に
出向いた。
「お忙しい所申し訳ありませんが、挨拶に伺いました。宮川寿治の家族です…」靖子
が丁寧に挨拶すると「丁度良かった。ご家族に説明したいことがありまして。こちら
に来てください」モニターの前に連れて行かれる。

 「検査した結果、異常が見つかりまして…」モニターに映された画像を指差しなが
ら「ここです。これは、悪性のガンで、ここにもあります…」白い点を1つ1つ指さ
していく。
「お父さんが、ガンですか…」

 「はい。しかも、たちの悪い急性ガンでして。お気の毒ですが、もって半年です…」
「後、半年の命ですか…」頭の中が真っ白になっている。
「残念ですが、もうすぐ、末期症状が現れます。かなり苦しみますから承知してくだ
さい」

 「わかりました。覚悟します」主治医と30分程話して病室に戻ったが、靖子は冷
静さを失わなかった。
病室に戻ると「靖子、何の話だった?」寿治が心配そうな顔で聞く。
「世間話よ、タダの世間話…」

 「靖子は相変わらず嘘が下手だな。俺は、後半年の命なんだ…」
「馬鹿なこと言わないで。縁起でもない!」
「俺が一番知っているよ。時々、ここが痛むんだ。おそらく、急性ガンだと思う…」

 (自分が、後わずかの命しかないのを、知っているんだ…)神妙に話す寿治に2人
は黙り込んだが「靖子、俺が生きてる間に言っておきたいことがある」真剣な顔をし
て話し出した。

 「靖子、お前は俺の子じゃないんだ。養子なんだ…」寿治は今まで、秘密にしてい
たことを一気に話した。
「そこで、靖子には頼みたいことがひとつある。寿哉と一緒になってくれ」それには
2人とも顔を見合わせる。

 「養子は破棄して新しい籍を作ってくれ。それなら、一緒になっても大丈夫だ」そ
う言うと、弁護士と会うように勧める。
「寿哉、靖子を貰ってくれるよな?」
「姉さんとなら喜んで一緒になるよ」

 「靖子はどうなんだ?」
「寿哉となら、いいわ」
「決まりだな、明日にでも会うんだぞ」寿治は機嫌良く話した。

 翌日、靖子は寿治から言われた弁護士の事務所を訪ね、並べられた書類に靖子は署
名し、後は、弁護士に任せた。
 
 自宅に戻った靖子に「どうだった?」寿哉が心配そうに話しかける。
「弁護士さんが、全部やってくれるそうよ」
「そうか、それなら安心だな。だったら、お風呂一緒に入ろうよ」靖子の服に手を掛
けた。

 「いいけど、セックスは無しよ」
「わかってる。オッパイだけでもいいよ」シャツを脱がし、ブラジャーも脱がした。
「恥ずかしいな。こんなに小さいのよ…」
「小さくないよ、僕はこれが好きなんだ」撫でながら吸い出す。

 「待って。まだ下を脱いでない…」
「そうだね。これじゃ、お風呂に入れないよね」スカート、パンティと脱がして靖子
は全裸にされた。

 「寿哉も脱がないと」今度は靖子が寿哉を脱がせていく。
「カチカチよ。そんなにセックスしたいんだ…」パンツを脱がすと、肉竿がそそり立
っている。
「我慢する。大学入ったらいいよね?」

 「できたら、式まで待って欲しいの。それまでは手と口でするから」肉竿を手で擦
りだした。
「姉さんがそう言うなら我慢する…」寿哉も淫裂を撫で出した。
「いつまでも、こんな事してたら入れないわよね」

 「そうだよね、休戦にしよう」2人は仲良く風呂に入った。
風呂に場に入った2人は相手の体を洗っていく。
「ここもやって!」
「わかってる。でも、出さないでよ」肉竿を掴んで石鹸を擦りつけていく。

 「終わったわよ、今度は寿哉がここにやる番よ」手を淫裂に導いた。
「丁寧にやるからね」手で石鹸を泡立てて、それを塗っていく。
「気持ちいいわ。セックスしてる感じがする…」
「僕もだよ、ここにチンポを入れた感じがしてる…」2人は肉竿と淫裂を触りながら
妄想した。
 
第5話 夫婦の契り
 
 2人はそれからも、度々寿治の見舞いに行っていたが、病状は次第に悪化している。
「靖子に寿哉。もう長くないのはわかってる。一度でいいから、家に帰らせてくれな
いか?」

 「父さん、家に帰りたいんだ!」
「そうだ。それに、お前達夫婦の誓いも見たいし…」
「そんな、夫婦の誓いを見せるなんて、恥ずかしいです」顔を赤らめる靖子と寿哉だ
が「やってくれ、俺の目の前で…」熱心に頼み込んだ。

 それには「わかった、やるよ。父さんの見ている前で」寿哉は承知し「私もやりま
す」靖子も承知した。
「やってくれるか。期待してるぞ」笑顔の寿治だが、痛みを堪えているのは2人にも
わかる。

 「お父さん、これから頼んでくる」靖子は主治医と掛け合い、1日だけ自宅に帰れ
るように頼み込み、医師も長くないのはわかっているから、希望を聞いて許可した。
「お父さん、来週ならいいんだって。いいよね?」
「勿論だよ、家に帰れるならいつでもいいよ」幾度も頷く寿治だ。

