「拗れた関係」

                     赤星直也:作
第6話 一難去ってまた一難

 2人は明かりのついた部屋のドアを開けて、そっと覗き込んだ。
(誰かいる!)緊張する智子だが、覚悟を決めて中に入り、麻子も一緒に入ると、中に
いる人物も2人に気づいて振り向いた。
(ヌードを見られてしまう…)目を閉じた。

 「待っていたよ」聞いた事のある声に目を開けると「あっ!」と声をあげた。
声の主は、忘れられない覆面をしており「どうしてここに?」
「そんな事はどうでもいい。これから撮影だ!」
「もう撮らないで下さい。ヌードはイヤです…」2人は乳房と股間を手で押さえ、うず
くまった。

 「隠したってダメだ。オ○ンコ出した裸を撮る!」それには渋々と手を退けていく。
「綺麗でいいね」男は2人の乳房を撫でだす。
「やめて下さい」「いやです」乳房を触られながら、俯いたまま言う。
「なんだ、いやか。仕方ないな、付いてこい!」覆面を被った男はバックを抱えて外に
出て行き(どこに行くのかしら?)不安を抱えながら後を追う。

 男は「コツコツ!」と靴音を立てているが「ヒタヒタ!」と素足の音もしている。
(階段だわ。もしかして屋上?)男は階段を登り2人も登っていく。
すると、体が揺れて乳房も円を描くように揺れ動いている。
「いいね。オッパイがプリンプリンして!」恥ずかしさで乳房を手で押さえた。

 「隠すなと、言ったろう?」手を退けるが、乳房の揺れは停まらない。
(揺れないで。お願いだから揺れないで)俯いたまま階段を上った。
階段を上りきるとドアを開け、外に出ると、そこは屋上だ。
屋上は、まだ夕方にもかかわらず明るい。
(見られてしまうかも…)見渡すと、ビル群がライトを灯している。

 「体の準備はいいな?」バックを開けながら言う。
「はい、大丈夫です…」
「それなら、始めろ!」ラジカセから音楽が流れだし(やるしかないわ)智子と麻子は
音楽に合わせて踊り出した。

 2人は屋上で、ジャズダンスさせられている。
「いいね。パックリ開いたオ○ンコが…」男はビデオで踊る2人を撮っていく。
ビル群の中で全裸で踊る2人の姿は異様だった。
(イヤ、撮らないで。せめて、見るだけにしてよ…)体が動くたびに、乳房が円を描く
ように揺れ、ビデオは逃すまいと捉えている。

 踊り出してから5分は過ぎた。
額から汗が流れ、徐々に広がり乳房、お腹、背中、淫裂と汗で光っている。
それに、肌も夕日と同じように、赤く染まっており、2人が足を上げるたびに、淫裂の
生えかけた絨毛が夕日にキラキラ輝いていた。

 そして、長い踊りが終わった。
(終わった…)両手を付いて「ハア、ハア、ハア!」と荒い息使いだ。
それに、胸が激しく動き、垂れ下がった乳房も動いていく。

 「いいね。その姿も」智子はお尻から足を開かされた。
「イヤ、見ないで。イヤ!」
「いいじゃないか。オ○ンコを見るだけだから」閉じようとしても力負けし、太股が開
き(性器の中を見られている…)太股がブルブル震えている。

 「いいね。今度はこっちのオ○ンコだ!」
「イヤ、やめて下さい!」麻子も同様にお尻から淫裂を見られている。
「やめて。恥ずかしいからやめて!」手で隠そうとするが「退けろと言ったはずだ!」
怒鳴られ、淫裂の中まで見られてしまった。

 「もういいでしょう。性器をたっぷり見たから…」
「そうだな、もう戻るか」今度は逆に階段を下りていく。
「もういいでしょう。服を着させてください」
「そうだよな。オ○ンコとオッパイをたっぷり見たしな。着てもいいぞ」その言葉で智
子と麻子は服を脱いだ会議室へと向かった。

 全裸の2人は慎重に廊下を歩いていく。
(掴まったら、レイプされるかも知れないし…)そんな恐れを持ってゆっくりと会議室
に近づき、中に入って行く。
「よかった、見られずに済んだし」ドアを閉め、脱いだ服を取ろうとした。

