「淫らな山村」
                     赤星直也:作

第5話 カルチャーセンター
 
 病院で避妊薬を処方して貰うと、順次と一緒に外に出た。
「奥さん、まだ時間が早いから映画でも見ようぜ」繁華街にある映画館に連れて行く。
映画館の入り口には全裸の女性が描かれたポスターがあった。

 「イヤよ。これってポルノでしょう?」
「そうだよ。とにかく見ようよ」嫌がる良美を強引に中に連れ込んむと、真っ暗な中、
スクリーンには全裸で抱き合っている2人が映し出されていた。

 「始まっているぞ」2人は目立たないように隅に座った。
(イヤだわ、オッパイを掴んで性器をなめるなんて…)スクリーンには股間に顔を埋
め、乳房を掴むシーンが映っている。
『あ、あ、あ…。して。早く入れて…』途切れ途切れに話す。
『わかった、入れるよ』体を上に上げると男性の尻が映し出された。

 「汚いケツだ。早くオ○ンコしろよ」順次が呟くように言うと『いいわ。もっと奥
まで入れて、全部入れて下さい』女性が叫ぶと男性の腰が動きだす。
スクリーンには四つん這いになったり、騎上位で抱き合ったりと、ストーリーなど全
くなく、ただ女性の裸を写すのが目的みたいで(イヤだわ、こんなのつまんない…)
そう思うが黙って見ている良美だ。
 
 最初の映画が終わった。すると、休むことなく、OL風の若い女性が映し出される。
「顔は、いまいちだね。素っ裸を見せるんだから顔は関係ないかな」順次は良美のス
カートを捲り上げだした。
(イヤよ。そんな事はやめて!)その手を押さえた。

 「逆らうのかい。どうなっても、責任は持たないぞ」その言葉に力が抜けていく。
順次はそれをいい事に、スカートを捲り上げて、股間を露わにした。
「いいね、白も」パンティの上から、淫裂を撫でていく。
(イヤ、見られたらどうするのよ)項垂れたままだの良美だ。

 順次はパンティも引き下げだした。
(イヤ、性器はやめて。困るのよ)項垂れる良美を無視して淫裂に指を入れた。
「うっ!」順次の指がくの字になって膣の中を動いていく。
(イヤ、やめて。そんな事はイヤ!)声も出せず、されるがままだった。
 
 スクリーンには相変わらず裸の女性が映し出されている。
「いいね、こんな裸踊りも…」女性が肩までの、黒い手袋だけを身につけて、踊って
いる。
(もしかして、あれをさせられるのでは?)奥歯がガチガチと鳴っている。

 「奥さんも裸踊りをしたいだろう?」
「したくないわ。お願いだから、これ以上恥ずかしい事はさせないで下さい…」うっ
すらと涙が流れている。
「それは、奥さん次第だね。とにかく、もう少し、見ようよ」映画を見ながら淫裂を
辱め(いや、こんなのいやです!)時が過ぎるのを待っている。

 やがて『イヤ、やめて!』悲鳴にスクリーンを見上げた。
(レイプだわ。レイプされるんだ!)夜道で数人の男が襲いかかっている。
女性はスーツが剥ぎ取られて『気取っていないで、オ○ンコを見せるんだよ。素っ裸
には慣れているだろう』

 『そうだよ、人前で平気で素っ裸を見せられるんだからオ○ンコさせろよ』女性の
下着も脱がされた。
『ほら、いい気持ちだろう?』乳房を掴まれ犯されていく。
(見たくない、こんなの見たくない…)自分も犯されたから、なおさらで、顔を上げ
る気にはなれなかった。

 「終わったよ」顔を上げると映画も終わったらしく、スクリーンが反射している。
「もういいかな、出ようよ」時計を見た順次が立ち上がった。
(待って、パンティを直さないと…)下げられたパンティを引き上げスカートも直し
てから良美も立ち上がり、後を追った。
 
 映画館を出ると12時を回っており、その後2人は洋品店に入っていく。
「手袋が欲しいんだ。腕を隠すタイプなんだ」
「喪服用ですね。こちらです」何も知らない店員はガラスを開けて取りだす。
「そうだ、それだよね、姉さん!」
「ええ、それだわ。それでいいの」順次に合わせた。
(ホントに裸で踊りをやらせるつもりだわ…)太股が震えていた。

 「黒いストッキングも買った方がいいよ。ついでだし、また来るのはイヤだよ」
「そ、そうね。それもお願いするわ」
「ガーターベルトも付けますか?」
「ええ、そうして下さい」店員は言われるまま取りだして並べていく。
「これで、よろしいですね」
「ええ、お願いするわ」
「ありがとうございます」店員は袋に詰め込み、良美は代金を払うと店を出た。
 
