「拗れた関係」

                     赤星直也:作
第15話 女王様と召使い

 智子と麻子は幾度も犯されて、仰向けのままだ。
「わかっているだろうが、警察に訴えたら仲間がこれを近所にばらまくからな」ビデオ
カメラをちらつかせた。

 「誰にも言いません。ですから、もう許して下さい」淫裂を押さえて液体の漏れるの
を防いでいる。
「もう少し我慢しろ。旦那や婚約者にオ○ンコされたのが知れるよりはいいだろう」
その言葉に「う、う、う!」また泣き出した。

 「とにかく、秘密を守っている間はこっちだって守るぞ!」相手が変わってまた犯さ
れていく。
「ダメ、もうダメです!」
「やらせろと言っているんだ!」強引に智子の肛門に肉竿が入り込んできた。
同じように「お尻はいや~!」麻子の肛門にも肉竿が入って「あ、あ、あ!」「う、う、
う!」顔を歪め痛みに耐えている。

 「その顔がいいよ。好きでね」腰を振り続けて噴射して「いや、お尻の中はいや!」
大腸の中に不快感が漂っていく。
「ケツもいいもんだな…」放出を済ますと肉竿を抜き、タオルで拭いていく。

 その後「いや、いや~!」智子は足首を持ち上げられて、淫裂と肛門から流れ出る様
子を撮られた。
「お前だ!」麻子も足を持ち上げられた。

 「撮らないで、セックスしたから撮らないで~!」股間を手で押さえると、背中を足
で蹴られ「イヤ、蹴らないで!」泣き出してしまった。
「素直にオ○ンコを撮らせろ。ケツもだ!」渋々手を退けてカメラに収まっていく。

 撮影が済むと解放され、服を着終えると出て行く。
「悔しいわ。手も足も出せないなんて…」電車の中で話し合う2人だ。
「麻子さん。この事は絶対に秘密よ、言ったらもうお終いになってしまうから」
「わかっているわ、元克さんを失いたくないし…」
「それにしても、何とかならないかしら…」考え巡らすが、いい考えなど思いつかなか
った。

 その日の夕方、智子は弘毅と一緒に風呂に入った。
「あなた。背中を流すわね」
「ああ、頼んだよ。風呂の次は召使いだからね」
「わかっています…」石鹸の付いたタオルを背中に当てると(傷だわ。引っ掻いた後だ。
もしかして…)弘毅に気づかれないように振る舞っていく。

 「今夜もヌードを撮ってね。ヌードを見られると何だか変な感じになるの…」タオル
で背中を擦っていく。
「智子はもう人妻なんだから、変な考えをするなよ」
「わかっています。はい、前向いて!」
「チンポも洗ってくれよ」
「全く、しょうがない赤ちゃんね」言われるままにして洗っていく。

 翌日、智子は弘毅のシャツを調べた。
「血が付いている。間違いないと思うけど…!」電話で麻子と連絡を取った。
「麻子さん、朝からごめんね。大事な話があるの、時間を取ってくれない?」
「構わないわ、今からでもいいけども…」

 「元克に気づかれないようにして。大事な話だから」
「わかったわ。午後からなら時間を取れるけど」
「それでいいわ。うちに来て欲しいの、くれぐれも、元克には気づかれないようにね」
話し終えると受話器を置いた。
「これでよしと。後は証拠を見つけないと」弘毅がいない事をいい事に家の中を調べて
いく。

 そして、押入の隅からビデオとCDを探し出した。
「何かしら。パソコンのデータには間違いないようだけど…」
CDには「CD-R」と印刷されている。
「弘毅さんには悪いけど、調べないと…」パソコンのスイッチを入れた。

 智子はOLをしていたのでパソコンには精通し、難なくCDを入れ調べていく。
「画像データだわ。どのソフトかしら?」見覚えのあるソフトで読んでいく。
「イヤだ、ヌード写真だ。しかも、私と麻子さんのヌードじゃないのよ!」モニターに
は麻子と智子の全裸姿が映っている。

 しかも、淫裂と乳房までしっかり写っていた。
「これは、何のかしら?」次々と調べていく。
そして「イヤ、こんなの撮っていたんだ!」それは脅迫されて勤務先でのヌードだ。
「これで間違いない。あの2人は元克と弘毅さんだ!」なおも調べていく。

 「ビデオはどうかしら?」CDを調べ終えるとビデオを再生した。
「これは違うわ、これかしら?」テープに丸印の付いたのを再生した。
『イヤ、やめて、お願いです!』いきなり手足を縛られた智子の姿が映った。

 乳房をロープで縛られ、太股を持ち上げられて淫裂が丸見えになっている。
『やめて、イヤ、入れないで!』淫裂に肉竿が入っていく。
「これは弘毅さんだわ。間違いない!」確信したがなおもテープを再生していく。