 2人は、その後も話をして病院を出て歩いていた。
「寿哉、セックスはいいけど、出来たら困るの。だから、買ってきて」靖子は薬局の
前で足を止めた。

 「あれ、使うの?」
「勿論よ。2人ともまだ生活力ないのよ。できないようにしないとダメだし…」
「わかった、僕が買うよ。姉さんは買いにくいだろうし」
「当然よ、あれは男が買うのよ」顔を赤らめながら財布から金を取り出して渡した。

 それを持って、薬局に入っていき、5分ほどして戻ってきた。
「ほら、買ったよ」見せびらかすと「隠して、見られたらどうする気よ」奪い取ると
バックに押し込んだ。
「そんなに恥ずかしいのかな。夫婦だったら、必需品なんだけどな…」
「だからって、見せびらすことないでしょう」まだ顔が赤いが、また歩き出した。
 
 そして、一時帰宅の日になり、2人は病院に着替えを持って出かけた。
「お父さん、これに着替えてね」パジャマを脱がせて、ポロシャツやズボンを着させ
る。
「何だか、気持ちが軽くなっているよ」その言葉通りで、着替えると生き生きして見
える。

 「寿哉、これ持って!」
「わかってる」靖子は寿治を抱くようにして病室から出て、寿哉が荷物を持っている。
3人は病院でから、タクシーに乗って自宅へと戻った。

 自宅に戻った寿治は「懐かしいな。何年も留守した感じがする…」家の中を歩きな
がら思いにふけり、妻の位牌に線香を立てた。
「父さん、食事の前に、体を洗った方がいいよ」

 「そうだな、久しぶり入るか。靖子さんも一緒に入ってくれないかな?」
「えっ、私も一緒に?」靖子は驚き顔になった。
「そうだ、家内の変わりになってくれ。これが最後だから、今日だけ家内の役と、寿
哉の妻の役をやってくれ」

 「でも、一緒にお風呂だなんて…」
「姉さん、入ってやれよ。何なら、僕も立ち会うよ」
「それならいいけど、お父さんそれでいい?」
「いいよ。3人一緒だなんて子供以来だな」
「そうかもね。そうと決まれば、行こうか」3人は風呂場に向かった。
 
 風呂場に来ると、3人は服を脱ぎだし、靖子も下着を脱いで全裸になった。
「靖子さん、大部膨らんだね」乳房が触られた。
「だって、もう子供じゃありませんし…」
「そうだな。それに、ここも生えたしな…」絨毛も撫でた。

 「大人だっら、普通です。お父さんだって、ほら」靖子も寿治の股間を撫でる。
「そうだな、その通りだ。寿哉も、大人のチンポになったしな」寿治が触ると膨らみ
だした。
「若いから元気がいいな。靖子さん、背中を頼むよ」寿治は座り、靖子が石鹸を塗り
出した。

 「気持ちいいよ。母さんが良くやってくれたよな…」思い出したのか、涙がこぼれ
ていく。
「お父さん、泣かないで。私がお母さんの変わりをするから」
「そうだった、よろしく頼むよ」靖子は石鹸を塗るとお湯で流し、寿治は浴槽に浸っ
た。

 「寿哉、今度はお前が靖子さんを洗わないと」寿哉が急かされて「姉さん、洗うね」
石鹸を泡立てて背中に塗っていく。
背中を塗りおえると向き合い、首から塗りだした。
「オッパイもやるからね」優しく揉みながら、股間も撫でていくと肉竿がそそり立っ
た。

 「姉さん。ここをやったら、こんなになって…」指が淫裂の中を触っていく。
「まだよ。お風呂に入ってからしよう」
「その通りだ。体を洗ってからだ」
「わかった、そうするよ」寿哉も体を洗い出した。
 
 そして、体を洗い終えた3人は風呂場から出た。
「寿哉に靖子さん、やってくれるよね?」
「はい、やります…」覚悟していたとはいえ、震えが来ている。
「姉さん、やるよ」寿哉は肉竿にコンドームを被せると、靖子を寝かせて乳房に顔を
埋めた。

 「そうよ、それでいいの…」頭を撫でながら催促している。
その催促に従い、体をずらして淫裂に肉竿を当てた。
「ゆっくりよ、ゆっくりして…」淫裂に肉竿が入り込むと「うっ!」一瞬顔を歪めた
が、足を開いて受け入れている。

 「入ったよ、行くからね」小刻みにピストンをしながら奥を目指した。
「一気にして…。そこは一気に…」長年守ってきた封印を肉竿が破ろうとしている。
「姉さん、行くよ!」腰の振りを大きくして突きだすと「ヒ~!」悲鳴と共に、淫裂
から鮮血が流れてくる。

 「姉さん、幸せになろうね…」なおもピストンを続けると「勿論よ。いいお嫁にな
る…」破瓜の痛みと、寿哉の労りに涙を流していく。
そんな2人を満足そうに見つめている寿治だ。
 
