「罠に落ちた義母」

                             赤星直也:作

第16話 アルバイト

 山荘で1週間の合宿を過ごし沙羅は自宅に戻ってきが、相変わらずの全裸で生活しな
ければならない。
1人で家にいると「プルプルプル!」電話が鳴った。

 「もしもし、伊藤ですが?」それは泰三の勤務先からで「わかりました。これからお
伺いします」沙羅は寝室は入り下着を選ぶ。
「これなら、服を着てもいいし」黒いレースのパンティを選び足を通し、同じように黒
いレースのブラジャーを乳房に押しつけてホックを止めた。
下着を着終えるとニットシャツも着込み、スーツを着ると貴婦人といった感じがし、顔
の化粧を済ますと泰三が勤める会社に向かった。

 会社へは2時には着いた。
「申し訳ありません、伊藤泰三の家内ですが用事があると呼ばれまして…」
「伊藤さんの奥さんですか、中村がこちらでお待ちです」
(中村さんが待っているなんて…)不安を感じながらも、会議室に案内され「こちらで
す。すぐに来ますからお待ち下さい」お茶を出された。

 暫くして、中村は4人を連れて現れ(ここは会社だから、セックスを求める事はない
はずよ…)勝手な思い込みだ。
中村は会議室に入るなり「脱げ、素っ裸になるんだ!」いきなり言いだす。
「馬鹿言わないで。ここは仕事場よ、裸になれなんて変よ」

 「変でもやるんだよ。やらないなら、これがどうなってもいいんだな?」この前の写
真で、沙羅が犯された写真や全裸の写真がある。
「やめて、卑怯よ。こんな写真で私を脅すなんて…」泣き声になっている。
「卑怯と言われてもいい。どうするんだ?」

 「わかったわ。脱げばいいのね」沙羅は見ている前でスーツを脱ぎ、その様子を食い
入るように泰三の部下が見ている。
「部長の奥さんがストリップなんて、初めてだな」
「人妻が脱ぐんだぞ。こんなのは絶対にないからしっかり見ろよ」
「わかりました、しっかり見ます」中村の言葉に目を輝かせている。

 (そんなに、見ないでよ)沙羅が下着姿になると「黒いレースか、いいですね。パン
ツから先に脱いでください」沙羅は黙って両手をパンティに手を掛けて背中を向けた。
「ダメだ。こっちを向いて脱ぐんだ!」
「許して。恥ずかしくて出来ません…」

 「オ○ンコを見せているくせに、今更言うな!」中村の強い口調に負け、正面を向い
てパンティを引き下げた。
「ない、ヘアが!」「パイパンだったのか!」恥丘が露わになり無毛の淫裂が覗いた。
「剃っているんだよ。オ○ンコが見えるように、奥さんは剃っているんだよ!」
「へえ、オ○ンコが見えやすいようにね…」じっと淫裂を見つめている。

 「そうだ。普通なら絶対にやらない事を、奥さんはやっているんだぞ!」
(言わないで。そんな言い方はしないで…)黙ってパンティを掴み、足を上げた。
「いいね、ヒラヒラが!」淫裂の肉襞が見えている。
「もうすぐ、見られるからな」股間を見つめていると、もう片足も上げて、下半身を剥
き出しにした。

 「いいね、早くオッパイが見たいよ」息を荒立てる社員だ。
(そんなに見ないで…)性器を晒しながらブラジャーのホックを外した。
「いよいよか!」咽を鳴らしながらブラジャーから飛び出た乳房を見ている。
(これでフルヌードだ…)肩紐を腕から抜いてパンティの上に置いていく。

 「これでいいでしょう?」両手で乳房と性器を覆っている。
「手を退けないと」
「わかりました…」震える手を後ろで組み、全裸を晒していく。

 「いいね、このオッパイが!」「ここもいいよ!」乳房と淫裂を触られていく。
「奥さん、やりたいよ。やらせて貰うからね」
「ダメ。ここは会社よ、いけないわ!」
「関係ないよ。やりたいから、やるんだよ」

 「やめて、声を出すわ。だから、触らないで!」
「声を出してもいいけど、困るのはどっちかな。よく考えてくれ、奥さん!」中村はズ
ボンを引き下げ、下半身を剥き出しにしていく。
(そうよ、困るのは私よ。あの写真が表沙汰になったら困る…)黙り込んでしまった。

