「極道烈伝」
                     赤星直也:作
第6話 悪への道

 2人はアパートに戻ると、直美に淳子の事を話した。
「いやだわ、縛られてセックスだなんて変態よ!」
「でも、今までにない刺激だったな。直美さんを縛ってしてみたいな…」
「イヤよ。私は普通でしたいの」

 「でも、やりたいよ。やらせて!」2人は直美の手を縛りだした。
「やめて、冗談はやめて!」
「本気だよ。本気でしたいんだ」2人掛かりで直美の服を脱がしていく。
「普通でして。お口でもしてあげるから、普通で…」直美が言っても火の点いた2人
は聞き入れず、あっけなく乳房と下半身を露わにさせられた。

 「直美さん、ヘアも剃ろうね」
「イヤ、それだけはやめて!」
「でも剃りたいよ」淫裂を触っていく。
「わかったわ、全部はダメよ。性器の周りだけなら剃ってもいいわ」その言葉に健二
は直美の絨毛を剃っていく。

 「気持ちいい。オ○ンコを剃るとチンポが疼く…」興奮品しながら絨毛を剃り、直
美の淫裂を責め立てた。
「ダメ、優しく、乱暴はイヤ…」激しく動く肉竿に悲鳴に近い声だ。
2人は交代しながら直美の淫裂を責め立て、肉竿から放出を済ますと直美の手を解く
が機嫌が良くない。

 「こんな事しないで。やったら、絶交だからね」服を直しながら言う。
「でも、気持ちいいんだ。チンポの先まで疼いて…」甘えるように乳房に吸い付く。
「そんな事してもダメ。バツとして、1週間はセックス抜きだからね」さらに直美は
淫裂を見ながら言う。

 「見て。恥ずかしくて、見せられないわよ」無毛になった淫裂が露わになり肉襞が
飛び出していた。
「僕は綺麗でいいと思うけど」触ろうとすると手が叩かれ「もうダメ、1週間はダメ
よ!」直美は服を直すとアパートを出ていく。
「気持ちよかったけどな。仕方ないかな」
「そうだよな、縛って喜ぶなんて普通じゃないしね」諦めて2人も勤め先に向かった。

 それから数日後、2人はいつものように働いていると久しぶりに馴染みの客が来た。
「珍しいですね」
「そうなの、事情があってね。帰り話があるけど、2人ともいいでしょう?」その言
葉に体が震え「わかりました、お付き合いします」お返事する声も上擦っている。

 客は水割りを飲みながら時間を潰し、店が閉まると3人一緒に店を出て、ラブホテ
ルの前に来た。
「私、ここまでは覚えているのよ」
「そうなんですよ。眠ってしまって、仕方ないから寝かせて帰ったんですが…」
「フロントでもそう言っていたからわかっている。でも、どうしてあいつらが…」納
得行かない様子でホテルに入った。

 「ところで、何かあったんですか?」
「あったわよ、知らない男が私をレイプしていたのよ。それに、お金をだせって!」
「それで。警察に?」
「馬鹿ね、いけるわけないわよ。浮気していたんだし、自業自得ね」
「それで、お金を?」
「そう、100万払ったわ。それでも足りないからショーをやれって…」その言葉に
顔を見合わせた。

 「まさか、セックスショーを?」
「そう、オ○ンコされ放題よ。この年であんな恥ずかしい思いは初めてしたわ」女性
は服を脱ぎ全裸になった。
「見て、こんなにされたのよ」絨毛が数ミリに揃っている。

 「可愛いです、こんな性器なら僕も剃りたい…」健二は乳房を吸いながら淫裂を撫
でていく。
「イヤよ、恥ずかしいわ。丸見えだし」
「そう言わないで剃らせて下さい、僕も剃りたいです」秀樹も背中から抱き付き首を
吸っていく。

 「わかったわ。どうせ、こんな風だし、剃っていいわよ。その変わり、2回づつ出
すのよ」
「わかりました」 女性が承知すると2人は右と左を分かち合って剃った。
「恥ずかしいわ、ヘアがないなんて…」鏡に映った淫裂に声を上げた。

 「それよりも、しましょうよ」その言葉に後ろから挑んだ。
「いいわよ、早くして…」淫裂に肉竿を押し込み、ピストンを始めていく。
こうして、2人は明け方まで抱き合った。

