「引き裂かれた白衣」
 
                               赤星直也:作
第10話 策略

 撮影は2時間半程で終わり、2人はスタジオを出て話している。
「住まいは、寮を作ろうかと思っていますが、まだそこまでは無理でして…」
「出来たら、そこに入らせて下さい。出来るだけ早くお返ししませんと」
「そう言って貰えるなら嬉しいですね。とにかく、後から連絡しますから」
「お願いします」中村は百合と別れて、奈美達が働く病院の事務長を訪ねた。

 「先生、今度こういう事を初めまして…」パンフレットを見せて説明していく。
「ほう、人材派遣ね」
「はい、資格を持っていますから安心です。それに安く雇用できます…」それは事務
長も知っており、人手不足を解消したいと前から思っていたから尚更だ。

 「とにかく、会って貰えませんか。判断は後で構いませんから…」中村の説得で翌
日に、会うことにした。
中村は直ぐに百合と連絡を取って、翌日2人で事務長と会った。
事務長は、百合に専門的なことを尋ねるが、本職だから無難に対応している。
「わかった。丁度、欠員があるから、明日から働いて貰うよ」
「ありがとうございます」事務長に礼を言って病院を後にした。

 百合と中村は一緒に食事を摂り、町中を歩いている。
「百合さん、これから付き合って欲しいな」
「どこへですか?」
「こっちだよ」腕を掴んで、歩いて行くと、ラブホテルが目に留まった。

 「待って、そんなのイヤです!」足を止めた。
「ここまでこられたのも、僕のおかげだろう。体で恩返ししてもいいじゃないかな」
「感謝はしていますが…」
「だったら、行こう!」強引に連れ込んだ。

 ホテルに連れ込むと、百合は服を脱がされ、ベッドに押し倒された。
「乱暴は嫌いです!」そう言うが、肉竿が押し込まれていく。
「ウ~!」呻き声を上げながら淫裂に迎え入れた。
「気持ちいいか、俺とが相手で…」

 「痛いです。まだ、動かさないで下さい…」
「直ぐに良くなるよ」腰の振りを早めると、淫裂がヌルヌルし「あ、あ、 あ~!」と
声を上げだした。
中村はゆっくりと登り詰め、膣奥に放出した。

 それには「そんな、お腹に出すなんて…」百合は泣きべそだ。
「看護婦なら、オ○ンコの洗い方は知っているはずだ。直ぐに洗え!」冷たくあしら
い服を着ていく。
百合はシャワーで淫裂を綺麗に洗い、翌日から奈美達の病院で働きだした。

 百合は真面目に働き、次第に同僚とうち解けて、中村もそれを聞いて安心している。
「そろそろ、百合にも…」そう思いこむと、百合と連絡を取った。
そして、夜勤から開けた百合を、久恵と行ったあの建家に入った。
入るなり「着替えてこい!」言われるまま、着替え室に入ると久恵がいて「!」久恵
は、見覚えのある顔に動揺しているが、百合は軽く会釈して、着替えを始めた。

 2人は黙ったまま、下着も用意された衣服に替え、看護婦姿で現れた。
「今日は2人だから、特別料金だからね」
「金は払うよ。楽しめそうだし」
「そうだよ、始めよう!」合図されると2人に襲いかかった。
「いや~!」「やめて~!」悲鳴が交錯する中、白衣が引き裂かれていく。

 そして、下着も引き裂かれ、ストッキングとナース帽だけを身に着けた姿にされた。
「何だ、こっちは小さいぞ!」
「ゴムバンドだ、ロープでは無理だ」百合の乳房にベルトが巻かれ、乳房を絞ってい
く。
「痛い。やめて~!」痛みに悲鳴を上げると「これくらいで泣くな。もっといい事す
るんだぞ」両手も縛られた。

 その後に、股間の絨毛も綺麗に剃られて写真を撮られていく。
百合は「いや、いや~!」不自由な体を揺するだけで、同じように久恵も縛られ、や
っと生えた絨毛も剃られた。
絨毛が消えると、吊り下げられたり、ムチで打たれたりと男達のはけ口にされていく。

 2人への辱めは2時間で終わった。
「イヤ、もういや!」肛門を犯された百合は、声を震わせ泣いていた。
「いいじゃないか、オ○ンコされた訳じゃないし。ほら、報酬だ」2人に5万づつ手
渡す。

 金が必要な2人は、それを黙って受け取り、肛門を綺麗にしてから服を着ていく。
「この事は、誰にも言わないで…」どちらからともなく言いだし、それには黙って頷
き合い、服を着込んでいる。

 だが、百合を逃げられないようにする為には、まだ不満があるのか、今度は休日の
日勤を狙って病院を訪ねた。
中村は、まだ早朝という事で、静まりかえった屋上に百合を連れ出し「脱げ、素っ裸
になるんだ!」と言い出す。

