「汚された白衣」

                    赤星直也:作       
第4話 演技 

 翌日の木曜日、休診日で皆がくつろいでいると「宅配です。印鑑をお願いします」
インターフォン越しに聞こえ「わかりました」当番のルミが玄関まで行って受け取る
と「なんだ、私宛だわ」ルミは荷物を置いたまま、食事を作っていく。

 荷物は「あら、ルミさんに荷物が届いているんだ!」依子も見つけ「そうなの。知
らない人からなのよ」返事すると「開けてみたら?」言われる。
「そうね。開けてみる!」箱を開けると、手紙とビデオが入っており「ビデオよ。見
てみましょうよ」ルミは依子達と一緒にビデオを再生していく。

 再生が始まると、白衣を着た眠っている女性が映った。
(もしかして…)顔が青ざめていくルミだが、白衣を覆面を被った男が脱がし、レー
スの下着が露わになった。
「見たことある、下着だわね…」
「そうね、どっかで見たことあるわ…」
2人の言葉に(間違いない。あれは私だ!)食い入るように画面を見ている。

 やがて、パンティ、ブラジャーが脱がされて乳房と股間が露わになった。
「イヤだわ、ヘアを剃る気よ」
「恥ずかしくないのかしらね」自分がヘアを剃っているのに、わざと言う2人だ。
やがて、ヘアを剃られた淫裂がアップになり「あら、セックスする気よ」淫裂に肉竿
が入り、そして、鮮血が流れた。

 「この子、バージンだったんだ…」
「そうみたいね」淫裂から流れる鮮血も映っており、その鮮血の流れ出る淫裂に入っ
た肉竿がピストンしていく。
(イヤ、もう消して、見たくない…)ルミは顔を両手で押さえ俯いている。

 やがて男が退け「射精よ、性器から流れているわ」「ホントだわ、射精だなんて」
カメラは女性の体をなめるように映していく。
乳房がアップになり、カメラは更になめていくと「まさか!」「そんな!」2人の悲
鳴が上がり(レイプされたのを知られてしまった…)閉じた目から涙が流れていく。

 その声で「どうしたんだい、そんなに大きな声出して!」見計らったように健太と
健二が現れ「先生、これ、これです!」依子は画面を指さした。
「ルミ君じゃないか!」
「間違いないや。ルミ君だ!」画面にアップのルミが映っていが、皆黙って画面を見
ている。

 画面には、ルミの全裸が映しだされ、乳房を揉まれながら淫裂を犯されて「う、う、
う!」堪えきれずルミは泣き出した。
「止めて、止めて下さい!」
「イヤ、最後まで見よう」皆が画面を見続けた。

 そして、2回目の噴射が行われると、アップで淫裂や乳房、顔が映し出され「間違
いない、これはルミ君だね?」健太に言葉に、涙を流したまま首を縦に振り「あの時
にレイプされていたんです。眠っている間に…」途切れ途切れに言う。
「これが、どうしてここに?」
「送られたんです…」
「他に、入っていなかったか?」
「入っていました」封筒を健太に渡した。

 封を切ると健太は「これが裏に流れたくなかったら、700万で買ってくれ。イヤ
なら裏に流してやるぞ…」書かれた通りに読んでいく。
「イヤ、そんな事されたらもう生きていけないです!」
「あわてるな、まだ書いてある。買ってくれたら絶対に裏には流さないと保証する…」
健太は最後まで読み上げた。

 「私、700万なんて持っていません…」
「警察に行こう。その方がいいよ」
「イヤ、レイプされたのがわかってしまいます。レイプされたのを知られたくありま
せん!」その後は言葉にならず、ただ泣くだけだ。

 「仕方ないな。病院の増築資金から出すか。依子と淳子が稼いだ金だが…」
「いいだろう、2人とも。約束が遅れるけど」
「わかりました。その変わり約束は守って下さい。体まで汚していますから」
「わかっているよ、ここまで来れたのも2人のおかげだし」健太と健二は唇を押しつ
けていく。

 「決まったな。ルミ君、これは2人からの借金だぞ。そう考えて返してくれよ」
「はい、必ずお返しします…」
「だったら、言われた通りに赤い布を玄関に出さないと」
「それは私がします」ルミは赤い布を探しに自分の部屋に戻り「よくやった。依子に
淳子!」健太と健二は2人の胸を撫でていく。