 そして、昼に麻子が訪ねてきた。
「見て、麻子さん」ビデオを再生していく。
「どうしてこんなのがあるの、誰も知らないはずよ」
「あの2人は、弘毅さんと元克よ。昨日、麻子さんが引っ掻いたのが弘毅さんよ」
「えっ、兄さんだったの?」

 「そうよ、これを見て、血が付いているわ、背中にね」
「兄さん達が、私達にあんな恥ずかしい事をさせていただなんて、信じられない!」
「でも見て。まだあるのよ」パソコンにCDを入れて画像を調べていく。

 「イヤ、こんなのイヤ。見たくもない!」それは射精された2人で、淫裂からドロド
ロの液体が流れている。
「どう、これでわかったでしょう。懲らしめてやらないと収まらないわね」
「私だってよ、人前でヌードになって、セックスまでしたんだから!」

 「問題は、どうやってこらしめるかよね…」
「私にいい考えがある。とにかく、これを数枚印刷してからよ」2人は光沢紙に自分の
淫裂と乳房が写ったヌードを印刷していく。
「これを見て、どんな顔をするかしら」印刷を済ますと、また元通りにしていく。
「面白いわね。どんな顔をするかしらね」笑顔の2人だ。

 それから数日後、手紙が届いた。
「イヤ、あなた。こんなの出来ない!」泣きながら弘毅に差し出す。
「どうしたんだ?」渡された手紙を読むなり、弘毅の顔色が青ざめていく。
「そんな、馬鹿な!」後は言葉にならない。

 「私、脅されていたんです、仕方なくヌードになったんですが、こんな事に…」演技
していく智子だ。
「でも、素っ裸で町を歩けるか?」
「やるしかないわ。このヌード写真の方が恥ずかしい…」弘毅の顔が震えている。

 「やめろ。もう裸を晒すのはやめるんだ!」
(嬉しいわ、心配してくれて。でも許さないからね!)
「警察に訴えましょうか?」
「ダメだ、そんな事をしたら大げさになってしまうよ。とにかく考えさせてくれ。素っ
裸になるまで余裕があるし…」

 「あなたの言う通りにする。でも、ヌードを撮るのは忘れないで」服を脱いでいく智
子だが、下腹が一段と膨らんでいる。
「わかった、記念だからね。撮らないと…」弘毅は動揺している。
同じように「元克さん、私、どうしたらいいのよ」智子と同じように演技をしていた。

 それから数日後「あなた行ってきます」「元克さん、やってきます」智子と麻子は悲
しそうな顔をしている。
「ホントにやるのか?」
「やらないと、あの写真がばらまかれるし…」

 「やめてくれ、智子。もうすぐ子供が生まれるんだから、人前での裸はやめてくれ!」
「麻子もそうだ。婚約者がいるんだから、素っ裸になるのはやめてくれよ」必死に説得
している。
「でも、あの写真がばらまかれたら困るし…」困った顔をしていく。

 「そんな心配は要らないよ。絶対に!」
「あら、どうしてなの?」弘毅と元克は顔を見合わせて「あれを撮ったのは実は僕なん
だ…」遂に真相が暴かれた。

 弘毅と元克は、今までの事を詳しく打ち明け、覆面や、拘束具、声を変える唇などの
小道具を差し出す。
「酷いわ。そんな事をした身になってよ。人前でセックスまでしたのよ!」泣きながら
言う。

 「謝るよ。でも、人前でセックスした時は凄く興奮した。それも、お前達を奴隷が代
わりにする為だったんだ…」
「奴隷代わりに?」
「そうさ。僕は麻子が好きで、元克君は智子が好きなんだ。こうすれば2人を自由に出
来ると考えて…」

 「それで、近親相姦のビデオを撮らせて、召し使い代わりの事をさせたんだ!」
「その通りだ。うまくいっていたんだがな。一体誰がこんな写真を送ったんだかね」考
え込んでいく。

 「この写真の送り主は私達よ、これでやっとわかったわ」
「酷いな、騙すなんて!」
「騙したのはどっちよ。こっちの身にもなって!」
「謝るよ」
「口だけではダメよ、態度で示して貰うからね」

 「わかったよ、何でもする」
「だったら、素っ裸になって、私達にさせた事をするのよ」
立場が逆転し、弘毅と元克は全裸になった。

 「ほら、私の服を脱がすのよ」
「はい、御主人様!」
「女王様よ。これからは、そうお呼び!」肉竿を握りしめた。
「ヒー。女王様お許しを!」顔を歪める2人だ。
「わかったようね。これからはこうするからね」
「はい、女王様!」麻子と智子は服を脱がされて全裸になった。