 2人が明け方近くにアパートに帰ると直美が浮かない顔をしている。
「どうかしたの?」
「実はヌードになれと言われて…」
「直美さんがヌードに?」思わず声を上げた。

 「そうなの。店の客足が落ちたからヌードになれってママが言うの…」
「直美さん、僕イヤだよ。他の人に直美さんの裸を見られるなんてイヤだよ」
「私だってイヤよ。2人だけにしか見せたくないし」項垂れる直美に2人は顔を見合
わせ、好子を訪ねた。

 「どうしたの、珍しいわね」そう言いながらも訪ねてくるのがわかっていた様子だ。
「実は直美さんのことで…」
「ああ、ヌードの事ね。仕方ないのよ、客寄せがいないとね」
「そこを何とかして貰えないでしょうか?」2人は頼み込んだ。

 「代わりの子を紹介して。それならいいわよ」
「そんな、代わりだなんて…」
「あなたのところに来るでしょう。若い子を何とかするの、これで!」薬を見せられ、
それをジッと見つめてから受け取った。

 「話が拗れたら、亭主が話を付けるから安心して」
「警察沙汰にはならないでしょうね?」
「やり方次第よ。いい、こうやるの…」好子の言葉を聞き逃すまいと真剣な顔になっ
ている。

 その夜、2人はホストをしながら客定めをしていると、未成年と思われる2人がい
る。
2人は言葉巧みに話し掛け、2人に水割りを飲ませた。
そして、店が閉まるとラブホテルに入ったがグッスリ、眠り込んでしまった。

 それを見て、健二と秀樹は2人の服を剥ぎ取って全裸にしていく。
露わになった乳房はそれほど大きくなく、股間には絨毛がびっしりと生えている。
「取りあえず、撮ってからオ○ンコだ」好子から教わった通り、2人の全裸をカメラ
に収め、足を持ち上げ淫裂も撮っていく。

 写真を撮り終えると服を脱いで、抱き付いた。
「うまく撮ってくれよ」
「わかっているさ。オ○ンコに全部入れない方がいいよ」半分入れた所で撮った。
「今度はこっちだ」もう1人にも肉竿を押し込んでそれを撮っていく。
「写真はこれくらいにして、楽しみの時間だな」無意識のなのをいいことに、肉竿の
ピストンを続けた。

 翌朝、目が覚めた2人は全裸で眠ってままで「起きて、朝だよ」眠い目を擦りなが
ら起きた。
「お金ある?」健二の言葉に女性は顔を見合わせ「持ってないのか?」それに頷いた。
「酷いな。ホスト代は一晩10万だぞ!」2人の言葉に2人は泣き出した。
「とにかく服を着ろ、話は後だ」こうして、好子の書いた筋書き通りに事を運ばせ、
2人を連れて行った。

 「あんた達、ただでオ○ンコして貰うつもりだったの?」好子の言葉に泣くだけだ。
「泣いたって仕方ないわよ。今日から暫く働いて貰うからね」
「ば、売春ですか?」顔を強ばらせて言う。

 「やりたいの、売春を?」それには首を振る。
「そうでしょう、そんな事させないわ。その変わり、ヌードになって貰うわ」
「イヤ、ヌードなんてイヤです!」
「イヤだったら、お金払って。2人で20万よ。それに、ホテル代も」

 「後でお返ししますから…」
「そうは行かないわよ。ヌードがイヤなら売春して貰うけど」
「イヤ、売春はイヤです!」
「そうよね、ヌードの方がいいわよね。店の中だから誰にもわからないし」
「顔、隠していいですか?」
「いいわよ、アイマスク程度なら」好子は承知すると、相手の身の上を聞いた。

 それが済むと「逃げられると困るの、ヌードになって貰うわ」と言い出す。
「逃げません、お店では脱ぎますから、ここは許して!」
「ダメよ。それに、裸を調べないと。入れ墨があったら困るしね」どうしても引かな
いと悟って2人は脱ぎだした。

 それを見ていた健二と秀樹の股間が膨らんでいく。
「あら、元気がいいわね、久しぶりに私とやる?」好子が撫でていく。
「松永さんに怒られますから…」
「残念ね。だったら、この達としていいわよ、勿論無料のサービスでね」
「オ○ンコはもういいです。そんな事よりもヘアの手入れがしたいですね」ニヤリと
笑い絨毛を撫でた。