 「ない。ここに脱いだのに服がない!」机の下においたはずの服がなかった。
「私のもないわ!」必死に周りを探すが何も見つからない。
「もしかして?」不安になった2人は、煌々とライトが灯った覆面を被った男の所に向
かった。

 乳房と股間を両手で覆い、ドアを開け入るなり「返して、服を返して下さい!」叫ぶ
と「服か、欲しかったら言う事を聞くんだな」覆面をした男が新たに1人加わり、2人
いる。
「何を、やらせようと言うのよ」
「あんた達しかできないことだ。女同士がやるやつさ!」男は相手を決めたらしく、股
間と淫裂を触っていく。

 「触らないで、性器は触らないで!」さすがに、拒んだ。
「まあいいか。レズ、やるよな。やらなかったら責任は取らないぞ!」
「わかったわ、やるわよ」

 覚悟を決めたのか、2人は向かい合い「麻子さん、恥ずかしいけどやりましょう」智
子は麻子の頬を押さえて口づけをしていく。
「そうね、早く終わりましょうね」2人はお互いに唇を重ね、乳房を押しつけ合った。
口付けが済むと、お互いの手が淫裂を触っていく。

 「智子さん!」「麻子さん!」お互いに触っていた手の指が膣穴に入っていく。
「あ、あ、あ!」声を出し合う2人を男は黙ったままビデオで撮っている。
(イヤよ、ここは会社よ。こんな所で撮らないで)男は2人の行為を撮っていく。

 やがて2人は、抱き合ったまま絨毯の上に横になった。
「麻子さん、行くわよ」
「していいわよ」仰向けになった麻子の太股を開き、顔を埋めると「あ、あ、あ!」麻
子は声を上げ、腰を動かしていく。

 「気持ちよさそうだな。俺も仲間に入れてくれよ」お尻を突き上げている智子の背後
から乳房を揉みだした。
(やめて、いやよ!)舌で淫裂をなめているので、声は出せない。

 男は大胆になって、手を乳房から淫裂へと移し「うっ!」一瞬、体が痙攣した。
(性器を指が触っていく…)男の指が淫裂の中に入り「何だ、ヌルヌルじゃないか。だ
ったらやらせろよ!」ズボンを脱ぐと、後から肉竿を押し込んできた。

 それには「あ、あ、あ!」智子は頭を上げ、声も上げた。
「避妊薬、飲んでいるよな?」
「はい、飲んでいます。でも出さないで下さい。好きな人以外の射精はいやです…」

 「俺は、お前が好きなんだ。出させろ!」肉竿がピストンを始め、背中に胸を押しつ
け乳房も揉んでいる。
(やめて。弘毅さん助けて!)麻子の淫裂をなめながら、顔を歪めている。
「こんなのもいいね。出したら交代だぞ!」ピストンのピッチが早まっていく。

 「クシュ、クシュ!」湿った音が淫裂から出ている中「うー!」遂に爆発した。
「イヤよ。出さないでと言ったのに!」泣き声に変わっていく。
「お前が好きだから、出してもいいはずだ!」
「嫌いよ。レイプした上、こんな事させる、あんたなんか大嫌いよ!」泣きながら答え
る智子だ。

 「嫌われたか、今度はお前がオ○ンコをやらせるんだ!」麻子と智子が入れ替わった。
ビデオを撮る男も入れ替わり「智子さん!」今度は麻子が智子の淫裂を舌でなめていく。
(精液だわ、苦い味がする!)「あ、あ、あ!」敏感な部分を舌が的確に捉え、指も動
いていく。

 その麻子も淫裂を肉竿で突かれ「あ、あ、あー!」背中に胸を押しつけ、小降りの乳
房が揉まれていく。
「だめ。いやよ、だめー!」叫ぶが、肉竿が根本まで入るとピストンが始まった。
「いいね。そんな姿も」またビデオに撮られ、麻子も膣の中に精液を送り込まれ「イヤ、
出さないで!」麻子の淫裂からも、ポタポタと精液が流れ出ていく。
「最高だったよ」肉竿が抜かれ「う、う、う!」淫裂を手で押さえながら泣いている麻
子だ。

 「もう帰ってもいいぞ」
「服がないのよ、返して!」淫裂を押さえた智子が言うと「そうだったな、ほら」小さ
な紙袋を渡した。
(これで何とかなるわ)2人は袋から服を取りだすと「イヤ、こんなの!」紐みたいな
パンティが入っている。