 全裸にされるなり「オッパイよ。オッパイのマッサージをするの」また肉竿を握りし
めた。
「ヒー。お許しを!」弘毅は顔を歪めながら、智子の乳房を揉んでいく。
「もっと気持ちよくよ。そんなやり方では感じないわよ!」
「お、お許しを!」詫びを入れ、乳首を吸いながら揉んでいく。
「そうよ、それでいいのよ…」荒い息づかいの智子だ。

 同じように麻子も「何やっているのよ、マッサージよ!」足を元克の頭に上げた。
当然に、パックリ開いた淫裂が丸見えになっている。
「女王様、オ○ンコが綺麗です。マッサージいたします」淫裂をゆっくりと撫でていく
元克だ。

 (気持ちいいわ。でも、懲らしめないと…)「そこじゃないわ。誰がオ○ンコと言っ
たの。オッパイよ!」麻子も肉竿を握りしめていく。
「ヒー。お許しを、女王様!」顔を歪めて本気で詫びを入れている。
(そうよ、それくらいやらないとね。結婚しても響くわよ)ニヤニヤして眺めている智
子だ。

 智子と麻子は乳房の後、淫裂を愛撫されていく。
(もう、お尻にやってもいいかしら?)
(そうね、あの辛さを味わって貰わないとね…)
「四つん這いよ。犬になりなさい!」おとなしく従っていく。

 「ほら、足を開いて!」言われた通りの弘毅と元克だが「ヒー!」「いてー!」肛門
に浣腸器が押し込まれた悲鳴を上げた。
「やめてくれ。お願いだ!」
「痛いでしょう。懲りたわね」薬剤を一気に押し込むと、その効果は直ぐに現れた。

 「女王様、トイレに行かせて下さい」
「その前に、男同士で抱き合ってしなさい!」思わぬ言葉に顔を見合わせる。
「出来ません。漏らしてもいやです!」
「私もです、男同士で抱き合うのはイヤです。ここで漏らします」計画が狂った。

 (漏らせるわけには行かないし…)
「あなたは麻子さんを満足させなさい。それならトイレに行ってもいいわ」
「やります、必ずやります」元克はトイレに走っていく。
「あなたは、智子さんを優しく労るのよ」
「わかっています、妊娠していますから優しくします!」弘毅もトイレに走った。

 そして、トイレから戻ると麻子を元克が優しく愛撫していく。
「女王様、こんな感じでよろしいでしょうか?」乳房を揉みながら肉竿をピストンして
いく。
「いいわ、凄くいい。愛している、元克さん…」

 「ダメ。召使いにそんな事言ってはダメ、麻子さん。あの悔しさを忘れないで!」
「わかっています。でも、元克さんの気持ちがわかって…。あ、あ、あ!」喘ぎ声を上
げる麻子だ。

 「女王様、私にもオッパイを下さい!」弘毅は智子の乳首を吸いながらゆっくり肉竿
をピストンしていく。
「あ、あ、あ…。愛している、弘毅さん…」途切れ途切れに言う。
弘毅も「女王様、愛しています!」唇を吸いながら肉竿を半分程入れピストンしていく。

 やがて、弘毅と元克は爆発を始めた。
「いいわ、とろけそうでいいわ…」2人は淫裂から精液を流している。
「交代よ、今度はあなたが行かせるのよ」
「わかりました、女王様」今度は兄弟同士での愛撫に変わった。

 「姉さん、愛している」肉竿が淫裂に押し込まれていく。
「いけないわ。あなたには麻子さんがいるのよ」
「麻子も愛しているけど、姉さんも愛しているんだ!」

 同じように「麻子、側にいてくれ!」麻子も兄の肉竿が押し込まれている。
「兄さんには、智子さんがいるわよ」
「ダメだ、麻子も欲しいんだ。智子と同じく」ピストンを繰り返して胎内に再び放出し
た。

 それからは、毎日のように家を行き交っている。
「抽選を始めるよ。今夜はどっちかな?」
「麻子さん、お願いだから引いて。私だと、また召使いになっちゃうし…」
「わかった、私が引くわよ」麻子がクジを引いた。

 「やったわ。今夜は女王様よ、タップリ行かせて貰うからね」
「良かった、私も久しぶりに行きたいの。お尻は綺麗にして置いたしね」全裸になった
智子のお腹が大きく膨らみ、乳首も真っ黒に変色している。

 「女王様、お相手させて下さい」四つん這いになった智子の肛門に弘毅の肉竿が入っ
ていく。
「あ、あ、あ!」喘ぎ声を上げる智子だ。
一方「いいわ、もっと奥まで入れて!」淫裂から淫汁を出しながら悶える麻子だ。

 その後は、兄弟同士で結合していく。
「姉さん、愛しているよ、いつも側にいてくれ!」元克は肉竿の半分を淫裂に入れてピ
ストンしていく。
「兄さん、愛しているわ、一杯出して!」馬乗りになった麻子が腰を振っている。
秘密の内に、禁じられた行為が毎夜のように行われている。

ー完ー