 寿哉は靖子の唇を吸いながらピストンしているが「う~!」唸り声と共に動きが停
めた。
「姉さん、出したよ」
「わかるわ。姉さんで、良かった?」

 「勿論良かった。僕も、これで男になったんだし」
「私もよ。寿哉に女にして貰ったし」2人は結合したまま抱きあっていたが「靖子さ
ん、洗わないとダメだぞ」血が絨毛まで汚している。
「そうします、寿哉も行こう」2人は一緒に風呂場に入って、汚れを落としていく。

 「姉さん、痛かった?」
「破ける時が痛かった…。でも、後は平気だった…」
「そうか、今は痛くないよね?」
「痛くないわよ。もっとしたいの?」
「勿論さ。それから、お願いだけど、父さんともやって欲しいんだ…」

 「寿哉。姉さんに、父さんとセックスしろというの?」
「そうだよ、もう長くはないんだ。だからやってあげて」
「イヤよ。セックスは寿哉としかやりたくない…」声を上げて泣き出した。

 「父さんと、約束したよね。母さんの変わりをやるって!」
「約束したわ、でも、セックスの約束は、してない…」
「そんな事言うなら、僕のお嫁にしないよ」
「イヤよ、寿哉と一緒に暮らしたい」

 「だったら、やってあげて。今夜だけでいいから。それに、僕も付き合うし…」靖
子は泣きながら暫く考え「わかったわ。コンドーム付けてだよ。それから、寿哉は付
けないでしてよ」
「オ○ンコに、出してもいいんだね?」それには、黙ったまま頷いた。
 
第6話 母の代理
 
 寿治に抱かれるのを承知した靖子は、寿哉と一緒に風呂場から出た。
「寿哉、父さんとセックスしても、姉さんを嫌いにならないでよね?」
「そんな心配要らないよ。僕は姉さんが好きなんだから」

 「約束よ。絶対に嫌いにならないって!」
「約束する。それに、父さんとした後は、僕が姉さんと生でやるのも…」靖子を安心
させようと、心使いをしながら戻った。

 「父さん。今度は、父さんの番だよ」
「俺の番って、何のことだ?」
「姉さんが、母さん替わりになることだよ。ほら、これは要らないよ」腰に巻き付け
たタオルを外させ全裸にした。

 「お父さん。約束通りに、お母さんの変わりをします…」靖子は寿治の前で正座し
て肉竿を口に迎え入れた。
「ウグ、ウグ!」唇を動かすと「そんな事しなくてもいいのに…」そう言うが、肉竿
は大きく膨らんでいく。

 それを確認して「お父さん、許してね。寿哉の赤ちゃんしか、産みたくないの。だ
から…」コンドームを取り付けた。
「本当にいいのか、寿哉?」
「勿論さ、ほら寝ないと」寿治は仰向けになり、靖子は淫裂にゼリーを塗ってから跨
った。

 「やってくれるんだね?」
「はい。お母さんの変わりですから」肉竿を掴み、腰を降ろして淫裂に迎え入れた。
(痛くないわ、前は痛かったのに…)なおも、腰を降ろして全てを吸い込むと、腰を
動かし出した。

 「やったことないから、下手だけど…」
「そんな事ないよ。母さんと同じだよ。凄く気持ちいい…」乳房を揉みながら言う。
(良かった、喜んでもらえたし…)寿哉の頼みでやっているが、喜んでもらえればや
り甲斐もあり、靖子は腰の振りを速めていく。

 それには「出そうだ、もうすぐだ!」登りきってしまった。
「出して。着けているから、出していいのよ!」その言葉に、薄いゴム越しに暖かい
のを感じる。
「お父さん、良かったわ」
「俺も良かった。こんな感じは久しぶりだ」満足そうに息を弾ませている。
 
 「姉さん、今度は僕だよ。着けないでやるからね!」靖子を四つん這いにして、腰
を押さえた。
「ゼリーを塗ったけど、痛かったら普通でして…」
「わかった。とにかく入れるよ」淫裂に肉竿が入った。

 「感じるわ。寿哉の熱いのを感じる…」
「僕も感じる。生だから、余計感じる…」先程とは違った感触に、次第に登り詰めて
いく。
「出していいのよ。できたら、産むから…」

 「僕もそうして欲しい…」肉竿のピストンが激しくなって「あ、あ、あ~!」靖子
も声を上げ、髪の毛を振り乱している。
(寿哉が、膣の奥まで入っている…)破瓜したばかりの淫裂に、後から入るのは堪え
るのか、両手がマットを握りしめている。

 (寿哉の好きなように、させないと…)声を上げながら、堪えていると「出る、出
る~!」叫ぶと同時に噴射した。
「わかる。出したのがわかる!」暖かい液体が、膣の中を漂い出すのを感じた。
「姉さん、凄く良かった」肉竿を抜いて抱きつくが、淫裂からは白い液体が流れ出て
いく。

 靖子は、それを拭こうとはせず「私も良かった。私に綺麗にさせて…」口付けする
と、寿哉の股間に顔を埋めて、肉竿をなめ出した。
「姉さんにして貰うと、また、出来そうになっていくよ」確かに、放出したばかりだ
が、ゆっくりではあるが、堅くなっていく。

