「秘密の学園」
                                赤星直也:作

第9話 電話の指示 

 翌日、奈々は3年の教室で授業をしているが(昨日、セックスした子だ…)生徒の顔
をまともに見られなかった。
(この子ともやったし…)他の生徒は知らないが(セックスしたのを知られたらどうし
よう…)気になって思うように授業が進まない。

 それでも、何とか授業を終えて、放課後になると明日の準備を始めた。
授業の準備をしていると、生徒達も帰りだし、静まり返るが「夏樹さん、ちょっと!」
原田が呼びに来た。
(またヌードモデルをさせる気だ…)素直に後を付いて、美術教室に入ると昨日の生徒
皆がいる。

 「わかっていますよね?」原田の言葉で服を脱ぎ、用意された脱衣籠に入れていく。
そして、全裸になると昨日と同じポーズを取り、淫裂を晒した姿をデッサンされ、それ
が済むと、2年生の3人とセックスをさせられた。

 「教頭先生。モデルはしますが、セックスだけは許して下さい…」モデルを終え服を
着ながら言うが「1年生もいます。明日で終わりだから、我慢して下さい」取り合って
くれず、翌日も全裸になって1年生の4人とセックスした。
生徒達は避妊具を着けていたから心配ないが「教え子とセックスだなんて…」罪悪感で
浮かない顔をしている。

 そんな奈々に、追い打ちを掛けるかのように、寮に戻ると電話が鳴った。
電話に出ると「手紙が届いているはずだ。開けて見ろ!」言われるまま封筒を開けると
写真が入っていた。

 「何時撮ったのよ。タダじゃ済まないからね」声を震わせ怒鳴るが、排尿していると
ころを正面から撮った写真で、噴射しているのがよく見える。
それに、レズして玩具を膣に入れた写真もあった。

 「これをばらまいたら、面白いだろうな」
「そんな事やめて。ここにいられなくなっちゃう…」
「だったら、言う事を聞け!」
「何をさせる気よ。またヌードなの?」

 「それだけじゃつまんないな。明日の3時間目に…」長々と話していくが「イヤ、そ
んなの出来ない!」涙声で拒むと「写真がどうなってもいいんだな」と脅される。
「わかりました…」渋々承知すると電話が切れた。

 「どうして、恥ずかしい思いをさせるのよ。これならセックスの方がましよ…」嘆く
がどうにもならない。
奈々は不安を抱きながら、翌日にはいつものように職員室でミーティングを済ますと教
室での授業となった。

 本来なら、空き時間がないはずだが、週に2度程空き時間があり、今日は3時間目が
空き時間だ。
2時間目の授業が終わると、職員室に戻って次の準備をするが、今日は空き時間だから
4時間目の準備をしていく。

 そして、3時間目の始業ベルが鳴ると、一斉に同僚は教室に向かい、奈々だけ残され
ている。
「やるしかない…」顔を強ばらせたまま、スーツを脱ぐとスカートも脱ぎだした。
「あれを見られる訳には行かないし」昨日の写真を思い出しながら、シャツも脱いで下
着だけになった。

 「フルヌードって言ったし…」背中のホックを外し、白いブラジャーを脱ぎ、同じ色
のパンティを脱いで、乳房と股間を露わにするが、股間には短い絨毛が生い茂っている。
「こんな姿で行くなんて…」全裸になると、脱いだ服を椅子に置いて職員室から出た。

 奈々は音を立てないように、周りを見ながら素足で歩いていくと、教室から授業して
いる声が聞こえてくる。
(見られたら、どうしよう…)緊張した顔つきで、体を屈めると淫裂が丸見えになるが
その姿で歩き出す。

 廊下を歩いていると、突然「ガラガラ!」と引き戸の開く音がした。
(隠れないと…)とっさにトイレに飛び込み、行き去るのを確認してからまた歩き出し
「ここに入るんだ…」視聴覚室と書かれた部屋に入った。
「よかった。誰もいないし」安心しながら戸を閉め、中まで来るとなにやら置かれてい
て「本当にやらせる気だ!」顔が曇っていく。

 暫く考えて「やるしかないし…」用意されていたムースを生えかけた絨毛に塗ってか
らカミソリを持った。
「やっと、生えたのに…」独り言を言いながら、カミソリを動かして絨毛を剃っていく。
「ジョリ、ジョリ!」短い絨毛は簡単に剃られて、淫裂が剥き出しとなり、肉襞も露わ
になっていく。

 「剃ったけど…」タオルで丁寧に剃った後を拭くと、テーブルに仰向けになり足を広
げた。
「見られたら恥ずかしいけど、誰もいないし」指で淫裂を撫でると、膣の中に入る。
指を入れ、乳房を撫でながら指を動かすと、自然に膣が濡れてきた。

