「地獄の囚人」

                     赤星直也:作
第7話 接待係

 「何も怖がる事はないわよ。自分の置かれた立場を知って貰わないとね」涼子は上着
を脱ぎ、そして、ブラウスのボタンも外し出した。
ブラウスは上から順に前を広げていき、全てのボタンが外され前を広げると黒いブラジ
ャーが露わになったが、カップがなく、乳房が飛び出していた。

 それには、桐子も驚き顔で声も出せない。
「驚いたかしら。私はこの姿が一番好きなの」乳房を揺らせながら、ブラウスを脱ぐと
スカートに手を掛けた。
ホックを外し、ファスナーを下げるとスカートが落ちて涼子の下半身が露わになった。

 涼子はパンティを履いておらず、ボウボウに生えた絨毛が揺れている。
それに、腰には黒いガーターベルトを着け太股までの黒いストッキングだけを身に着け
ている。
(もしかして、サドでは?)桐子の脳裏をかすめ、顔が引き吊りだした。

 「私の事がわかったみたいね。しっかりやらせて貰うわよ」スカートも脱ぐとムチを
持った。
それには「やめて、お願いですからやめて下さい!」必死に頼み込む。
「残念ね。せっかくここまで見せたんだから、楽しませて貰わないとね。それに、嘘を
付いた罰も受けて貰わないと」そう言うとムチが桐子の乳首を突いた。

 「ギャ~!」痛みに悲鳴を上げたが、手を緩める気配は全くない。
「ここもよ。ここが生意気に大きいわ!」乳房の膨らみにも刺していく。
「ギャ~!」桐子は悲鳴を上げ続けた。

 涼子はムチで桐子を突くと、手で乳房を握りだし「ヒ~!」悲鳴を上げるのをやめな
かった。
責めは乳房だけで納まらず、淫裂にも及んでいる。
「何よ。ここは?」はみ出した肉襞が掴まれ引っ張られていく。
「ギャ~!」体の自由が効かない桐子は悲鳴を上げるだけだ。

 「許して、もうしません。悪い事はやりませんから」大粒の涙を流して詫びていく。
「まだまだよ。本当に反省しているの?」敏感なクリトリスが指で潰され「ギャ~。も
う、しません。二度としません…」体を震わせながら言う。
「そこまで言うなら勘弁してもいいわよ。その変わり、罪を体で償うのよ」

 「体で償うって、男に抱かれろとでも?」
「ここに男はいないわ。意味わかるわよね?」態度が一変して乳房を優しく撫でだした。
(レズだわ、レズの気もあるんだ。いやだけど、ここは…)
「抱かれます。ですから、痛いのはイヤです…」

 「そう、それならいいわ。早速やるわね」涼子は股間にレズ用のディルドーを取り付
けていく。
淫裂に片方を入れ、ベルトで固定していくと、そそり立った肉竿のようになっていく。
(あれが膣に入るなんて…)顔が強ばった。

 そんな事などお構いなしに、ディルドーを固定し終えると、桐子を四つん這いにして
後ろに立った。
涼子は先端を淫裂の中に押し込み(膣に入った…)「あ、あ~!」と喘ぎ声を上げた。
先端が入ると、小刻みに腰を振りながら奥を目指していく。

 「ダメ。痛いだけです!」逃れようとするが、腰を押さえられては逃れる事ができず
ディルドーの根本まで淫裂に収まった。
(裂ける、膣が裂ける~!)髪の毛を振り乱しながら堪えるが、涼子は腰を動かし「ピ
シャ、ピシャ!」音が響いている。

 「ダメ。まだダメ…」喘ぐが、腰の振りはむしろ早まっていく。
「あ、あ、あ~!」乳房を揺らせ声を上げ続けると、嫌がっていた桐子の膣も次第に濡
れだし、ヌルヌルした液体が流れ出て、痛みが快感に変わっていた。
「あ、あ、あ~!」気持ちよさそうに、乳房を揺らせながら声を上げていた。

 暫く涼子は腰を振り続けてから、桐子を仰向けにさせディルドーを固定していく。
「わかっているわよね。何をするか?」跨ると淫裂を押しつけてきた。
(あんなに太いのが膣に入っていく…)自分の淫裂に入ったディルドーが涼子の膣に吸
い込まれていく。

 「気持ちいいわ。チンポでされるよりも感じるの…」喘ぎながら腰を動かしている。
桐子もそれを手伝うかのように、ブラジャーから飛び出した乳房を掴み揉んで「あ、あ、
あ~!」涼子も気持ちよさそうに声を上げだした。