 それでも、肉竿をなめていると、カチカチになってしまった。
「今度は、姉さんがするね」寿哉に跨り、腰を降ろしていくと「見えるよ、入ってい
くのが見える…」興奮が増していく。
「そんな事言わないで、恥ずかしいから」靖子はなおも腰を降ろして全部吸い込み、
腰を動かし出す。

 「気持ちいい。姉さんにやってもらえるなんて、夢にも思わなかった…」
「これからもしてあげる。でも、付けないでやるのは、今回だけよ」
「わかってる。まだ、子供は早いよね?」
「そうよ、就職したら造ろうね」靖子は腰を動かし、寿哉は乳房を揉みながら話して
いる。

 やがて「姉さん、出すよ。出るからね」乳房の手を、腰に当てた。
「出したのね。わかるわよ」腰を上げ、股間を押さえて、風呂場へと向かった。
靖子が居なくなると「寿哉、仲良くやるんだぞ!」寿治が声を掛ける。
「わかっているよ。大事にするから、安心して!」

 「その覚悟があるなら安心だ。それから、これなんだけど、俺が死んだらこれを渡
してくれ!」名前の書かれた封筒を渡した。
「叔父さんに渡すんだ。それに、叔母さんにも…」
「そうだ。それに、これもな!」

 「この人知らないけど、誰なの?」
「弁護士だ。事務所はここだ!」名刺も渡した。
「頼んだからな」そう言うと布団に潜り込み「必ず、渡すよ」寿哉は部屋から出た。

 翌日、寿治は病院に戻って、また2人だけの生活が始まった。
「寿哉、勉強しなくていいの?」
「これからする。その前に、姉さんのオッパイ吸わせて!」抱きつくと胸を広げて、
乳房を露わにして吸い付いた。

 だが、靖子は「寿哉ったら、甘えん坊なんだから!」拒もうとはせずに、頭を撫で
ていく。
暫くして「もう終わり、ほら勉強しないと」頭を退けさせ、乳房を仕舞い込むと「わ
かった、始めるよ」参考書と向き合った。
 
 その後、寿治は一進一退を繰り返しながら3ヶ月が過ぎた頃、靖子に電話があった。
それは、弁護士からで、裁判所の裁定が出て、養子を解消し、戸籍を造る許可が下り
たとの連絡だった。
靖子は早速弁護士の事務所を訪ねて自分の戸籍を確かめた。
「これが私の戸籍なんだ…」希望への第一歩を踏み出し満足顔になっている。

 戸籍を確かめると礼を言い、事務所を出ると、寿治の元へと向かった。
「お父さん、裁定がおりて新しい籍になったわよ」早速寿治に報告した。
「そうか、それは良かったな。後は寿哉と一緒になるだけだな」
「その前に、大学だけは出て貰わないと…」

 「そうだよな。大学なんて、あっという間だから、辛抱してくれ」
「それはわかってる。私も、しっかり働かないと…」
「そうだったな。もうすぐ社会人だからな」感無量といった感じでいる。
 
第7話 黒い下着
 
 2月に入り、受験も本番を迎えて、センター試験が行われた。
勿論、寿哉も受験し「いい感じだぞ。これも合ってる!」新聞を見ながら採点した。
「寿哉、本当に出来てるの?」
「信用してよ。この通りなんだから」回答欄には赤い丸が多数あった。

 「わかった、信用する。それから、お願いなんだけど、買い物付き合って欲しいの」
「いいよ、何買うの?」
「会社に着ていくスーツよ。入社式だけは、ちゃんとしないとダメだし…」
「ついでに、エロ下着も買って!」

 「そんなの、要らないわよ。恥ずかしくて着れないわ。それに、寿哉には刺激が強
過ぎるし…」
「そんな事言わないで、買ってよ。必ず、公立受かるから」
「そこまで言うなら、買ってもいいけど…」

 「ありがとう、必ず合格するよ。それじゃ、行こうよ」2人は街に出て、デパート
巡りを始めた。
「結構高いのね、これで我慢するしかない…」値札を見ながら考え込み「これ下さい」
と店員に声を掛けた。

 スーツを買い込むと「約束したよね?」寿哉が念を押す。
「わかってるわ。これから行くわよ…」渋々、1人でランジェリーショップに入った。
その間、寿哉は外で待っていたが「恥ずかしかった…」顔を赤らめ、袋を持って戻っ
てきた。

 「帰ったら、着てよ」
「夜にしよう。昼からはイヤだし」
「ダメ。帰ったら直ぐに着ないと!」

 「全く、わがままなんだから…」
「当然さ、妻は夫の言うことを聞かないとね」
「何だ、私を尻に敷くつもりなんだ!」
「そうだよ、だから着て貰うからね」腕を組んで歩き出した。
 
 家に戻った2人は、下着が入った袋を開けた。
「いいよ、これはいい。直ぐに着て!」
「ここじゃイヤ、別な場所で着るね」下着を持って出て行き、暫くしてから戻った。
「これでいいんでしょう?」恥ずかしそうに手を後ろで組み、全てを見せた。

 下着は全て黒で、ブラジャーからは乳房の半分が飛びだし、パンティはビキニで絨
毛がはみ出ている。
更に太股までの、レースのストッキングを履きガーターベルトで留めていた。
「凄いよ、姉さん凄い!」声を上げ抱きつき、ブラジャーの中に手を入れた。