 当然「イヤです。ここで裸はイヤです!」拒んだ。
「脱がないなら、立て替えた金を、今すぐ払ってもらう!」弱みを突き、それには百
合も反論でないから、泣き顔をしながら、白衣を脱ぎだした。
その後、パンティ、ブラジャーも脱いで、一糸まとわぬ姿になった。

 「ここでは撮らないで下さい。お願いです!」泣きながら、乳房を揺らせて頼み込
む。
「ダメだ、オ○ンコ丸出しを撮って、俺の女にするんだ!」
「そんな事しなくても、あなたの為に尽くします!」
「皆、そう言うよ。そうやって、逃げていくんだ。ほら、手を頭にやって!」モデル
さながらのポーズを取らされて、カメラに収まって行く。

 全裸を撮り終えると、立ったまま後ろから抱き付いた。
「イヤ。もう、セックスはイヤです!」
「やらせろよ。俺の女なんだから」小さな乳房を揉みながら肉竿のピストンを始めた。
「出さないで、お腹はイヤです!」膣への射精はイヤだった。

 「飲むか。フェラして飲むなら、オ○ンコには出さないぞ」
「やります、フェラします!」渋々、コンクリートに膝を付けて、唇で肉竿を擦って
いく。
そして、咽奥に噴射された。

 「飲め、飲むんだ!」「ゴクン!」素直に飲み込んだ。
「良し、服を着ろ。帰りに寄るからな」
「許して。もう、裸はイヤです」泣きながら脱いだ服を着ていく。
「我慢しろ、これが一番の近道だから。それから、薬を飲むんだ。ガキは要らない」
1万札を渡すと屋上から降りていく。

 中村は、百合の勤務が開けると、キャバレーに連れて行き、奈美と同じ全裸同然に
していく。
それには「こんな裸で人前に出るなんてイヤです…」泣き崩れたが「だったら、この
写真で稼ぐぞ。利子だけでも大変なんだから」両手を縛られ、乳房と淫裂を晒す写真
を見せた。

 「う、う、う!」誰にも、見られたくない姿に返事も出来ない。
「わかっただろう、裸で稼ぐしかないんだ」百合は渋々、乳房と淫裂を晒す姿で客の
相手をさせられた。
勿論、客は乳房と淫裂を触りまくり、それを拒まず、泣きそうな顔をしながら、され
るがままにしていた。

 百合が増えたことで、中村は次の獲物を狙っていた。
しかし、そんなに簡単に事が運ぶ訳がなく、なかなか人材が集まらない。
「もっと増やしたいな。そうだ、あの克子は、何とかなるかも…」フェラしたことを
思い出し、電話を掛けていく。

 「そうだ、お前の顔と腕で何とかしろ…」暫く話し、笑顔で切った。
「これで、よしと。後は待つだけだ。それに、引っ越しもしないとな」今のアパート
では秘密を守るのにも無理がある。
中村は不動産屋を当たり、マンションを探し出し、越すことにした。
当然、引っ越しは奈美や久恵達も手伝わされた。

 そして、片付けが終わると皆で乾杯が行われ「今夜は泊まって行けよ、3人は泊ま
れるぞ」奈美達は顔を見合わせた。
「私は夜勤ですから…」久恵が申し訳なさそうに言う。
「そうか、久恵はダメか。だったら、久恵のヌード撮影からだな」
「ぬ、ヌードですか?」

 「そうだ、新居での初ヌードだ。脱ぐんだ!」久恵は顔を強ばらせながら、言われ
た通りに、服を脱ぎだした。
「ここは、マンションだから、気遣い入らないからな」笑顔でカメラを構え、その前
で、久恵は下着姿になっていく。
「白か、今度は黒のスケスケにしろ」

 「次から、そうします…」その、白い下着も脱いで全裸になった。
「いいね、これがいいよ」無毛の淫裂や乳房を撮っていく。
「久恵、まだ時間があるよな。一発やろう!」中村が服を脱ぎだした。
「奈美、お前が撮れ。やっているのを撮るんだぞ!」カメラが渡された。
(撮りたくないけど、撮るしかない…)言われた通りにカメラを構える。
 
 「撮らないで。セックスしますから、お願いです!」
「ダメだ、やっている所を撮るんだ!」久恵を背中から抱きかかえ、仰向けになって
いく。
「いや、これはいやです!」それは騎乗位で、結合部で丸見えになってしまう体位だ。

 「イヤでもやるんだ。入れろ!」仕方なく腰を沈めて、肉竿を吸い込む。
「いいぞ、うまく撮るんだ!」乳房を握りしめた。
(撮りたくないけど…)スイッチを押していくと、久恵はカメラを見つめたままだ。
その後は、四つん這いや、正常位、駅弁などを撮った。

 「もう、いいぞ。時間だろう?」
「はい。そうさせて貰います…」久恵は射精されなかったから、直ぐに服を着て出て
行く。
「脱げ、今度はお前達との番だぞ!」奈美と百合も服を脱ぎだすが、百合だけはガー
ターベルトを着けていた。