 桐子も乳房を揉むのを速め、時折、指で乳首を挟むと「あ、あ~!」と声を上げて背
中を反らし、涼子も淫裂からドロドロの液体が流している。
(変態よ。ここは変態の集団よ)それでも乳房を揉み続けていると「行く、行く~!」
そう叫んで体を倒してきた。
「ハア、ハア!」荒い息使いが伝わってくる。

 2人は暫く黙ったまま乳房を重ね合っていたが、涼子が起きあがった。
「こんなに濡らしたわ…」濡れた淫裂を拭き、服を着だす。
そして、服を着込むと桐子からディルドーを外していく。

 「今回は初犯だからこれくらいだけど、次はこんな事じゃ収まらないからね」外した
ディルドーを仕舞い込んでいく。
「はい、もうしません…」(本当は私じゃないのに…)項垂れたままだ。
「その気構えなら、今回はこれ迄よ」ドアを開けて出ていく。

 それと入れ違いに刑務官が入ってきて、鎖を外していく。
「今日はこれで済んだけど、今度やったらこれでは済まないからね」鎖が外された。
「もう、しませんから…」

 「わかったら、服を着なさい」その言葉に服を着て、何事もなかったようにまた作業
所に連れ戻された。
戻ると真理が「大丈夫だったの?」と声を掛けてくる。
桐子は「何ともなかったわよ」と強がりを言う。

 それから数日が立ち、桐子もどうにか生活に馴染んできた。
そんなある日、真理と一緒に矯正作業をしていると「高倉美貴、接待係を命じます」と
美香の声が聞こえた。

 「真理さん、接待係って何なの?」
「しっ。黙って仕事をしなさい!」素知らぬ顔をして仕事をしていく。
(もしかして、とんでもない事を…)桐子も黙って作業をしてく。
そして、昼食が済み、休憩時間になると先程の事を尋ねた。

 真理は周りを気にしながら建物の片隅に連れて行く。
「そんなに知りたいの?」
「勿論よ、だって気になるし…」
「わかった。教えるから今夜もやらせてね」

 「いいわよ。真理さんに抱かれるなら」
「だったら教えてあげる。接待係というのは…」真理は話し出すが驚き顔で聞いている
桐子だ。

 真理は5分近く一気に話した。
「そんなのおかしいわ。ここは刑務所よ」
「でも、あるのよ。それを拒むと酷い目に遭うわよ。痛い思いだけならいいけど、死ぬ
かも知れないし…」

 「死んだ人いるの?」桐子は核心を突いた。
「これ以上は言えないわ。後は自分調べて。それに、今夜は約束だからね」真理は桐子
の顔を押さえて唇を重ねた。
「わかっています、今夜ですよね」桐子も唇を吸い返した。

 その時「あなた達、やってくれるわね。勝手にやったからお仕置きよ」知代と顕子が
後ろに立っている。
「許して下さい。押さえが効かなかったんです!」真理は土下座して詫びたが「謝って
もダメよ。あんた達も接待係をやって貰うわ」ニヤリと笑い顕子が言う。

 「イヤ、接待係は許して下さい。他ならしますから!」泣きながら詫びたが「私が決
めた事にケチ付ける気なの。だったら、独房に行く?」
「や、やります。接待係を…」泣きながら承知する真理だが(やっと、尻尾を掴んだみ
たいだわ。早く調べないと…)項垂れる桐子だが内心では期待していた。

 接待係を命じられた桐子達は、今までとは違う檻に入れられた。
「真理さん、これからどうなるの?」心配そうに聞くと「辱めを受けるのよ、大嫌いな
やつに…」泣き声で言う。
(真理さんが大嫌いなやつって誰かしら?)考え廻らしても思い付かない。

 そこに「シャワーを浴びるのよ。特別に使わせるから」顕子に連れられ、8人は今ま
でとは違う浴場へ連れて行かれた。
「丁寧に洗うのよ。今までになく丁寧に…」顕子が意味ありげな事を言う。
(どういう事かしら。今までと違うなんて…)不審に思いながら、桐子は囚人服を脱い
でいく。

 そして、パンティから脱ぎだした。
下半身が露わになると、絨毛は数ミリまで生えている。
更に、ブラジャーも脱ぎ、全裸になるとシャワー室に飛び込み、体を洗いだす。
程なく、真理や美貴も全裸になって入って来た。