 「セックスは、夜までダメだからね」その手を押さえた。
「だったら、撮らせてもらうよ」
「イヤよ、こんなの撮られたくない!」
「夫の言うことは聞かないとダメだぞ」

 「まだ、一緒になってないわよ」
「そんな事言うなら、お嫁にしないぞ!」
「イヤよ。寿哉がお嫁にすると言ったでしょう?」
「だったら、僕の言うことを聞くんだ!」
「わかったわ、撮ってもいいわよ」渋々承知した。

 寿哉はカメラで下着姿の靖子を撮っているが「姉さん、これ外そうよ!」ブラジャ
ーをずらして乳房を露わにした。
「まさか、ヌードも撮る気なの?」
「そうだよ。言うことを聞かないなら、お嫁にしないからな!」片乳房を露わにした
姿をカメラに収めたが、靖子の顔が強ばったままだ。

 「こっちも、出して貰うよ」ブラジャーを脱がせて、上半身を裸にすると「恥ずか
しいわ。見られるだけなら我慢できるけど、撮られると恥ずかしい…」顔を赤く染め
て視線をそらせる。
そんな靖子を、寿哉はカメラに収め「これも脱ごうよ」パンティを太股まで引き下げ
た。

 「ヘアは、撮られたくないの…」声が上擦り、足が震えている。
「ダメ、これも撮る!」絨毛を晒した姿を撮っていく。
寿哉は、その後も注文を付け、靖子はストッキングとガーターベルトだけにされた。
「恥ずかしい。もうやめようよ…」泣き声になっているが「もう、少しだけだから、
我慢して」次々とポーズを撮らせてスイッチを押し続けた。

 「姉さん、これが最後だけど、やって貰えるよね?」膝を曲げて、座らせ淫裂を露
わにした。
「イヤ、性器はイヤ。これだけは撮られたくない…」手で覆うと、遂に涙が落ちた。
「僕が撮ると言ったんだ。我慢して!」手を退かせて、スイッチを押していくが「う、
う、う!」嗚咽も上げだした。
 
 それには、寿哉もカメラを置いて、靖子を抱きしめた。
「姉さん、わがまま言ってごめんな」唇を押し付けると、靖子も返して「セックスし
て…」小さな声で言う。
「いいんだね、今やっても?」

 「今やって欲しいの。膣が濡れてるから大丈夫よ」
「わかった。付けないで、いいの?」
「いいけど、出さないで。出そうになったら抜いてね」
「そうする」寿哉も服を脱ぎ全裸になると抱きついた。

 「姉さん。ヌードを撮ると、カチカチになっちゃう…」乳房を撫でながら肉竿を押
し込んだ。
「私もよ、ヌードを撮られると、寿哉が欲しくなってしまうの…」靖子も腰を押し付
け催促している。

 寿哉はなおも押し込むが、濡れているからすんなり入っていく。
「行くよ、姉さん」ピストンが始まった。
「いいわよ、凄くいい…。後からもして…」靖子は四つん這いになり、腰を押さえら
れての挿入に変わって「あ、あ、あ~!」声を上げ淫汁も流している。

 (膣の奥まで、寿哉が入って気持ちいいわ…。このまま出されたいけど、今は無理
だし…)乳房を揺らせながら喘いでいる。
「姉さん、凄く気持ちよくなった。出させて…」
「ダメ、膣はダメ。替わりに、お口でしてあげる…」

 「わかった。もうすぐ、出そうなんだ!」
「抜いて…。お口に入れて…」肉竿が抜かれ、寿哉は素早く口に押し込んだ。
「ウグ、ウグ!」四つん這いのまま、口を動かしていくと「出た、出た~!」噴射が
始まった。

 (寿哉のエキスだわ…)靖子は拒もうとせず「ゴクン!」全てを飲み干した。
「姉さん、飲んだよね?」
「飲んだわ、寿哉のだったら飲める」
「ありがとう姉さん」2人は横になって抱き合った。
 
 2人が抱き合っていると、邪魔するかのように「プル、プル、プル!」電話が鳴っ
た。
「邪魔するなんて…」愚痴を言いながら、靖子は受話器を取った。
「もしもし、宮川ですが…。はい、わかりました。直ぐ伺います!」受話器を置くと
顔色が変わった。

 「姉さん、もしかして…」
「そうなの、急いで服を着て。私も着るから!」靖子は手で股間を押さえ、部屋から
出ていき、寿哉も脱いだ服を着込んで、服を着終えると2人は病院に向かった。
 
第8話 寿治の死
 
 2人は病院に着くと、走るようにして寿治の病室に飛び込んだ。
「靖子…。寿哉…」か細い声を上げ、手を差し出す。
「しっかりして、父さん!」
「そうだよ、元気出さないと!」2人が手を握りしめて言うと「仲良くな…」それだ
け言って、目を閉じた。

 それを見て「失礼します…」医師が割って入り、脈を取り、瞳孔を調べたりしてか
ら「ご臨終です…」死を告げて、出て行く。
「お父さん!」「父さん!」2人は叫びながらすがりつくが、寿治の顔色は次第に赤
みが消えて青白くなっていく。