 「気持ちよくなってきた…」目を閉じて、妄想しながら指を動かしていると「先生!」
声が掛けられ、目を開けると写真部の草苅がいる。
慌てて指を抜き、手で淫裂を覆い「どうしてここに?」尋ねると「メールがありまして」
携帯のメールを見せる。

 それを見ると(そんな。素っ裸の女がいるから撮れだなんて…)自分を撮れと書いて
あった。
「先生、撮るから続けてよ」
(恥ずかしいけど、撮られないと…)昨日の電話指示通りに「綺麗に撮ってよ。エロじ
ゃないからね」言い訳しながら、淫裂に指を入れて乳房を撫でてだすと、草苅はその様
子を逃すまいと撮っていく。

 奈々は草苅の前で、10分も淫裂を弄くり回していたが「もう撮ったでしょう、戻ら
ないと」机から降りた。
視聴覚室を出て職員室に向かうが、授業中の教室を横切らなければならないし、草苅が
カメラで撮っているから、やっかいだ。

 体を屈めると、淫裂が剥き出しになり、かといって、手で押さえて指示違反となる。
(性器を撮られるけど、なだめれば済むし…)甘い考えで廊下を歩いて職員室に戻って
いく。
「先生。ここでも撮ろうよ」
「少しだけよ。時間がないし」服を着たかったが、草苅の機嫌を取るため職員室でも全
裸を撮らせた。

 「もういいでしょう?」5分ほど撮るとパンティを履きだしたが 「待って、その前に
やる事が」草苅がカメラを置いてズボンを下げた。
「草苅君。やる事って、まさかセックスなの?」
「そうだよ。撮ったお礼もあるしね」もう、肉竿が剥き出しになっている。

 「イヤよ、セックスなんてしない!」
「それなら、これは返さないからね」椅子に置かれた奈々の下着とスーツが奪われた。
「返して、裸でいる訳には行かないのよ」
「だったら、オ○ンコやらせてよ。イヤなら素っ裸のままだよ」

 「そんな意地悪しないで。お願いよ」
「ダメだよ。やらせてくれるまでは返さないよ」草苅が引く様子はない。
「わかったわ。セックスしてもいいけど、誰にも言わないで」尻を草苅に向け、足を開
いて屈んだ。

 「勿論さ。言っても何にもならないし…」草苅は肉竿を掴むと、淫裂に押し当てて突
きだした。
すかさず「あ~!」喘ぎ声を上げ「痛いから、ゆっくりして…」頼むが精力に溢れる肉
竿は一気に根本まで入り込む。

 「先生、我慢して。すぐ出すから」根本まで入れるとピストンを始めた。
「ゆっくり…。ゆっくり入れて…」痛みに堪えていると、次第に膣も濡れて痛みが快感
に変わっていく。
「そうよ。奥まで入れるのよ…」喘ぎながら、深い結合を求め乳房も揉ませた。

 草苅は肉竿のピストンを速めていくが(早くして、見られたら大変なのよ…)奈々は
気が気ではなかった。
時計を見ながら、淫裂を肉竿で突かせているが、授業の終わりまで10分しかない。
「早くして、お願いよ!」
「わかっている。今出す所なんだ!」動きが停まり、肉竿が膣奥で噴射した。

 「抜いて。時間がないのよ!」放出が終わると、草苅を退けてブラジャーを着けずに
シャツを着た。
その上に上着を着け、淫裂を拭いているとチャイムが鳴った。
「時間がないわ!」パンティを履かずにスカートを履き、ブラジャーとパンティを引き
出しに仕舞い込むと、それと同時に、廊下が賑わい同僚も戻って来る。

 (間に合ってよかった…)安堵していると、草苅に撮られた事が気に掛かり「お願い
だから、誰にも見せないで!」小さな声で言うと「わかってます」そう言って職員室か
ら出て行く。
「本当に大丈夫かしら?」奈々の不安は消えない。

 そして、4時間目のチャイムが鳴ると職員室を出て教室へ向かうが、乳首がシャツと
擦れて痛みを感じている。
それに、パンティを履いてないので、淫裂がスースーする。
「ミニだから注意しないと」生徒に下着無しを、気付かれないように心がけて、授業し
ていく。

 幸いにも気づかれず、残りの授業も無事に終えて下校時間となったが、職員室では会
議が行われた。
議題は部活の事で、顧問を決める会議でもある。

 「私はよく知らないから…」奈々は新任だから自分から希望は申し出なかったが「奈
々先生は新人だから演劇部がいいんじゃないかしら?」同僚が推薦する。
黒川も「そうだな、あそこなら無難だし」承知して奈々は演劇部の顧問と決まった。

 愛子は写真部、里奈は美術部と同僚の皆が顧問に選ばれ、顧問が決まると翌日の生徒
会との会合で知らされる。
それを聞いた演劇部の目黒は「今度の顧問は新任か!」薄笑いを浮かべている。