 2人の股間は真っ黒な絨毛がびっしりと生えそろっている。
顕子は「背中はお互いに洗いなさい」命令しながら様子を見ている。
真理と桐子は、言われた通りに背中を交代で洗い流していく。

 8人は言われた通りに体を洗い終えると、体を拭いていく。
「はい。今日からこれを飲むのよ!」口に錠剤を押し込まれた。
それを水と一緒に「ゴクン!」と飲み干す。
それを確認してから「着替えよ、今夜からはこれを着なさい」和子が着替えを持ってき
た。

 それを受け取り、広げると「こんなのイヤよ、着ないのと同じじゃないのよ」何も知
らない桐子が声を上げた。
それには、慌てて真理や美貴が「いいから着るのよ!」と口を押さえた。
桐子もそれ以上は言わず、黙って、用意された下着を着込んでいく。

 同じく、真理も着込んでいくが、ナイロン製の下着はかすかに色が付いているだけで、
隠す役目はしておらず、乳房や淫裂が丸見えになっている。
その上には、ミニスリップのようなスケスケのワンピースを着せられた。
(ヌードよ。これだったらヌードと同じだわ…)乳房と淫裂が露わになっているのが気
に掛かっていた。

 8人が服を着終えると、シャワー室から刑務官の宿舎に向かっていく。
「真理さん、これからどうなるの?」不安になってきた。
それが和子に聞こえたのか「怖がらなくてもいいわ。殺すような事はしないから」ニヤ
リと笑って言う。
桐子は(その笑い顔が心配なのよ…)項垂れて歩いていた。

 刑務官宿舎に入ると、8人は大きな広間に連れて行かれた。
そこには非番の刑務官が集まっている。
「来たわね。まずは、味を確かめてからでないとね」意味ありげに言う。
「わかっているわよ。1人ずつショーをやるのよ」顕子は言うが「何をやればいいので
すか?」桐子は理解していない。

 「見ていればわかるわよ。あんたからやるのよ」美貴を指さす。
「わかりました…」力無く返事をして刑務官の前に進み出た。
それに合わせ、音楽が流されると、美貴はそれに合わせて踊りだす。

 暫く踊るとワンピースを脱ぎ、下着姿になっていく。
スケスケの下着だから、乳房が揺れているのがわかり、それに、淫裂も見えている。
(まさか、ストリップをやるだなんて…)驚く桐子の前で踊り続けた。

 やがて、パンティ、ブラジャーも脱ぎ全裸になって踊り出した。
「いいわよ、もっと見せて!」歓声を上げて刑務官達が見ている。
(変態よ。ここは変態の集団だわ)桐子はジッと刑務官達を見つめた。
だが、美貴は腰を振り、乳房を大きく揺らせながら踊り続けている。

 5分ほどして音楽が停まった。
美貴は仰向けになり足を開き、指で淫裂を触り始めた。
(お、オナニーをしている…)指が淫裂の中まで入り、動いている。
「オ○ンコしたい…。誰かとオ○ンコを…」卑猥な事を言いながら指を動かし続けた。

 それを見て「そんにやりたいなら、相手してあげるわよ」1人が美貴の乳房を掴み揉
みだす。
「気持ちいいです、あそこにも…」
「わかっているわよ、オ○ンコが好きなんでしょう?」
「はい、オ○ンコされるのが好きです」屈辱な言葉を言わされ、淫裂も触られていく。

 その間にも「あんたよ、次はあんたの番よ」真理が指名された。
「わかりました…」返事をすると真理は音楽に合わせて踊り出す。
そして、役目のしない服を全て脱ぎ、全裸で踊っていく。

 「いいわね、その腰使いがいいわよ」笑い声が上がる中、最後まで踊り、続けて仰向
けになった。
「あ、あ、あ~!」真理は喘ぎ声を上げながら乳房を揉んでいる。
「誰でもいいからして下さい…」

 「何をして欲しいか、ハッキリ言いなさいよ!」
「お、オ○ンコです、私とオ○ンコして下さい」屈辱な言葉を無理に言わされた。
「わかったわ。そんなにやりたいならやって上げるわよ」真理の淫裂を撫でてから指を
入れると「あ、あ、あ~!」声を上げ体を反らせていく。

 こうして、女囚は次々と全裸になって踊り、刑務官の辱めを受けて桐子だけが残され
た。
(イヤよ、こんな事やりたくない。たとえ痛い思いをしても…)ブルブル震える桐子に
「最後はあなたよ。やらなかったら、どうなるかわかっているわよね?」顕子は目を輝
かせて言った。