「全裸の新体操女王」

                      赤星直也:作

第10話 監督兼コーチ

 そして、美紀が出演する体操が放送された。
元日本代表の生々しい体操着に、週刊誌やテレビ局の取材が殺到している。
記者は「恥ずかしくありませんか?」と同じような事を、尋ねていた。
「恥ずかしくはないです。仕事ですから…」割り切って言うが(恥ずかしいわよ。オッ
パイの半分が見えているのよ)内心ではそう思っている。

 だが、マスコミ各社が美紀の体操着を取り上た割には、視聴率はあまりよくなかった。
そこで、和田は美紀を呼びだした。
「小森君、評判がいまいちだね」それを言うなり、美紀の胸に手を入れた。

 「ダメ。もういやです!」顔を背け、乳房を掴もうとする手を押さえた。
「番組を降りたいなら、それでもいいよ」卑怯にも、脅しに掛かった。
「降りたくありません。続けたいです…」
「だったらわかるよね。子供じゃないんだから」和田の手が大胆になって、ブラジャー
を捲り上げ、乳房を掴んだ。

 「う!」(やめて。もう、触らないで!)だが美紀は顔を背けて拒もうとはしない。
「見せてくれよ。小森のパイパンオ○ンコを…」乳首に吸い付く。
「ここでは、誰かに見られます。別な場所で…」

 「わかった、今夜見せて貰うよ。ここもいいだろう?」股間を撫でていく。
「お腹の中に出さないと、約束出来ますか?」手を押さえながら尋ねる。
「勿論さ。出さないようにするよ」
「軽くですよ。軽くですからね」
「わかったよ」和田は以外と素直に引き下がり、手を退けた。

 (セックスを求められた…。これからも、仕事と引き替えに求められるんだ…)黙っ
たまま、露わになった乳房を仕舞い込む。
「それから、仕事を紹介してあげるよ。関東体育大学のコーチ、兼監督だよ」

 「関東体育大学ですか?」聞き間違いではないかと尋ねた。
「そうだ。安定した収入だぞ。ただ、部員がちょっと変態気味だがな」それは言われな
くても知っている。
美紀は、裸にされ股間の絨毛を綺麗に剃られた上に、レズの相手をさせられたから忘れ
もしない。

 (どうしよう。また恥ずかしい事をさせられるんだわ。でも、お金になるならやった
方がいいし…)と悩んだ末に「やらせて下さい。そこの監督権コーチを!」承知した。
「わかった。だったら、直ぐ行こう!」
「はい」美紀は和田に連れられ、関東体育大学のキャンパスに向かった。

 キャンパスは、そんなに遠く離れてなく10分程で着いた。
和田はキャンパスをよく知っているのか、迷うことなく職員室に入った。
「待っていたぞ。和田!」
「竹下、いい子を見つけたぞ。元全日本代表だった小森君だよ」
「知っているよ。よく見つけたな!」竹下と呼ばれた男が、美紀の体をなめるように見
ていく。

 美紀は「初めまして、小森美紀です」と挨拶した。
「遅れました。新体操部の顧問をしております、竹下高次と申します」竹下は美紀に今
までの事を話した。
和田と竹下は高校、大学と、一緒だった事も話した。

 「竹下、まずは日本代表の演技を見てから、決めるだろう?」
「そうだよ。体育館で見せて貰うか」竹下を先頭にして、キャンパスの中にある体育館
に向かった。

 「ここだ。体育館と言っても小さくて、新体操部専用になっているがね」確かに小さ
い建物だ。
ドアを開け、中に入ると「1年生、何やっているのよ!」黄色い声が聞こえた。

 「罰よ、脱ぎなさい!」それと当時に、悲鳴が聞こえ(脱げですって?)美紀の体が
強ばった。
「やっているな。元気でいいね!」金属製の扉を開けると部員達がいた。

 「イヤ、見ないで!」中では、数人が全裸になって練習していたらしく、一糸まとわ
ぬ姿でうずくまっている。
「顧問だよ。恥ずかしがる必要はない。今日は監督兼コーチに成って貰える方を、連れ
てきた!」

 「小森よ、元日本代表の小森美紀よ!」
「本当だ、小森だ!」信じられないと言った顔で、うずくまっていた全裸の部員が立ち
上がって、美紀を見つめている。
「望、オ○ンコ丸見えだぞ。また剃ったのか?」
「イヤ、見ないでよ。性器は見られたくないのよ!」真っ赤な顔になり、手で隠した。

 「竹下、日本代表の実力も知りたいだろう?」
「当然さ。部員もそう思っているよ」
「聞いた通りだ、小森君、模範演技を頼むよ」
「そんな事、急に言われても、準備してこなかったし…」

 「それなら大丈夫よ。この前のようにやればいいのよ。ねえ、コーチ!」この前美紀
と抱き合った部員が声を掛けた。
「そう言う事。着替えはこっちですよ」別な部員も言う。
(そんな。フルヌードでの演技だなんて…)顔が真っ青で、震えている。

 「小森君、わかっているよね。これは君の為でもあるんだよ!」和田も裸になるよう
に促した。
「わ、わかりました…」声を震わせ、部員と一緒に着替え室に向かった。

 「恥ずかしい。ヘアのない性器を見られるなんて…」震えながら服を脱いでいく。
パンティ、ブラジャーも脱ぎ、生まれたままの姿になった。
「ハイ、シューズです」白い体操靴を手渡す。
「ありがとう!」それを受け取ると、腰を沈め履いていく。

 「よかった、コーチになって貰えて!」部員は無防備になった美紀の乳房を掴んだ。
「やめて、集中出来ないでしょう!」
「だったら、演技が終わってから楽しもうね」乳首を摘む。
「ん!」思わず声が上がったが、それでもシューズに足を通していく。

 美紀は「準備はいいわ!」手で胸と股間を押さえて言う。
「ダメよ。入場は両手を振ってするものよ」
「恥ずかしいわよ。あなたに剃られたので、ヘアがないのよ。見て、剥き出しになって
いるでしょう!」手を退けると、割れ目が丸見えだ。
しかも、肉襞がはみ出ているのもわかる。

 「それでいいのよ。そのパイパンがいいの。行きましょう!」部員に腕を掴まれ着替
え室から出た。
(イヤよ。フルヌードでの模範演技だなんて…)手で淫裂を隠したいが出来ず、乳房と
淫裂が露わになっている。

 「お待たせしました」
「元代表がフルヌードだ!」
「しかも、ヘアが生えてない!」美紀が全裸で部員の前に現れると、声が上がる。

 「和田、なかなかいいじゃないか。こんな監督もいいよ」竹下は項垂れて立っている
美紀の体を見つめた。
「竹下、張りがあっていいぞ。試して見ろ!」
「どれどれ!」部員達が見守る前で、美紀の乳房が握られた。

 「ホントだ。柔らかいし張りもあるよ」満足そうに揉んでいく。
「オ○ンコも締まりがあっていいんだ。鍛えられているから気持ちいいぞ」
「そうか、オ○ンコもね」淫裂も触られ指が押し込まれ「あっ!」声を上げる美紀だ。
(やめて。せめて、部員の前ではやめて下さい!)太股がブルブル震え、泣き顔になっ
ている。