 「奈美も、これからはそうしろ」スイッチを押しながら言う。
「そうします…」返事しながら下着を脱ぎ、百合はストッキングとガーターベルトを
着けたまま撮られていく。

「百合、お前のオ○ンコに出すぞ」
「射精は許して下さい、お相手はしますから」
「ダメだ、お前に出す!」小振りな乳房を握りしめ、吸い出す。
「射精はイヤです…」呟くように言うが、容赦なく肉竿が入り込んで、ピストンして
いく。

 (次は、私の番だわ…)怯えながら奈美が撮り、その前で放出された。
「撮れ、撮るんだ!」射精が済むと足を広げていく。
「イヤ、お願い許して!」淫裂を撮られまいと、手で隠すと「手を退けろ、退けない
なら罰だぞ」脅されれば、仕方なく退けた。
「う、う、う」泣きながら精液を垂らした淫裂が撮られていく。
(私も撮られたわ、こんな風に…)泣き顔も撮って、その後、奈美も全裸を撮られた。

 そして、深夜になると「行くぞ、素っ裸で撮るからな!」2人は一糸まとわぬ姿で
外に連れ出された。
(イヤ、ヌードで外はイヤよ!)怯えながらも、中村の後を付いていく。
マンションの中は静まりかえっていた。

 「並べ!」狭い通路に立たされ、それを撮られていく。
いつ、人が現れるか知れないエレベーターにも乗せられ、マンションの外に出た。
時折、ライトを付けた車が通る過ぎていく。

 「許して、何でもしますから外はイヤです!」泣きながら百合が言いだす。
「私も何でもします。ですから、外は許して下さい」奈美も泣いて言う。
「そうか、外はイヤか。だったら、何でも聞くよな?」

 「売春だけはイヤです、ヌードは覚悟していますが…」
「その覚悟があるならいい。売春だけはさせないから安心しろ。だが、素っ裸は当
然だからな」
「わかりました」「良し、戻るぞ」3人は部屋に戻った。

 それから数日後、奈美と百合の2人は、ビルの中に連れ込まれた。
「ここは?」
「劇場だ。お前達が、ここで裸にされるんだ」
「SMですか?」思わず顔を見合わせた。

 「そうだ。本番と写真はないから安心しろ。本気で抵抗していいからな」中村は2
人にコスチュー ムを渡した。
(舞台でやるなんて…)今までは少人数だが、今度は桁が違う。
不安に思いながら、用意された下着や服を着ていくが、それは看護婦の制服だった。

 下着は切れやすいように切れ目が入っていて(大勢の前でヌードにされるなんて…)
黙って着込むと「着替えたな、行こう」一緒に楽屋に入る。
「言っておくけど、遠慮無くやるからね」出演者が言う。
「こっちも、遠慮無く抵抗させます」
「その方が面白い。よろしく頼むよ」支配人らしい男が2人の肩を叩いた。

 「そろそろ、始めたいのですが…」
「わかった、始めよう、頼んだよ」2人は楽屋から舞台に出た。
舞台の中央に来ると、数人の男が寄ってきて「お姉ちゃん、いい事しようよ」そう言
って2人に襲 いかかった。

 2人は言われた通りに抵抗していく。
「イヤ、やめて!」必死に手足を動かした。
その抵抗に、男達も怯んでいたが腕を押さえられ、白衣が脱がされる。
「いや、いや~!」声を上げても、下着が引き裂かれ、あっけなく股間が露わにされ
た。
「パイパンだ!」2人の無毛の淫裂に声が上がる。
「いや、見ないで~!」叫んでも、ズタズタに引き裂かれ全裸にされた。

 その後は、両手を縛られ、乳房を触られて「う、う、う!」声を上げて泣いている。
「泣くな、これで気持ちよくしてやるぞ」バイブが淫裂に押し当てられる。
「イヤ~!」悲鳴を上げるが、ゆっくり淫裂に入り、それに乳房も吸われていく。

 「イヤ、イヤ!」泣きながら首を振っているが、この2人の迫力に観客も黙って見
ていた。
(痛い、膣が痛い…)乱暴にピストンされるバイブに顔を歪めながら堪え、30分程
でショーが終わった。

 ショーを終え、楽屋に戻ると、支配人も満足顔だ。
「いいよ、素人は本当にいいよ」2人の、乳房と淫裂を見ながら話している。
(もう、いやです。お願いですから、もう、やらせないで下さい)項垂れて、中村と
一緒に楽屋から出て着替えをしていく。

 「良かったぞ、百合も奈美も」中村は満足そうに2人の乳房を揉んでいくが、黙っ
たままだ。
着替えを済ますと、ビルから出ていくと中村の携帯の呼び出し音が鳴っている。
携帯を見た中村は「来たか、これを待っていたんだ!」笑顔になった。