 「それなら漏れる心配ないよ。ゴム製だから」
「わかったわよ」小さな布を付けたが、淫裂を押さえ確かに精液が漏れる心配はない。
その後は自分のブラジャーを付け、着てきた服を着込んでいく。
服を着込み終えると、2人は靴も履き部屋から出た。

 「これで安心だわ」
「そうよね、これで安心したわ」2人がビルから出ると、それと同時に煌々と灯った部
屋のライトも消された。

 智子と麻子は、まっすぐに自宅に向かっている。
「あら、まだ帰ってない」智子は家の中に入って夕食を作り、風呂を沸かしていく。
「元克が来る前に風呂に入らないと…」服を脱ぎ浴室に入ろうとすると「ただいま!」
元克が帰ってきた。

 「姉さん、お風呂なんだ。だったら一緒に入ろうよ!」
「ダメ、今日はダメよ」(射精されたから、見られたくないの)1人で風呂に入って体
を洗っていると「も、元克、ダメよ、入らないで!」全裸になった元克が立っていた。

 「姉さんとやりたいんだ。お尻でもいいからやらせて!」
「何言っているのよ。あれっきりの約束よ」
「でもやりたいよ!」元克は体を洗っている智子を抱きしめて(いけないわ。このまま
では元克にレイプされてしまう…)肉竿が淫裂に当たっている。

 「わかったわ。お尻でさせてあげるから浣腸させて」
「僕にさせて、姉さん!」2人は全裸のまま浴室から出て「やって、元克!」智子は四
つん這いになる。
「いくよ!」「うー!」顔を歪め首を振っていく。

 「終わったよ」浣腸器が抜かれると「と、トイレに行ってくるわ!」智子はトイレで
腸内の全てを吐き出し、風呂で軽くお尻を洗ってから戻ってきた。
「姉さん、薬も塗らないと」潤滑剤の塗られた指が肛門に入り、直腸の中で動いている。
「終わったよ。姉さんが上になってやって!」仰向けに寝た。
智子はその肉竿に潤滑剤を塗ってから馬乗りになり「いくわよ」肛門に肉竿を導き「あ、
あ、あ!」顔を歪めながら吸い込んでいく。

 「姉さん、頑張って」
「大丈夫よ」途切れ途切れに言いながら「入ったわ、行くわよ」腰を動かすと「姉さん、
好きだよ」乳房を掴み、揉んでいく。
「元克、これっきりにしようね。姉さんは弘毅さんとしたいの…」
「わかっているよ、僕も麻子さんとするようにするから」
「そうしてね」腰を振り続ける智子だ。

 同様に麻子も弘毅に浣腸されている。
「兄さん、入ってきた!」
「もうすぐ終わるよ」麻子の胎内に液剤が逆流して「う、うー!」トイレに入り、排出
が済むとまた四つん這いになって潤滑剤が塗られていく。

 「兄さん、入れて。入れていいわよ」
「わかった、入れるよ」
「あ、あ、あー!」声を上げ、顔を歪めながらも、肉竿がすっぽりおさまった。
「麻子、オッパイもいいだろう?」
「今日だけよ。もう兄さんとはしたくないの…」

 「誰と、したいんだ?」
「元克さん。それに智子さんとも…」
「そうか、元克とか…」肉竿のピストンを早めていく。
「麻子。一回でいいからオ○ンコに入れさせてくれ!」
「膣は絶対にダメ。元克さんの膣だから…」途切れ途切れにやっと言えた。

 「そうか、オ○ンコにはダメか…」乳房を揉み、乳首を摘んでいく。
「兄さん、気持ちいい?」
「凄くいいよ。出すからな」
「いいわよ、一杯出して!」乳首を摘まれた麻子の直腸に弘毅の体液が噴射した。
「熱いわ、兄さんのエキスが…」崩れていく麻子の肛門から白い液体が流れ出す。

 智子も元克の排出した精液で直腸が溢れている。
「姉さん、オ○ンコでしたいよ」
「だめ、オ○ンコではダメ。オッパイで我慢して」体を伸ばし、乳房を顔に押しつけて
「あ、あ、あ!」その乳房を掴み、乳首を吸わせる。

 「いいわよ、元克…」頭を抱え、智子も肛門から精液を垂らしながら上に乗っている。
二組の兄弟は、その後、一緒に風呂に入り、同じベッドの中で抱き合いながら、夜を明
かした。