 「奥さん、踊りは得意かい?」
「得意じゃないわ。踊ったことないし…」
「だったら、練習だな。知ってる人がいるんだ」良美の手を掴み歩いていく。
歩いて5分ほどすると白い建物が見えてきた。

 「あそこだよ、ダンス教室をしているんだ」
建物に向かっていくと相原カルチャーセンターと書かれている。
「奥さん。インストラクターは少し、レズの気があるんだけど、我慢してくれ。ただ
で教えて貰う身だから」
「れ、レズ?」順次からの言葉に足が停まる。

 「ほら、歩いて。嫌がったら、あれが表沙汰になるからね」
「わかったわよ。習えばいいのね」覚悟して中に入ると「あら、磯野君じゃないの」
レオタード姿の若い女性が現れた。
胸と腰のくびれラインがハッキリしている。

 「久恵、相変わらず悩ましい姿だね」順次は胸を触りだす。
「イヤ、男は嫌いなのを知っているでしょう?」その手を振り払う。
「相変わらずだね。それより、ダンスを教えて欲しい人がいるんだよ」良美を紹介し
た。
「着替えあるの?」
「いいえ、突然言われまして…」

 「そうなんだ。だったら、2人きりがいいわね。順次、わかっているわよね?」
「約束するよ、久恵!」
「それなら、ここで練習よ」久恵は良美の腕を引いて、ドアの中に入って行き、順次
もその後を付いていく。
 
 連れ込まれた所には鏡が張られてあり、しかも、窓がない。
「ここなら安心よ。その姿では無理だから準備して」
「準備と言っても、何も持っていませんが?」
「だったら、脱ぐのよ、フルヌードでするの」
「イヤ、恥ずかしいから出来ません!」良美の顔が青ざめている。

 「奥さん、せっかく教えてくれるんだ。言う事を聞かないと責任持たないよ」順次
が裸になるよう脅した。
「そうよ、ヌードはあなただけじゃないわよ。私もヌードになるわよ」久恵は笑顔に
なってレオタードを脱ぎだした。
肩から脱ぐと白いブラジャーが見えている。

 「奥さんも脱がないと…」
「わかりました」良美が覚悟を決めて脱ぎだすと、久恵はそれを見なが脱いでいくが
、目が異常に輝いていた。
(イヤよ。女性同士と言っても、脱ぐのはイヤよ)顔をしかめながら下着姿になって
パンティを引き下げた。

 「ヘアを剃っているのね。都合がいいわね」笑顔で久恵もパンティを脱いで全裸に
なった。
(剃っているんだ!)久恵も良美と同じく、絨毛が生えておらず、綺麗なピンク色の
淫裂が剥き出しになっている。

 「久恵、綺麗だよ」
「ダメ、見るだけよ。触ったら、順次でも警察に訴えるからね」
「わかったよ。抜くのはいいだろう?」
「オナニーしたいなら、いいわよ」
「ありがとう」順次もズボンを脱いで下半身を剥き出しにしていく。
 
 久恵は順次を無視して音楽を流した。
「はい、腕をまっすぐにするの」久恵のまねをして踊っていく。
(イヤだわ、オチンチンをあんなに堅くして…)順次の肉竿が大きく膨らんでいた。
(見ないようにしないと…)目を向けないようにして久恵の言われるまま踊っていく。

 「そうよ、そこでこうよ」足を上げて体を反らした。
(イヤよ、性器の中まで見られてしまう…)イヤだったが、言われるままにして足を
上げると、久恵は淫裂をじっと見ている。
(その気はないからね。レズなんて変態よ)2人は乳房を大きく揺らせながら、踊り
続け、2人の全身から汗が流れている。
それに、呼吸が荒くなっていた。
 
 踊り出して15分程すると音楽が鳴りやんだ。
「ここ迄よ。少し休んだら1人でやってみて」久恵は潤んだ顔をして、乳房をわざと
押しつけ、4個の乳房が重なり合い潰れている。
(レズはイヤよ!)すかさず、良美が後ろに引くと「逃げなくていいわよ」手で良美
を抱きかかえる。

「恥ずかしいわ。女同士よ」
「平気よ。少し楽しみましょうよ」唇を重ねてくるが、順次はそれをニヤニヤ見てい
るだけだ。
「ダメ、そんなのダメ。それより踊りよ!」淫裂を触られて、叫んだ。
「その通りだ。覚えたらいいけど、それまでは練習だよ」

