「拗れた関係」

                     赤星直也:作
第12話 貞操帯

 それから数日後、元克が訪ねて来て「麻子さん、綺麗に撮れているよ」写真を見せた。
「恥ずかしい。こんなに性器がハッキリ撮れているなんて!」麻子は見るなり顔を赤ら
めている。

 「オッパイも綺麗だし、割れ具合も最高だよ」
「イヤ、変なとこばかり見て。もっと真面目に見てよ。せっかくヌードになったんだか
ら…」
「そうだよね。せっかくのヌードだからね」2人が写真を見ていると「ピンポーン!」
チャイムが鳴った。

 「どちら様ですか?」麻子が出ると「宅配便です」と答える。
ドアを開け、小さな包みを受け取ると「何かしら?」不思議に思いながら元克のいる部
屋に戻ってきた。
「何なのかしらね」包みを開けていくと下着が入っている。

 「イヤらしいわ。まるで風俗嬢じゃないのよ!」役目をしない下着で「おや。おもし
ろいや。これは貞操帯じゃないか!」
「貞操帯って何なの?」
「昔、戦争に行った夫が妻に不倫されないように付けさせた道具さ」
「イヤだわ、こんなの付けたらオシッコもウンチも不便よ」股間を覆う部分をじっと見
ている。

 「あれ、こんなのも入っている!」元克はテープをデッキに入れ、暫くして画像が出
てくる。
「麻子さんじゃないか!」
「そ、そんな馬鹿な…」声が震えて(どうしてこれが送られてきたのよ!)顔色が真っ
青になった。

 そんな麻子を後目に『兄さん、私として欲しいの!』ズボンを脱がすのが映っており
『兄さん、入れて!』画面を見られず俯いたままだ。
「弘毅さんのチンポが、麻子さんのオ○ンコに入っていく!」声を上げる元克に「う、
う、う!」麻子は泣き出した。

 「弘毅さんともオ○ンコしたんだね。僕とだけじゃなく!」
「はい、兄さんともセックスしました…」後は声にならなかった。
2人が黙って画面を見ていると『いいわ、凄くいいわ』『麻子、凄くいいよ』射精が始
まった。

 「許して。兄さんとセックスがやりたくて、仕方なかったの。許して下さい!」嘘を
言うしかなかった。
あくまでも、脅迫されて近親相姦をしたとは言えない。

 「そうか、僕のチンポじゃイヤなのか…」
「違うの、そんな事ないわ。元克さんのが一番よ」機嫌を取ろうと抱き付くが無駄だ。
「脱げ、素っ裸になるんだ!」
「は、はい。脱ぎます…」(元克さんが怒っている…)元克の顔を見た麻子は怯えて震
えている。

 それでも言われた通りに服を脱いでいく。
「全部だ、オ○ンコとオッパイを丸出しだ!」
「わかりました」パンティとブラジャーも脱いで全裸になった。
「オ○ンコを見せろ!」
「こうですね?」淫裂に指を入れて広げていく。

 「弘毅さんとは何回やった?」
「3回です。それだけです」
「3回もオ○ンコしたのか。これからは俺以外とはオ○ンコするなよ」元克も服を脱い
でいく。

 「やれよ。ビデオのようにやるんだ!」
「わかりました」元克の下半身を剥き出しにし、肉竿を口に含んでいくと「気持ちいい
よな。弘毅さんも気持ちよかったんだね」目を閉じていく。
(イヤ、もう口ではしたくないのに…)肉竿が更に膨らんでいく。

 「麻子、やらせろ!」強引に押し倒し、肉竿を押し込んできた。
「ダメ、ゆっくりして!」叫ぶが元克は両乳房を握りしめたまま、強引に腰を振ってい
く。
(いや、これじゃあレイプと同じよ!)顔を歪めて堪えるが「あ、あ、あ~!」いつし
か、喘ぎ声に変わっていた。

 「麻子は気持ちが良ければ、誰とでもオ○ンコするのか?」
「酷い。私は元克さんが好きなのよ、元克さんが一番なのよ」泣き声になっている。
「だったら、お前がやるんだ。俺を満足させろ!」体を入れ替えた。
「わかりました」馬乗りになって腰を振っていく。

 「もうすぐ、出すからな!」
「はい、私のお腹に出して下さい」乳房を揉まれながら腰を振り続け、膣の中に精液を
送り込まれた。

 「洗ってこい。それから、暫くオ○ンコを俺が剃るからな」黙ったままだ。
「返事はどうした?」乳首が潰される。
「ヒー。お願いですから、ヘアを剃って下さい…」やっと言えた。
「それなら、今すぐ剃ってやる」2人は浴室に入って行く。