 「ヘアの手入れ?」好子は意味がわからず怪訝な顔をしている。
「オ○ンコの周りを綺麗に剃って丸出しにしたいんです」
それには「面白いわね、やってみようか!」好子も乗り気になった。
しかし、当の2人は乳房は隠さず股間を隠してしまった。

 「聞いたでしょう、ヘアを手入れして貰うわよ」
「イヤ、そんのイヤ。性器が見えになってしまう…」
「やるのよ、やらないと言うなら男を取らせるからね1」好子に脅されては逆らえず、
渋々股間から手を退けた。

 秀樹と健二は2人を浴室に連れて行き、絨毛を剃りだす。
「ジョリ、ジョリ!」絨毛はあっけなく消え失せ割れ目が現れた。
「あんたのオ○ンコはヒラヒラが大きいね」剥き出しになった淫裂を見比べると、確
かに肉襞が違っている。
以前、言われたオ○ンコは人によって形が違うのもわかった。

 「恥ずかしい。性器を剥き出しで人前にでるなんて…」手で淫裂を押さえた。
「これがいいんだよ、男はこれが好きなんだ!」手を退け、淫裂の中を覗き込む。
「これはなんだい?」淫裂の中に突起があり、それを摘んだ。

 「ダメ、乱暴にしないで。敏感なのよ」
「クリトリスかな?」
「そうよ、そうなの」
「だったら、これは?」
「オシッコよ。そこから出るの」尿道を触っている。

 「もういいでしょう、これ以上恥を掻かせないで!」4人は好子の元に戻った。
「あら、可愛いわね。パックリ割れて!」子供のような割れ目に声を上げた。
「お願い、こんな姿で人前はイヤです。ヘアがあったら出ますが…」
「返って受けるわよ。ついでにショーもお願いするわね」嫌がる2人に押しつけた。

 こうして、2人の女性は直美の代わりとして、バーで全裸を晒すことになった。
2人は小さなエプロンが淫裂を隠すだけで、乳房が丸見えだ。
エプロンを持ち上げれば淫裂が見えてしまい、後ろからも見えて直美は(もしかした
ら、私もあれをさせられるのでは?)不安になっている。

 そして、仕事を終え、アパートに帰ると出来事を話していく。
「素っ裸よ、ヘアを剃って丸出しにしていたわ」見たことを2人に話した。
「直美さん、僕はイヤだよ。直美さんの裸を他人に見られるなんて…」
「私だってイヤよ、2人だけにしか見せたくない」直美は2人に交互に抱かれた。

 秀樹と健二は好子の言われた通りにしたが、やがて、愛子も気づいて「あなた達、
怪しいことやってくれたわね。もう来なくていい!」2人は首を言い渡された。
仕事を探しても中卒で、しかも非行歴があるから誰も雇おうとはしない。
「無理しなくていいわ。私の分で何とかなるし」直美が慰めたが、それは返って2人
に重みにになっている。

 そんな2人に、川崎がまた新聞勧誘の手伝いを持ってきた。
何もしないよりはわずかの金でも手にした方が直美のためだから引き受け、住宅街を
回っている。
「○○新聞取って下さいよ、これ景品ですから」愛想良くやってもなかなか契約して
貰えない。

 そんな中、健二は高級車を乗り回す女性を見つけた。
「金のある所にはあるんだな…」車から降りてマンションに入っていくのを見ている。
「あの部屋か、いいなあ。直美さんと一緒に住みたいな」ジッと見ている。

 それから数日間、勧誘をやったが思ったように契約も取れず「そうだ、あそこだっ
たら…」何を思ったか、健二は秀樹に計画を打ち明けた。
それには驚く秀樹だ。

 「もうないんだ。これしか道が…」
低い声の健二に秀樹も「仕方ないよな、やるしかないね」2人は決心し準備を始めた。
「顔は隠した方がいいぞ」
「裸にしてやっちゃおうよ。そうすれば訴えにくいし」
「それだったら、カメラで撮った方がいいよ」
こうして、2人は悪への道を加速して走り出した。