 「お願いです。本当に捨てないで下さいよ。体まで売っているんですから」
「捨てやしないさ。病院を大きくしたら婦長にしてあげるよ。それに、あれも返すし、
妻にもしてやるから。だから、もう少し患者に抱かれも我慢してくれ」
「わかりました、我慢します」力なく返事をしている。
「もし、裏切ったら素っ裸で働くことになるからな。あいつのように」目を光らせて
言う。
「ち、誓います。裏切りません!」怯える2人だ。

 そこに「先生ありました。付けてきます」何も知らないルミは笑顔で赤い布を持っ
て階段から降りて行き(可愛そうに。ご免なさいね、こうしないと…)それを哀れみ
の目で見る依子と淳子だ。

 それから1時間後、「プルプルプル!」電話が鳴り「もしもし、黒岩医院ですが…」
ルミが受話器を取った。
「金はできたか?」
「用意できたわ、だから売らないで!」それを聞いた健太が「待って、僕がでる!」
受話器を取った。

 「金は用意した。もし、裏に売ったらお前を警察に訴えるからな、調べようと思え
ばお前の身元はわかるんだ」
「誓って、そんなことはしない。それより、マスターテープと交換場所だが…」犯人
は場所と時間を告げた。

 「わかった。これから俺が行く。いいだろう、女だと騙されるし…」
「勝手にしろ。こっちは、金さえ貰えばいいんだから」電話が切れ「健二、隠し撮り
してくれ。相手の顔を撮っておくんだ。そうすればもう脅迫できないから」
「そうだね、顔を撮っておけば警察にも行けるし」
「先生、凄いわ。見直した」演技だとも知らず喜ぶルミで「それじゃ、行ってくるか
らね」2人は医院から出た。

 「ルミさんもこれから手伝って貰わないとね」
「そうね、私達だけでは負担が多いし」
(ま、まさか、体を売れとでも?)顔が強ばった。
「見たんでしょう。ドックを?」

 「み、見ていません!」声が震えている。
「うそ言わないで。嘘付くならお金を返してよ、今すぐに!」
「見ました。ドックでフルヌードになっているのを…」
「やっぱりね。これからはルミさんにも手伝って貰わないと」

「イヤ、体を売るなんてできません…」
「イヤでもやって貰わないと。妊娠しなければいいでしょう?」
「それだけじゃありません。体を売るなんて道徳に反します!」強い口調で言う。
「わかった。イヤならあれを裏に流して返して貰うからね。700万は大金よ。1万
本で採算が取れるかしらね」

 「やめて、それだけはやめて下さい!」
「だったらやるわよね、最初は素っ裸だけでいいわ。触られるけど…」
「でも、先生とはセックスしてね。その分、こっちが楽できるから」
「わかりました、やってみます」泣きながら答えた。

 そのころ、健二と健太は喫茶店でコーヒーを飲んでいた。
「うまく行ったな。これで3人で稼げるし」
「スナックの方も順調らしいよ、あいつの素っ裸で客が伸びているし」
「あいつだけは許したくないな。もっとやらせないと。客に抱かせるか!」

 「いい考えだね。それならもっと稼げるよ」
「一時は、薬で稼ごうと考えたが、これなら、捕まったってたいした罪にならないし
な。免許停止ぐらいで済むし」2人はニコニコしながら話し合った。

 そこに「お待たせしました。いわれた通りにお持ちしました」あの男が金属製の箱
を持ってきた。
「悪いね、手伝って貰って。これはお礼だよ」封筒を渡す。
「いつも済みませんね。また何かあったらお願いしますよ」中身を確認して笑顔にな
っている。

 「健二、あれをしておかないと…」
「そうだね、カメラで撮らないとね」健二は数枚写真を撮った。
「これで奴らも納得だな」
「何だかわかりませんが…」男は怪訝な顔をしながら帰っていく。
「もういいかな、俺たちも帰るか」
「そうだな、そろそろ、いいか」2人も喫茶店を出て病院に戻ってきた。

 戻ると「先生,どうでしたか?」心配そうに依子が声を掛けて「大丈夫だよ、ほら」
箱を見せる。
「これは、僕たちが預かるからね。それよりルミはどうした?」
「先生にお礼がしたいから準備しています。とにかくリビングに来てください」依子
は2人をリビングに案内するが「る、ルミ君!」「どうして、こんな姿に?」驚きの
声をあげた。

 「いろいろお世話になりました。暫くこの姿でお礼をさせて下さい。もし、お望み
ならセックスのお相手もします…」真っ赤な顔で途切れ途切れに言う。
ルミは太股までのストッキングだけを身につけて、両手を後ろで組み、乳房と淫裂を
露わにし、淫裂からは肉襞が覗いていた。