 まず、麻子は淫裂の中を洗い、精液を流し出し「今度はマン毛だな」カミソリで生え
かけた絨毛を剃っていく。
(やっと生えたのに…)恨めしそうに剃り落とされた淫裂を眺めている。

 「ほら、体を拭かないと…」
「そうだったわ。拭かないとね」麻子は濡れた体をバスタオルで拭いていく。
「これから僕の言う事は、何でも聞くんだぞ!」
「わかりました…」力無く返事をして浴室から戻ってきた。

 「麻子、これからはこれを付けろ!」
「元克さん許して下さい。それを履いたら、下着姿になれません…」泣きながら言う。
「イヤでも付けるんだ!」元克は強引に金属の貞操帯を取り付けていく。

 「いいか。これからはこの鍵でしか開けられないからね」股間の部分でしっかりと止
められ、麻子の淫裂を金属が覆っている。
縦に割れた部分からピンクの肉襞が見えるが、指や肉竿を入れる事は出来ず「う、う、
う!」泣き崩れる麻子だ。

 「オッパイにもしないと…」金属製のカップを乳房に押しつけ、ベルトで留めていく。
最後に鍵を掛けて元克以外には外せないようにした。
「許して。もう、しませんから許して!」泣きわめくが、もうどうする事も出来ない。
(こんなので、覆われるなんて…)冷たい感触が伝わってくる。

 「服を着てもいいぞ」仕方なく、スリップをクローゼットから取りだし着ていく。
「それなら、誰にも気づかれないな」ベージュのスリップは金属のパンティとブラジャ
ーを隠している。

 「お願い、この事は誰にも言わないで」
「わかっているよ、2人だけの秘密だから」こうして、麻子は元克の言うがままになる
しかなかった。 

 麻子が貞操帯を取り付けられてから暫く経った日に、智子と弘毅が2人だけでいた。
そこに見計らったように、宅配便が届けられ「何かしらね」弘毅の前で広げていく。
「イヤだわ、こんなのが入っている!」貞操帯や下着だ。
「これもあるよ」弘毅はビデオを再生し、そして智子は顔色を変えた。

 「消して。弘毅さん消して!」慌てるが遅かった。
「智子。実の弟とオ○ンコを楽しんでいたのか!」
「ち、違うわ。あれは演技でやったセックスよ!」声が震えている。
「言い訳は聞きたくないな。とにかく脱げ、素っ裸にして調べてやる!」

 「イヤ、乱暴はイヤ!」麻子は弘毅に服を剥ぎ取られて「あん、あん、あん!」乳房
を揉まれ肉竿で突き刺されていく。
「弘毅さんのがいいわ。弘毅さんのオチンチンが一番気持ちいい…」
「そうか、俺のが一番か!」お世辞を言われ、腰の振りを早めて膣の中に射精した。

 その後は麻子と同じように、やっと生えた絨毛を綺麗に剃られ、金属製の貞操帯を股
間に取り付けられ、乳房も金属のカップで覆われ鍵を持った弘毅しか触れない。
「許して下さい。もう、元克とはセックスしません!」泣きながら言うが、鍵が掛かっ
て外せない。

 「智子、これからは俺の言う事を聞くんだ。聞かなかったら一生このままだぞ」
「聞きます、ですから外して下さい…」
「ダメだ。暫く、お仕置きだ!」それを聞いて泣く事しかできない。 

 智子と麻子は普段と変わらぬ生活を送っているが、風呂に入る時も、あの金属の貞操
帯を付けたまま入るしかない。
「洗いたいけど洗えない!」淫裂と乳房を洗えない。
色々やっては見たが無理で、風呂から上がると、智子を抱こうと元克が待っている。

 「姉さん。させて!」
「ダメ。やめなさい!」タオルを退けるが、金属が乳房と股間を覆っていて触れない。
(良かった、これなら安心だし)ホッと安心した。

 「これじゃ、オ○ンコできないや。仕方ない、だったらここだ」
「やめて、何する気なのよ!」無理矢理に智子は四つん這いにされた。
「ほら、ここなら無防備だ!」淫裂は隠されているが肛門が剥き出しになっている。
「イヤ、お尻は痛いからやめて。入れないで!」叫ぶが元克は姉の肛門に肉竿を押し込
んいる。

