「恥辱の舞踊家元」

                     赤星直也:作

第16話 全裸の稽古


 「先生、そんな怖い顔しないで笑顔でやりましょうよ」
「そうよ、もっと笑顔でやらないと。それに、稽古はヌードでしましょうよ」
「裸になって稽古だなんて、出来ません!」
「あら、男の前では素っ裸で踊ったのに、女の前ではイヤなんだ!」
「そんな事した覚えはありません!」体を震わせて言うと「それじゃ、これは何かし
ら?」朋美は写真を見せた。

 それを見るなり(撮られていたんだ!)「どうしてこれを?」それだけ言うと次の
言葉が出てこない。
「これでも、やってないというの?」朋美は写真をチラつかせ「やりますよね、素っ
裸で!」顎を撫でた。
「やります、ですから秘密にして下さい」泣き声で返事すると「始めからそう言えば
こんな事しなかったわ」笑顔になっている。

 (もうやるしかない…)佳子は体を震わせながら2人が見ている前で帯を解きだし
た。
帯を解き着物を脱いで襦袢だけになると「先生!」珠代が現れて声を上げたが「丁度
いいわ、2人でやってよ!」珠代にも写真を見せた。
「そんな、どうしてよ!」珠代も驚いて声を上げたが「素っ裸になって、踊りを教え
るそうよ」勝手に言う。
「そうなの。それが表沙汰になったら…」泣きながら襦袢も脱いで下着だけになった。

 「あら、下着は着ないはずじゃなかったの?」
「これからは着ませんから、今回は許して下さい」目からは涙が流れている。
「仕方ないわね。泣かれたら困るしね。それより、弟子のあんたも脱がないとだめで
しょう?」
「そうよ、先生1人では寂しいそうよ。ほら脱いで!」

 2人に脅され珠代も帯を解き、着物も脱いで下着姿になると「あんたも着けている
んだ、これからはダメよ」そう言われ、脱いで全裸になった。
2人は全裸になったが恥ずかしさで胸と股間を手で隠している。

 「それでは稽古にならないでしょう、早く始めましょうよ」写真をチラつかせ催促
するから「まずは足の運び方からです」佳子は見本を示して踊ると、淫裂が開いて肉
襞が見えた。
照子と朋美は「よくわかりませんから、もう一度お願いします」繰り返して淫裂を見
ており「あなた達もやって下さい」やっと稽古が始まった。

 踊りの稽古は1時間半程で終わったが「先生、いつもやってるのを見せて貰えませ
んか?」意味ありげに言う。
「いつものやつって何かしら?」
「オナニーよ。お弟子さんとやってるでしょう?」
「そんな、オナニーだなんて…」声も上擦っている。

 「やらないなら、どうなっても知らないわよ」
佳子が「やります、オナニーします…」畳の上で仰向けになり、足を開いて淫裂を撫
でだすと、珠代も同じように仰向けになり淫裂を弄くり出す。

 2人は暫く眺めていたが「1人では寂しいでしょう、お手伝いしますよ」そう言う
と服を脱ぎ出す。
「構わないで下さい。1人の方が楽ですし…」
「遠慮しなくてもいいわよ。オ○ンコが寂しそうだし」勝手な事を言い、次々と脱い
で全裸になったが、股間の絨毛が取り払われていた。

 「ヘアがない!」声を上げる佳子に「そうなの、亭主に剃られたのよ。『楽しんで
来い』って言われて」平然と答えた。
「私もよ。先生に奥さんと一緒に剃られたの」照子の股間も絨毛は生えておらず「こ
れで楽しみましょうよ」レズ用のディルドーを持った。

 「そんの入れないで。指だけでいいです!」「そうは行かないわ、オ○ンコが欲し
がっているのよ」2人は自分の膣に片方を押し込むと朋美は佳子に、照子は珠代に抱
き付いた。
「わかっているわよね。お互いに楽しむのよ」樹脂のペニスが膣穴から押し込まれる
が(撮られているのよ。どうなっても知らないからね)拒もうとはしない。

 知ってか知らずか、朋美と照子は腰を振って淫裂を突きだして、膣の中から淫汁が
流れてきた。
「濡れてきたわ。もっとやるね」なおも腰の動きを早めて「ダメ、変になっちゃう!」
佳子は絶頂間近になっている。
「行くなら、行ってもいいわよ」乳房を撫で、乳首も吸いながら腰を降り出すと「行
く、行く~!」佳子は登り切った。

 珠代も「もう、だめ~!」登り切り2人の淫裂からはネバネバした液体が漏れ出て
いる。
「気持ちいいでしょう。今度はあなたがやってよ」2人はディルドーを交換し、今度
は佳子と珠代が淫裂を突きだした。
「いいわよ。もっと奥まで入れて…」喘ぎながら催促し(こんな事はやりたくないけ
ど…)それに応えて腰を振り続けて「行く~!」登り切った。

 「服を着てもいいわよ」息を弾ませながら朋美が言い、急いで着だすと「下着は着
けないで」注意された。
(直に着るなんて…)不満だが言う通りに下着は着ずに直に着物を着込んだ。
着物を着込むと「薬は大丈夫なの?」照子から尋ねられ「残りわずかです」「それな
ら、明日病院に来てよ」時間まで指定された。

 2人が帰ると「先生、行きたくないけど仕方ないですよね」珠代は泣きたそうな声
で言い「そうよ。行かないと大変な事になるし」佳子も言いつけに従う事にした。

 翌日の夕方、2人揃って安藤医院に行くと「こっちへ来て!」2階の応接室に案内
され(もしかしたら?)不安を抱きながら待っていると、朋美と安藤が現れた。
「早速だけど、今度、踊りを踊る事になって…」朋美は長々と説明してから「先生に
は模範をお願いしたいのよ」頼み込んでくる。

 「模範と言われても、何をやったらいいかわからないし…」戸惑っていると「私に
教えている踊りでいいのよ」朋美が言う。
「今稽古しているのは基本で、踊りではないんです」
「だったら、優しいのでいいから稽古を付けよ」

 「わかりました、次からはそうします」佳子が承知する「稽古はどうやってるんだ。
見せて欲しいな」意地悪く安藤が言い出す。
「ヌードよ。先生はヌードが好きなのよ」思わぬ言葉に(違います、脅されてヌード
になっているんです!)叫びたいが堪えている。

 「それだったら、見てみたいな。ここでもやってよ」安藤が不敵な笑みで見つめる
と(珠代さん、やるしかないわよ)佳子が珠代見つめると頷いた。
「わかりました、ご覧に入れます」佳子が帯を解き出すと珠代も帯を解き、着物を脱
いで襦袢になったが(これを脱いだら、裸になってしまう…)手が停まった。

 朋美は「先生、早くお願いします!」催促しており(脱ぐしかない…)襦袢を脱ぐ
と、両手で乳房と股間を隠して押さえた。
「恥ずかしがらないで、見せて下さい」安藤も催促するが(前にも見たでしょう、私
のヌード…)全身が震え、なかなか両手が離れない。

 「先生、イヤなら、ビデオにしましょうか?」安藤も脅しを掛けるから「すぐやり
ます!」両手を退けて踊り出し、乳房と無毛の淫裂が露わになった。
「パイパンですか。いいですね。これは受けるぞ!」全裸で踊る2人に安藤も笑顔に
なっている。