 「父さんが死んだなんて…」覚悟していたが、直面すると動揺を露わにしている。
2人は泣きながら手を握っていたが「病室を変えます」看護婦が入って来て、ベッド
ごと移動していく。
その後を追うように歩いて行くと、安置所と思われる部屋に入った。

 看護婦は寿治をベッドから降ろして小さな台に乗せると、ベッドを持って、出て行
き2人だけにされた。
「姉さん。これからどうすればいいの?」
「わからないわ。とにかく、葬儀だけはやらないと…」涙を流しながら、靖子が言う。

 その言葉が聞こえたのか、暫くして葬儀屋が入って来た。
2人はこれからのことを打ち合わせをし、寿治と一緒に斎場に向かった。
斎場に着くと従業員が全てを執り行い、2人は親戚に電話を掛けて寿治の死を伝え、
2日後に告別式が執り行われた。
 
 式が終わると、寿哉は寿治から預かった封筒を、叔父と叔母に手渡した。
それを見た2人は、顔色を変えて「勝手だわ。今さらそんな事言われたって無理よ!」
と言い出す。
「そうだよ、全く兄貴はむちゃくちゃだ。俺は、返す気はないからな!」そう言って
帰った。

 「一体、何が書いてあったんだろう?」不審に思った寿哉は、靖子と一緒に名刺に
書かれた弁護士の事務所を訪ねた。
「これを渡すように言われまして…」弁護士に渡すと「そうですか、亡くなられたん
ですか。それでは、お渡ししましょう」紙袋を持ってきた。

 それを開けると、叔父と叔母に借用書が出てきた。
「亡くなった寿治さんは、あなた達を心配していましてね。もし、トラブルがあった
ら間に入ってくれと頼まれてまして…」弁護士の言葉に、叔父と叔母の態度が納得で
きた。

 「早速ですが、お世話になっていいでしょうか?」
「勿論です。そう言われてましたから。早速当たってみます」
「お願いします」礼を言って自宅に戻った。
 
 「姉さん。これからは2人きりだね」
「寿哉、姉さんを離さないでね」寂しさに抱きつく。
「勿論だよ。こんな時だけど、抑えが効かないんだ…」靖子の服を脱がせていく。
「私もして欲しい…」靖子も寿哉のズボンを脱がしていく。

 こうして、全裸になると寿哉は仰向けになり、コンドームが被せられた。
「ごめんね。今は産めないの…」
「気にしなくていいよ。当然だから」
「ありがとう、始めるね」馬乗りになると腰を動かし出す。

 「姉さん、気持ちいいよ。でも、もっと見たいよ」
「充分、性器が見えるはずよ」
「見えないよ、ヘアが邪魔してるし。これ、剃っていいかな?」
「そんなのイヤよ。ヘアを剃ったら、恥ずかしくて見せられないし…」

 「父さんの供養にもなるよ。ヘアを剃って丸出しにすれば!」
「それは、頭よ。尼になるんでしょう?」
「そう、頭が無理だからここを剃ろうよ。僕も剃るから」執拗に絨毛を撫でていく。

 「そんなに、ヘアのない方がいいの?」
「うん。綺麗なオ○ンコ丸見えが好きだし…」
「また言った。オ○ンコなんて言わないで。そんな人の、お嫁にはなりたくないし…」

 「謝る。もう言わない」
「謝るんだったら、剃ってもいいわよ。でも、1回限りだからね」
「ありがとう、一緒に剃ろうよ」全裸のまま、2人は風呂場に向かった。
 
 浴室に入ると、2人は石鹸を泡立てて絨毛に塗りだした。
「そうだ。僕が剃ってあげるから、姉さんが僕を剃ってよ」
「いいわよ。まずは、寿哉がやって!」靖子は立ち上がって、足を広げた。
「行くよ」カミソリが靖子の絨毛を剃りだした。

 カミソリは上下に動いて、地肌が覗き、肉襞も見えてきた。
「恥ずかしいわ。ヒラヒラまで見えるでしょう?」
「見えるよ。ここも剃るね」肉襞にもカミソリを当てて剃り、淫裂は完全に剥き出し
になった。

 「終わったよ。ヘアは取っておこうね」落ちている絨毛を集めてから「今度は姉さ
んがやって!」足を広げて立った。
「わかった。やるわね」靖子は自分がされたように、肉竿を掴んで絨毛を剃った。
そして、2人の股間から絨毛が消えると見比べた。

 「何か変だな。でも、姉さんのは綺麗だよ。ほら、こんなになったし…」
「寿哉もよ。もうカチカチになってる!」
「姉さん、ここでやろうよ。出したら、洗えるし…」
「仕方ないわね。出してもいいわよ」

 「それだったら、これでやらせて!」太股を抱え上げて駅弁の体位を取っていく。
「危ないわ。これじゃ無理…。あ、あ、あ~!」両腕を首に巻き付けて声を上げだし
た。
(奥まで入ってくる…。一番奥まで入ってくる…。寿哉がどうしてこれを知ってるの
よ…)膣深く入る肉竿に、声を上げている。

