「背徳の家族」
                                   赤星直也:作
第24話 家族の交わり(最終話)

 そんな事とは知らない3人は、後かたづけを済ますと戻ってきた。
「純子、この際だから撮るからね」信吾は、何食わぬ顔でカメラを構えた。
「それなら、俺も撮りたいよ」次郎もカメラを取りに行き、戻ると撮り出す。
「恥ずかしいわ、イヤらしい姿だし…」
「なんだか、娼婦みたいね」3人はそれでもポーズを作っていく。

 「次は、これを使おうよ」先程の袋を開けて取りだした。
それを見て「縛られるのはイヤよ。痛いし」純子が拒んだ。
「痛くないようにやるよ。まずは、こうやって」信吾は純子を後ろ手にして手首を縛った。
「姉さんもだよ」「それだったら、郁恵さんは僕が」次郎も郁恵の両手を後ろ手に縛った。

 「いいね、こんな写真もいいよ」満足そうに撮っていくと「これも付けよう」口枷を3人に付けた。
「これで良しと。次郎さん、僕から先でいい?」
「いいよ、次は僕だよ」次郎が承知すると、信吾は肉竿にコンドームを取り付けた。
 
 それには「う、う~!」(イヤよ、セックスはイヤ!)首を振る3人だが声にはならない。
「姉さん、心配しなくていいよ。ゴム着きだから」信吾は歩美を寝かせて、覆い被さった。
「う~!」(やめて、純子さんが見ているのよ。いない時してあげるから、今はダメ!)首を振るが
淫裂には肉竿が押し込まれた。

 「姉さん、前からやりたかったんだ!」嘘を並べて肉竿を動かし出した。
それを次郎がカメラで撮っていくが(信吾さんが、歩美さんをレイプだなんて…)呆然と純子が見て
いた。
そんな行為を(そうか、信吾は次郎さんにもやらせる気だ…)郁恵は信吾の考えがわかった。

 そんな考えを知らない歩美は「う、う~!」首を振って拒んでいる。
「姉さん、ゴム着きだから安心して、やらせてよ」乳房を掴み腰の動きを速めた。
そして、登り切ると「う~!」噴射を始めた。
「信吾君、気持ちいいかい?」撮っている次郎が聞くと「凄くよかった。変な気分になれたし」そう
答える。

 「それなら、俺もやるぞ」次郎も肉竿にコンドームを着けだし(そうか、そう言う訳か…)歩美も
やっと理解できた。
だが、何も理解できない純子は「う~、う~!」首を振り次郎を睨んでいる。
それでも次郎は「前から、純子を抱きたかったんだ…」覆い被さると、乳房を吸いながら肉竿を押し
込んで、ピストンしだした。
その様子を信吾もカメラで撮っていくが、嫌がっていた純子も、次第に虚ろな顔になり、淫汁が流れ
出した。

 「純子、気持ちいいよ。これからも、やらせてくれ…」その言葉を聞いた信吾も(思った通りだ、
次郎さんも、その気があったんだ…)してやったりの顔だ。
やがて、次郎は腰の動きを速めて、ゴム越しだが、淫裂の中で噴射した。

 その後、2人は3人の口枷を外すが、両手は縛ったままだ。
「兄さん、そんなに私とセックスしたかったの?」真っ先に純子が口を開いた。
「ずっと前から、そうなんだ。兄妹でなかったら、よかったのにな…」頭を抑えて、唇を重ねる。
「そうなんだ。だったら、手を解いて。私がしてあげるから」その言葉に、皆が驚いた。

 「本当に、やってくれるのか?」
「本当よ。でも、ゴム着きだけど…」
「それでもいいよ、やってくれよ」次郎は純子の手を解き出す。
それを見て「姉さんもやってよ」信吾も歩美の手を解きだす。
「わかった。でも、着けてからだよ」
「それでもいいよ」承知すると、歩美は萎縮している肉竿からコンドームを外して、口を押しつけた。