 「そうか、セックスしてくれるのか。楽しみだな」乳房を揉み「それに、ここもい
いなんてな…」淫裂を指で広げると、ルミは黙ったまま俯いた。
「先生、楽しみは後にしてはどうですか?」グラスが渡され「取り合えず、食ってか
らにするか」ビールが注がれて飲み干す2人だ。

 食事を済ませ、くつろいでいると「先生、お風呂が沸いていますが」依子が言う。
「すまないね、着替えを用意して。わかるよね?」
「はい、先生。それから、ルミさんも一緒に入りたいそうです」(言ってないわ、そ
んなこと何か…)俯いたままのルミだ。

 「そうか、いいよ一緒に入っても」健太はルミの肩を抱いて浴室に向かう。
「先生、お手伝いします」ここまで来たら、そうするしかなかった。
ズボン、パンツと脱がして全裸にし、ルミもストッキングを脱いで一緒に入っていく。

 「体をお洗いします」石鹸を泡立て健太の体を洗っていく。
「パシャ、パシャ!」水音が外まで聞こえて「今度は前だ!」ルミは向き合って健太
の体を洗っていく。
(ふ、膨らんでいる。私とセックスをしたがっている!)肉竿が裂けんばかりに膨ら
んでおり、その肉竿を掴んで洗い、一緒に肌を合わせながら浴槽に入った。

 体を温めると、ルミは健太と向かい合う。
「やらせてくれ!」
「あとでしましょう。ここでなく…」
「ここでだ!」太股の上に跨がされ、肉竿を押し込まれた。
肉竿が根本まで入ると、太股を抱えて立ち上がった。

 「イヤ、こんなのはいやです、普通でしてください!」それは駅弁で、ルミは落ち
まいと首を両手で抱えている。
「上がるぞ」「ダメ、動かないで、動かないで!」動く度に肉竿が淫裂を突き刺して
「あ、あ、あ~!」声をあげた。

 それでも、健太はルミを抱えたまま歩いて行く。
(み、見られてしまう。セックスを見られてしまう…)健太は結合したまま、リビン
グに戻った。
そして、皆が見ている前で太股を揺すり「あん、あん、あん!」声をあげるルミだ。

 「気持ちよさそうね。お尻はどうかしら?」肛門に依子の指が当てられ「だめ、い
やです。だめ!」根本まで入った。
「抜いてください、指を抜いてください。変になりますから抜いて~!」叫ぶが、抜
かれることはない。

 (気持ちいい。膣とお尻が凄く良いわ…)ルミの淫裂からは淫汁が流れている。
「出したくなったよ。出すからな」
「できちゃいます。お腹の中はイヤです!」
「大丈夫よ、薬があるから」依子の言葉に太股の振りが早まった。

 「だめ、もうだめです!」ルミの意識が遠のくと同時に、健太も放出した。
(出された、膣の中に出された…)そこでルミの意識が消えた。

 「行ったわよ、ルミさんが…」
「凄いわね、こんなに濡らして。私もこんなに燃えてみたい」淳子はルミの恥丘を撫
でていく。
「だったらしてあげるよ、淳子」くつろいでいた健二も淳子を抱きしめている。

 「一杯出して欲しいの。私も行きたいし…」健二は淳子のシャツを捲り、ブラジャ
ーを外して乳房を揉んでいる。
「脱ぐんだ、ここでやってやるから」
「はい、脱ぎます」淳子はスカートパンティと脱いで最後にブラジャーを脱いだ。

 「お願いです。ルミのように、抱っこして下さい…」
「淳子も、あれでしたいのか?」
「はい、あれでして下さい」太股を抱えられ、駅弁スタイルで淫裂に肉竿を押し込ま
れていくと「いいわ、凄く良いの。膣が感じる…」悶え声をあげる淳子だ。

 「私も欲しいです、先生!」依子も休んでいる健太の肉竿を掴み、口に入る。
「うぐ、うぐ!」頭を振っていくと「可愛いよ、依子も素直で」スカートを捲り上げ
ていく。
「先生、捨てないでね。私、何でもやりますから」甘えるように服を脱いで全裸にな
った。

 「勿論だよ、病院を大きくするためだから頑張って貰わないとな」依子も太股を抱
えられて駅弁で結合している。
「先生、いいです、凄く気持ちいいです…」リビングは悶え声が響きわたり、側では
気を失い、淫裂から精液を流すルミが横になっていた。

 健二と健太は依子と淳子の淫裂にも噴射し、その後、ルミはベッドの上で四つん這
いにされ、健二の肉竿で淫裂を突かれ「あん、あん、あん!」声をあげ、乳房を揺ら
せていた。