 「姉さん、気に入ったでしょう。これは、体力使うんだって!」腰を振りながら説
明すると「勉強はどうなってるの、やってるでしょうね…」反対に説教された。
「やってるよ、合格したら、ご褒美が欲しいな」

 「いいわよ。だったら、必ず合格して…。あ、あ、あ~!」肉竿のピストンが激し
くなり、体も反らせた。
「姉さん、気持ちいいだろう。女が喜ぶ体位って書いてあったよ」
「わかったから…もっとして…」淫裂から汁が流れて垂れていくが、肉竿は動きを停
めない。

 やがて「いいわ、寿哉のが暖かい…」今度は白い精液が流れ出した。
「降ろして、急いで洗わないと…」息を弾ませながらシャワーを浴びせて、淫裂を洗
いだすと寿哉が覗き込む。
「見ちゃダメ!」

 「夫婦だよ。見させて」
「まだ夫婦じゃないわ。それに、夫婦でもこれはダメ!」体を捻って見えないように
する。
「わかったよ、見ないから、写真撮らせて!」

 「性器が丸見えよ。それでも撮るの?」
「撮りたい。姉さんの綺麗な性器を、今の内に撮っておきたい…」
「わかった、撮ってもいいわよ」淫裂を洗い終えると戻って写真を撮り出す。
「割れ目も写ってるでしょう?」
「うん。だけど、僕と姉さんの秘密だからいいよね」寿哉は無毛の淫裂を晒す靖子を
撮りまくった。
 
第9話 賭の結末
 
 寿治が亡くなってから一月が過ぎたころ、大学の合格発表が行われ、寿哉は目的の
公立大学に合格した。
「姉さん、やったよ!」
「ホントに偉いわよ、良くやったね」

 「所で、合格したら、ご褒美くれる約束だよね?」
「ええ、約束したわ」
「だったら欲しいな」
「だから、何が欲しいの?」

 「姉さんのヌード写真。しかも、屋外で撮ったやつ!」それには、靖子も黙り込ん
でしまった。
「褒美の約束したよね?」
「したけど、外でのヌードはやりたくないの、家の中でならいいけど…」

 「それじゃ、今から子供を作ろうよ!」
「待って、無茶言わないで。無理なのよ」
「だからヌードを撮らせてよ」靖子は暫く考えて「わかったわ、撮ってもいい…」渋
々承知した。

 「それだったら、ここに行こうよ。ホテルはここがいいし」
「前から、決めていたんでしょう!」
「そうだよ、どうしても撮りたくて」
「困った旦那さんだわ。変な所は抜け目ないんだから」呆れ顔になっている。
「それは当然さ。妻は夫に従うのも掟だし」唇を重ねて抱きあった。

 「待って、夜にしようよ。出かけないと行けないの」
「どこに行くの?」
「弁護士さんよ。話したいことがあるって言うの。寿哉も行こう」2人は、弁護士事
務所に出向いた。
 
 「お出で頂いたのは、例の借用書のことでして…」弁護士は経過を話し出した。
叔父と叔母には、それぞれ300万を貸してあり、5年後に返す約束だったと説明さ
れた。
しかし、2人には返済能力はなく、資産の差し押さえするしかないとも、説明された。

 「そこまでは、やりたくないです。もっといい方法はないでしょうか?」
「それでしたら、これではどうでしょう」グラフを見せて、それぞれ毎月2万支払う
ようにすることを提案した。
ただ、期間を10年として、240万しか戻らないと説明もした。

 「これなら、年金からでも返せます。それに、家を抵当にも入れておいた方が安全
ですよ」またアドバイスされた。
「わかりました。それでお願いします」こうして、毎月4万が入ることになった。

 家に戻った2人は「これで、授業料も浮くね!」「そうよ、保険も少ししか残って
ないから、助かったわ」笑顔になっていた。
「ところで、約束守るよね?」
「わかってる。でも、まだヘアが伸びきってないの…」
「僕だっておなじだよ。見せようか?」

 「今はイヤ。夜にしましょう、それに…」言葉を停めて顔を赤く染めていく。
「わかった。オ○ンコしたいんでしょう?」
「馬鹿、また言った。セックスと言って!」
「ごめん、僕も今夜はしたいんだ。今夜は、あれ着て欲しいな…」
「エロ下着ね。いいわ、着てあげる!」

 その夜、靖子は、黒い下着を着込んで寿哉の前に立った。
「姉さん、欲しいよ!」乱暴にブラジャーを剥ぎ取り、乳房を揉み出すが、気持ちよ
さそうに、されるがままの靖子だった。
 
 そして、3月に入ると2人は車をレンタルし旅行に出かけた。
「姉さん、あそこで撮ろうよ」誰もいない道路で車を停めて、雑木林に入っていく。
「静かだね。これなら心配ないや。準備はいいよね?」
「いいわよ、これを外せばヌードだし」ワンピースの裾を持ち上げ、首から抜くと全
裸になった。

 「こんなポーズでいいかしら?」靖子は自分からポーズを取った。
「それもいいね。でも足を上げた方がいいな」スイッチを押してから注文を付ける。
「またエッチな所を撮る気ね。でも、今回はご褒美だから、撮ってもいいわよ」言わ
れるまま、足を上げると、短い絨毛に覆われた淫裂を撮り「いいよ。次は背伸びして」
注文を付けながらスイッチを押した。