 「わかった。終わってからする」不満そうな顔をしながら、また音楽を掛けていく。
(フー。誰が、レズ何かするもんですか!)久恵に全裸を見られ、踊りだした。
鏡にも全裸で踊る姿が映っている。
(いやらしい踊りだわ、膣まで見えてしまうじゃないのよ)
足を上げると鏡に口を開いた淫裂が映っている。
良美はその後も数回踊らされて、何とか1人で踊れるようになった。
 
 「上手になったわね。今度はあなたがご奉仕するのよ」鏡の前に良美が立たされ背
中から久恵が乳房を掴み、揉みだし、久恵の荒い呼吸が聞こえてくる。
(やめて、オッパイを触らないで!)拒みたいが無理だ。
「久恵、あれもしていいよ。奥さんもしたがっているから」
「それなら、やらせて!」良美を仰向けに寝かせ、股間に頭を沈め、淫裂を舌でなめ
だした。

 「だめ、そんなのだめ。やめて!」逃れようとするが無駄で、指と舌が動いていく。
「ん、ん、ん!」(レズなんてイヤよ、でも気持ちいい…)良美の腰が浮いて、動き
だす。
「私にもして。わかるでしょう?」久恵はシックスナインの体位を取り「奥さん、お
礼をしないと。久恵がして欲しいそうだよ」ニヤニヤしながら言う順次だ。

 (わかったわよ。やればいいんでしょう!)良美も指と舌を使い、淫裂を撫でてい
くと「そうよ、久しぶりに気持ちいいわ!」声を上げながら、喘いでいく。
「久恵、気持ちいいか?」
「いいわ、凄くいい。男よりいいわ…」久恵は良美の淫裂を舌でなめだした。
「あ、あ、あ!」2人の淫裂は淫汁で濡れている。
 
 それまで、黙ってみていた順次だが、立ち上がり久恵の背中に乗った。
「ダメ、触らないで。約束したでしょう、見るだけだって!」
「やらせてくれよ。俺のお陰でいい思いが出来たんだぞ!」肉竿が久恵の淫裂を捕ら
えた。

 「ダメ、男は嫌いよ。入れたら訴えるわよ!」久恵が叫ぶが、順次は肉竿を久恵の
体内に押し込み「あ、あ、あ!」潤っている淫裂は、肉竿をすんなり迎え入れた。
「イヤ、抜いて、順次。イヤな事を、思い出させないで!」
「忘れるんだ。いつまでもあんな事にこだわるな。男の良さを俺が教えてやるから」
良美の時とは違い、肉竿がゆっくりと動いていく。

 (オチンチンが、膣に入っている…)目の前の光景に、良美の淫裂からは更に蜜が
流れていく。
「久恵、奥さんにしてあげて。奥さんも欲しがっているから」ゆっくりピストンしな
がら乳房も揉んでいく。

 「出さないでよ。お腹の中には絶対出さないで!」
「わかっているよ、俺に任せろ」優しく腰を動かしていく。
(気持ちいいんだわ、お汁がタップリ流れている…)久恵の淫裂から流れ出る淫汁が
良美にも見える。
 
 順次は頃を見計らい、ピストンを早め、それには「あ、あ、あ!」頭をあげ、髪を
振りだす。
「久恵、気持ちいいだろう。これが本当のオ○ンコなんだ!」
「言わないで、そんな事は言わないで…」喘ぎながら答える。
「いいな、あの事は忘れてオ○ンコもするんだぞ」肉竿は根本まで入り、ピストンし
てく。

 「久恵、出したいよ。お前のオ○ンコの中に…」
「ダメ。出したら、本当に警察に訴えるからね!」順次は登り詰めようとしていた。
「奥さん、飲んで!」肉竿が、良美の口に押し込まれ「ウグ、ウグ!」肉竿が咽の奥
まで入り込み「うー!」と放出した。

 その後、部屋の中では沈黙が続いた。
「久恵、良かったよ」優しく久恵に抱き付き乳房を揉んでいく。
「順次にされると何ともないわ。どうしてかしら?」
「俺を好きだからだよ」乳首も摘み、口で吸うと「気持ちいいわ、順次!」喘ぐよう
に言う。

 「男もいいだろう?」淫裂も触っていく。
「少しだけよ。信用はしてないからね」
「そうか。だったら、ゆっくり教えてやるよ」唇も吸うと「見られているわよ、恥ず
かしいわ」良美が目に入って、慌てる久恵だ。

 「そうだな、その内にだな」順次は脱いだ服を着だす。
「私も着ないと」久恵も下着を着込み、良美も脱いだ服を着込んで、着終えると2人
はバスに乗って村に戻った。