 「フグ、フグ!」口で擦っていくと、膨らみ出す。
「兄さん、私にもやらせて!」純子も歩美に倣い、コンドームを外すと口で擦りだした。
「純子、上手だよ」次郎の肉竿も膨らんで、また使える状態になっていく。
「やるのはいいけど、2人とも付けからしてよ」見ていた郁恵がアドバイスする。
「そうよね、産む訳いかないし」純子と歩美は、肉竿にコンドームを着けると「やってあげるから」
仰向けになるように言う。

 その言葉に従って、仰向けになると純子と歩美が馬乗りになった。
「純子さん、頑張ってね」歩美はそう言うと、信吾の肉竿を掴んで淫裂に迎え入れる。
「それなら、私も…」純子も負けじと、次郎の肉竿を淫裂に迎え入れた。
淫裂に肉竿を迎え入れると、2人は腰を動かしだす。
「あ、あ、あ」喘ぎながら腰を振ると、淫裂から淫汁が流れているのが見える。

 「気持ちいい、これからも純子とやりたい…」
「やってもいいけど、信吾さんの許しを取ってからよ…」
「そうだよな。歩美も信吾君とやってもいいよ」
「ありがとう、必ずゴムは着けるわ…」腰を振りながら歩美も言う。
「それなら、僕も頑張るよ」信吾も歩美の乳房を掴んで揉んでいくと「いいわ、凄くいい!」喘ぎな
がら、後ろに体を反らせた。
同じように純子も「あ、あ、あ~」と喘ぐ声を上げている。
(これが狙いだったんだ。信吾もやるわね)その様子を郁恵が見ていた。

 それから1ヶ月後には「今夜は、ヌード・パーティの日だよ」信吾が言うと「真っ直ぐ帰るからね」
次郎も乗り気だ。
「それだったら、あれでして。縛られると変な感じになるし」歩美が言うと「私も縛って、されたい」
純子も言い出す。
「わかった、あれでやるよ」信吾と次郎が承知した。

 そして、夜になると、皆が全裸になっていた。
「姉さん、縛るからね」歩美は信吾に両手と乳房を縛られ「純子、やるぞ!」純子も次郎に縛られて
いく。
二人を縛ると「ほら、着けないと」郁恵が肉竿にコンドームを取り付けた。
「兄さん、激しく犯して…」虚ろな顔で純子が言うと「そのつもりだよ!」次郎の肉竿が、淫裂を突
き出し「あ、あ、あ~!」声をあげ、淫汁を流していく。
「姉さん、僕もやるよ」信吾も負けじと、歩美の淫裂を突く出した。
「ダメ、いけない事よ…」そう言いながらも、淫汁を流して快感に浸っている。

 二人は、肉竿を激しく動かして、絶頂を迎え、噴射した。
噴射を終えると、肉竿からコンドームを外して「私も欲しいの…」郁恵が信吾の肉竿を口に入れて
「フグ、フグ!」と擦りだす。
「母さん、後からでいいでしょう?」信吾の言葉に頷くと「だったら、やろうよ」郁恵は四つん這い
になって、信吾の肉竿で淫裂を突かれ出す。
「いいわ、凄くいい!」声をあげながら、悶えているのを歩美と純子が見つめていた。

その翌日「姉さん、やりたいよ」純子や次郎の前で信吾は歩美に抱きつく。
「純子さん、信吾とやってもいいかしら?」
「いいわよ、私も、兄さんとやるから」
「それなら、母さんも一緒にやろう」信吾は歩美と郁恵を連れて部屋に入っていく。
それに倣って「兄さん、私もやるわよ」純子も次郎を連れて部屋に入った。
部屋に入ると服を脱ぎ合い、全裸になって抱き合う。
「いいわ、凄くいい!」「あ、あ、あ~!」声を上げ淫汁を流している。

 この家族は、兄妹や親子にも関わらず、淫裂を肉竿で突き合った。
それは、倫理を無くした獣のように、快楽だけを求めている。
ただ、妊娠しないようにと、コンドームを着けているのが救いだ。
この家族の行為は、世間に知られることなく、末永く行われていた。

                             ~完~