 「抜いて。お願いだから抜いて!」目を開ききり、途切れ途切れに言っている。
「それはダメだよ。ここしかやれないんだから…」肉竿は、さらに奥まで入るとピスト
ンを始めて「あ、あ、あ!」息を詰まらせながら喘いでいた。

 同じように、麻子も弘毅に四つん這いにされていた。
「オ○ンコできないから、ここでやらせてくれ!」肛門の皺に肉竿が触れている。
「イヤ、兄さん痛いからやめて!」
「オ○ンコできないんだから、ここでやらせてくれよ」妹の肛門に肉竿をゆっくりと押
し込んでいく。

 「ヒー、抜いて。兄さんお願いだから入れないで!」麻子の叫びを無視し、肉竿の全
てを押し込み、ピストンを始めて「あ、あ、あ~!」息が詰まる思いを堪えている。
こうして、2人は肛門から精液を噴射された。

 それから3日後に麻子と弘毅が智子の家を訪ねてきた。
「弘毅さん。体を洗いたいんです」恥ずかしそうに言う智子だ。
「麻子もそう言ったんだ。だから来たんだよ、智子」弘毅と智子は抱き合ったが、金属
が邪魔している。

 「欲しいの。弘毅さんが欲しいの…」
「智子、それはどうだかな。それは智子次第だよ」
「どういう事なの?」怪訝な顔をになる。
「智子の運が良ければ、智子とオ○ンコが出来るけど…」

 「僕から言うよ。ここに鍵が二つあるけど、これをどっちが持つかで決まるんだ」元
克が説明した。
「と、言う事は元克ともしなければいけないの?」顔色が青ざめていく。
「そうさ、僕だって麻子とするかも知れないんだ」
「イヤ、兄さんとはしたくない!」泣き出す麻子だ。

 「我慢しろ。僕が好きだったら、我慢するんだ!」元克に一括され泣きやんだ。
「とにかく始めよう。これを2人で決めてくれ!」二つの鍵が渡された。
「麻子さん選んで!」
「智子さんに任せるわ」
「そうは行かないわ。選んで」渋々2人は鍵を選んだ。

 「弘毅さん、これです!」智子は弘毅に鍵を渡し、同じように「元克さん、お願いし
ます」麻子も元克に鍵を渡した。
「脱ぐんだ。脱がないとオ○ンコを洗えないぞ!」
「わかりました」智子と麻子は服を脱いでいく。

 シャツ、スカートを脱ぎ金属製の貞操帯姿になると「お願いします!」祈る気持ちで
立ち、弘毅と元克は鍵を入れた。
「鍵が開かないぞ!」「僕もだ!」弘毅と元克が言うと「そ、そんな~!」悲鳴に近い
声だ。

 「仕方ないな。麻子のならどうかな?」弘毅は麻子の腰の鍵穴に入れた。
「カシャ!」鍵が外れ、ピンクの淫裂が露わになり「そんな!」泣き顔になっている。
「こっちはどうかな?」胸の鍵穴にも入れた。
「ガシャ!」Bカップの乳房が飛び出していく。

 「麻子、今夜はお前が相手だ!」弘毅は麻子の乳房を掴み吸っていく。
「と言う事は…」元克は智子の鍵穴に入れると「ガチャ!」確かに鍵が外れた。
「イヤ、こんな事イヤ!」智子も泣き出したがどうする事もできない。

 「元克君、麻子を借りるよ」
「弘毅さん、遠慮なく。僕も姉さんをお借りしますから」弘毅と元克はしてやったりと
いった顔で服を脱いでいく。

 「麻子、やってくれ」弘毅は下半身を剥き出しにし「兄さん、優しく入れて、乱暴に
しないでね」泣きながら勃起した肉竿を掴んで擦っていく。
「姉さんもやってよ」
「わかっているわよ」悲しそうな顔で、弟の肉竿を擦っていく智子だ。

 やがて「姉さん、愛している」「麻子、好きだよ、側にいてくれ」二組のカップルは、
血の繋がった兄弟にもかかわらず、股間と股間を密着させていく。
「あん、あん、あん!」麻子と智子は、乳房を揉まれながら淫裂に肉竿を押し込まれ、
ピストンされている。

 (許されないわ。血の繋がった同士がセックスだなんて…)目を閉じ、肉竿を迎え入
れていた。
そんな気持ちを無視して「いいよ、凄くいい!」肉竿はピストンを早め、膣奥に噴射し
た。

 (射精された…。絶対に妊娠は避けないと…)妊娠だけはしないように誓う麻子と智
子だが、淫裂からは白い液体が流れている。