 「わかったようだね。さっそくやろうぜ」沙羅はテーブルを両手で押さえ、足を開か
される。
「あ、あ、あ!」腰を両手で押さえた中村が、肉竿を押し込んできた。
「オッパイを揉んでやれ、寂しいとよ」
「わかりました、こうですね?」2人がかりで両乳房を掴まれ揉まれて「ん、ん、ん!」
鼻から息が抜けていく。

 「ここにもやって欲しいだろう?」肉竿のピストンが始まり、「あん、あん、あん!」
防音の効いた会議室に沙羅の喘ぐ声が響いている。
「許して。もう許して!」
「5人とオ○ンコしたら、自由にしてやるよ」腰の振りを早めていく。

 (ダメ。こんな事で感じないからね…)堪えるが淫裂からは淫汁が流れていく。
「ほら、オ○ンコが濡れているよ。一杯出してあげる!ぞ」
「出さないで。お腹には出さないで!」首を左右に振っていくが「いや、いやー!」落
胆の声に変わり、太股まで乳白色の液体が流れてい行く。

 「交代だ。オ○ンコの相手をしろ!」
「はい、喜んで」また肉竿が押し込まれ、ピストンされていく。
「だめ、もうだめ!」喘ぎながら沙羅は5人の精液を淫裂で受け止めさせられた。

 5人の相手を終えると、やっと自由にされた。
「もう許して下さい。夫に知れたら困ります…」淫裂をハンカチで拭きながら言う。
「大丈夫だよ。部長は心の広い人だから、オ○ンコしたくらいで怒らないさ」引き下げ
たズボンを直していく。

 「でも…」後は声にならない。
(フルヌードを言いつけられているのよ。泰三さんに…)言いたいが、黙ってパンティ
を履いていく。

 「いいですか。来週もその下着でお願いしますよ」
「えっ、また来るの?」
「部長が戻るまで、僕たちがお相手します」
「そんな馬鹿な…」沙羅はそれしか言えない。
(来週もセックスだなんて…)黙ったままブラジャーを乳房に被せていく。

 「とにかくお願いしますよ。これが楽しみなんですから」下着の上から股間や乳房を
撫でていく。
(いやよ。もういや!)泣き出したい気分だ。
沙羅は脱いだスーツを着終えると、会社から自宅へと向かった。

 自宅に戻ると素子が帰っており、それに女性のお客がいるらしく靴がある。
「誰かしら?」応接室に入ると、美沙と素子が全裸で抱き合っている。
「いいわ、素子さん。気持ちいい…」美沙は淫裂に素子の指が入り、乳首を吸われ(レ
ズだわ、2人でレズを楽しんでいる!)黙って見ている事にした。

 「あ、あ、あ。我慢できない。して、素子さん…」
「わかったわ。あれで行くわね」素子は樹脂棒を股間に取り付け、ベルトを巻き付けて
いく。
「欲しいの。これが…」美沙はその樹脂棒を口に含んでいく。

 「終わったわ。美沙さんが上に乗ってやってね」素子は仰向けに寝て、美沙が「あ、
あ、あ!」声を上げながら淫裂に吸い込んでいく。
「美沙さん、可愛いわ。いつまでもしようね」乳房を揉みながら言う。
「私もよ。素子さんと一緒にいたい…」美沙も素子の乳房を掴み、腰を振りながら言う。

 「お父さんが戻ったら話すから、それまでは我慢して。こうしてあげるから…」
「お願いします」美沙も素子の乳房を揉みながら腰を振っていく。
「いいわ、美沙さん。いいわよ」
「私もいい。凄くいい」喘ぐ2人に(美沙が、ここで暮らしたいだなんて…)一抹の不
安を抱えながら自分の部屋に戻った。

 沙羅は部屋に戻ると、服を脱いでいつものように全裸になって家事をしていく。
「あら、お姉さん戻ったんだ!」美沙も全裸だった。
「それより美沙、どうしてヌードなの?」
「素子さんとお遊びしたの。今夜も泊まるけどいいでしょう?」

 「構わないけど、レズより男を知らないとダメよ」
「わかっているわよ。でも、姉さんみたいに、男狂いにはならないからね」
「何ですって?」沙羅は我が耳を疑った。
(美沙がそんなことを言うなんて…)信じられなかった。

 「私は男は1人で充分なの。それまでは素子さんと楽しむの」それだけ言うと浴室に
入っていく。
「そんな。美沙が私を馬鹿にした事を言うなんて!」信じられないといった顔で動揺を
隠せない。

 そこに「あら、戻っていたんだ!」現れた素子も全裸だ。
「はい、たった今戻りました…」
「私、お風呂に入るから、夕ご飯お願いね」
「わかりました」まるで使用人といった感じだ。