 2人はその後も写真を撮り続けて、3日後に自宅に戻ったが、叔父と叔母から絶縁
状が届けられていた。
「恨んでいるのね。借りたのを返すのは当然なのに…」

 「気しなくていいよ。どうせ、付き合う気なんかないし。それより、見て見ようよ」
寿哉は言うが(あなたの親族だから、そうは行かないのよ…)項垂れる靖子に「見て、
うまく撮れているよ」無邪気に全裸の靖子を指さすが、見る気力もなかった。
 
 それから数週間後、靖子は真新しいスーツを着込んで一緒に家を出た。
「姉さん、凄くいいよ。帰ったらいいだろう?」
「そんなに毎晩は無理よ。休まないと…」
「でも、欲しいよ。大学だってちゃんと行ってるし」
「わかったわ、帰ってから考える」2人は手を繋いで歩いた。

 その夜、靖子は全裸になって寿哉の前に立った。
「あなた、していいわよ…」
「初めて言ったね。それなら僕も。靖子、綺麗だよ」
「嬉しいわ、靖子呼ばれると。あなた、抱っこでしてね」
「わかってる。行くよ!」太股を抱え上げられ、駅弁での結合が始まると「いいわ、
凄くいい!」声を上げ、首に抱きついて幸せに酔っていた。

 しかし、幸せも、そんなに長くは続かなかった。
靖子が働きだして半年も経った頃、勤務する会社が不祥事を起こして倒産したのだ。
落胆する靖子に「姉さん、元気だしなよ。僕もバイトをするから」励ます寿哉だ。

 「ありがとう。また探せばいいしね」
「そうだよ。それより、また撮りたいな」
「もう、充分撮ったはずよ」
「違うよ、ヘアのないのを撮りたいんだ」

 「あれは1回限りの約束よ。もう、したくない!」
「そこを頼むよ。亭主が頼んでいるんだから剃ってよ」
「仕方ないわね。妻は夫の言うことを聞かなくちゃダメだし」靖子は寿哉に負けて絨
毛を剃り、カメラの前に立った。
「今回限りよ。もうヘアは剃らないからね」
「わかってるよ」笑顔でスイッチを押し続ける寿哉だ。
 
 それから、数年が過ぎて、寿哉は就職して正式な結婚届を出し、家も越している。
「あなた、赤ちゃんが動いた!」大きなお腹をした靖子が言う。
「本当にわかるの?」
「本当よ、ほら」お腹を触らせても寿哉には感じない。

 「僕にはわからないよ。それより、今夜もいいだろう?」服のボタンを外して乳房
を揉んでいく。
「今は赤ちゃんにとって大事な期間なの。お口でするから我慢して」
「仕方ないな。靖子のヌード写真見るからやってよ!」

 「いいわよ。ヘアのない写真でやるんでしょう?」
「そうだよ、撮って置いて良かったよ。こんな事もあるから、また剃ろうよ」
「調子いいんだから。その手には乗らないわ。でも、普通のヌードだったら我慢する」
「それでもいいよ。今すぐ撮ろうよ」

 「わかった。脱ぐから待って!」靖子は服を脱ぎ全裸になった。
「恥ずかしいわ。オッパイがこんなに黒いし、お腹も膨らんでるし」
「気にしなくていいよ。妊婦なんだから」寿哉はスイッチを押しまくった。

 「あなた。ところで、名前はどうするの?」
「女だったら彩香、男だったら寿幸なんてどうだろう…」
「それでいいと思うわ。ところで、どっちか、賭けてみない?」
「いいね。僕は女だと思う」
「私は女よ」

 「もし、僕が勝ったら、また、外でのヌードだよ!」
「外はイヤ、ヘアを剃ってもいいから家で撮って」
「仕方ないな、靖子に言われると弱いしな」
「そこがあなたの言いところよ。私が勝ったら旅行に連れてって。新婚旅行をやって
ないんだし」
「わかったそうする」2人は笑顔になって話していた。
 
 そして、1年後に以前来たことのある、雑木林で全裸になった靖子が、カメラを持
つ寿哉の前に立っている。
「恥ずかしいわ、ヘアがないし。割れ目も見えるでしょう?」
「気にしなくていいよ。約束のヌードだから」

 「でも、双子とは驚いたわ。しかも、男と女には…」
「だから、ヘアも剃ってのヌードだし、新婚旅行もやってるよ」機嫌良くスイッチを
押し続けポーズの注文を付けていく。
「あなた、今夜は慰めてよ。こんな恥ずかしい思いをしてるんだから」

 「わかってる。姉さんの好きな、抱っこでやるよ!」
「また言った。姉さんと言わない約束でしょう?」
「癖なんだ。お詫びに後からもするよ。。許してくれるよね、靖子」
「許してあげる。だから早く撮って、エッチも撮っていいから」足を広げて淫裂を露
わにした。

 それを逃すまいと、寿哉はスイッチを押していく。
「靖子、僕達はこうなる運命だったんだね」
「そうみたい。養子になった時から赤い糸で結ばれていたのよ」笑顔になって話して
いた。
                                      ~完~