 風呂に入った2人は声を上げている。
「そこよ、そこをもっと綺麗にして」喘ぐような声を上げてはしゃいでおり、それは沙
羅にも聞こえている。

 美沙は、それからも度々訪れるようになっており、心配する沙羅に追い打ちを掛ける
かのように電話があり「そんなこと出来ません!」泣きながら答えている。
「わかりました。絶対に秘密にしてくださいね」電話を置くと、声を上げて泣き出して
しまった。

 泣くのが収まると家事を済ませ、戻ってきた素子に「今夜、用事あって出かけるの。
先に休んでいてね」沙羅は嘘を言って町に出て、夕暮れの町から電車に乗って歓楽街に
向かっていく。

 「ここだわ」派手なネオンが点滅する店に入った。
「こちらで、アルバイトをしたいのですが?」
「ああ、伊藤さんですね。こちらこそお願いします」
「どうやったら、いいのでしょうか?」

 「先輩がいますから、見ればわかります。とにかく素っ裸になって下さい」
「わかりました」沙羅は着ている服を脱ぎ、下着も脱いで全裸になった。
「これでよろしいでしょうか?」顔を真っ赤にさせて全裸を晒している。

 「いい体ですね。彫り物もないようですからいいでしょう。美紀さん、お願いします」
「はい、支配人!」美紀と呼ばれた女性も全裸だった。
「いらっしゃい。こうするのよ」美紀は沙羅を客がいる部屋に案内した。

 美紀は部屋に入るなり「おいで頂き、ありがとうございます。私が全身を込めてサー
ビスいたしますから、お買いあげ下さい」そう言って自分お体に石鹸を擦りつけ、客に
抱き付いていく。
(こんな事もするんだ!)沙羅は黙って見ていると「見習いですが、ご一緒させてくだ
さいね」美紀は手招きする。

 「構わないよ。あんたもやってくれ!」
「失礼します」沙羅も美紀がした事をし、石鹸を体に塗って抱き付いていく。
沙羅はソープ嬢としてあるバイトを命じられたが、それは素子や藤田達の計画で、実益
と、沙羅の追い出しの両方の計画が合っての事だ。

 そんなことを知らず、沙羅は客と本番もしていた。
「いいです、気持ちいいです!」駅弁スタイルで太股を抱えられて結合している。
(売春をしている…泰三さんご免なさい…)心の中で謝りながら「あん、あん、あん!」
と悶え声を上げていた。

 この日、沙羅は初めてにもかかわらず、4人の客と本番をした。
「ご苦労様でした。半分は渡しておきましたからね」
「はい、伺ってます」それでも4万円を渡され自宅に戻ってきた。

 翌日から、夜になると沙羅はソープ嬢として働いていた。
だが、いつまでも許されるわけがなかった。
「お買いあげ頂きありがとうございます…」いつものように口上を言い、客に抱き付い
ていくと「部長の奥さんでじゃないですか?」声が掛けられた。

 相手を見ると「そ、そんな!」顔色が真っ青になってしまった。
客は泰三の部下の中村で「お願い、黙っていてください。これには訳がありまして…」
涙ながらに言い訳をしたが無駄だ。

 「浮気は黙っていますが、売春となると、放っておけませんね」
「そこを、何とかお願いします」
「奥さんのサービス次第ですね。それで考えましょう」
「わかりました。やらせて下さい…」沙羅は中村の肉竿を掴み、馬乗りになっていく。

 「お客様、オ○ンコに一杯出して下さい。出されると感じるんです」屈辱的な事を言
いながら中村の機嫌を取っていく。
中村はそれをいい事に「3回だ。3回出させろ。しかも、ただで!」
「わかりました。お出し下さい」沙羅はいろいろな体位で中村の精液を3回膣で受け止
めた。

 「これで、黙っていただけるでしょうか?」
「黙ってやるよ。でも、これっきりにした方がいいよ」
「わかっています。もう売春はしません…」
「そのほうがいいよ」ホッとする沙羅だった。

 その後も2人の客を取り、店を出たのは11時頃だ。
「お母さん、どうしてここで?」店から出ると素子と美沙がおり「姉さん、売春までし
ていたんだ!」美沙の顔が強ばっている。
「こ、これには訳が…」唇がブルブル震え、声もなかなか出ない。

 「とにかく、家でお話しましょう」3人はタクシーを拾い、自宅へと戻るが(終わっ
たわ。これで全てが終わった…)目尻から涙を流す沙羅だ。
(ふふふ、これで決まりね。うまくいったわ)声こそ出さなかったが高笑いの素子だ。