「淫らなセレブ」
               
 赤星直也:作
第11話 2人での外出

 翌朝、内藤が起きると「これからは、真一さんと呼ばせて!」秋子が目を閉じて、
唇を差し出す。
「僕も、秋子と呼ぶよ!」宗一も唇を押しつけて抱きしめた。
「宗一さん、昨日は、私で満足できた?」やはり、昨日の事が気になっている。

 「そんな事、言わなくれもわかるだろう。秋子が良かったよ」
「嬉しいわ。またしようね」笑顔で話すが「そうだね。でも、暫く会えないよね」秋
子は、また帰らなければならない。
「もう少しよ。あと2ヶ月で単位が取れるから、辛抱して」

 「その事なんだけど、秋子がいなくなると寂しいから、撮っておきたいんだ…」
「撮るって、写真なの?」
「そうさ。秋子の生まれたままの姿を、撮った写真が欲しいんだ…」

 それには驚いたようで「私のヌードを撮って、どうする気なの?」不安そうな顔を
している。
「オナニーだよ。秋子の裸を見ながら出すんだ…」
「そんな。オナニーだなんて、不潔よ!」

 「仕方ないよ。秋子とはセックスできないんだから…」宗一は秋子を抱きしめて、
尻を撫で出す。
「そんなに、私のヌードが欲しいの?」
「欲しいよ。凄く欲しい!」秋子は暫く考えてから「わかった、ヌードを撮ってもい
いけど、母さんも一緒よ」承知した。

 「それでもいいよ。それなら、僕から母さんに話すよ」真一は翔子に次第を打ち明
けた。
話を聞いた翔子は「オナニーする位なら、私が相手してあげるわよ」秋子に真一を取
られた感じで、不満そうだ。

 「母さん、それだけじゃないんだ。秋子にもヌードになって貰わないと、生活が大
変なんです…」そう言われると「確かに、秋子がヌードになってくれると、蓄えも出
来るしね…」承知するしかない。
「それでしたら、今夜に二人を撮ります」翔子が承知すると秋子にも「今夜撮るから
ね。それまでは楽しもうよ」秋子に抱きついて、胸ボタンを外し出す。

「昨日やったばかりよ。大丈夫なの?」秋子も真一の股間を撫でる。
「そっちは、休まないと。オッパイは、いいよね?」
「いいわよ、お母さんよりは小さいけど、好きにしていい!」秋子も背中を浮かせて、
ホックを外して乳房を出し易くした。
「ありがとう、綺麗なオッパイだよ」宗一は乳房を露わにすると吸い出す。

 それに、乳首を吸うと「あ~!」秋子も声をあげる。
なおも吸うと「いいわ、変な感じになってきた…」目を閉じて、虚ろな顔になってい
る。
二人が抱き合い、楽しんでいると「奥様!」メイドの翔子を呼ぶ声がする。
「続きは夜にしよう」慌てて、秋子は胸を隠していく。

 「そうだね、夜にやろう」宗一も承知し、何もなかったようにしていると「あら、
お嬢様、お帰りになったんですか?」メイドが入ってきた。
そして「コーヒーをお持ちしましょうか?」尋ねる。
「2つ、お願いするわね」
「かしこまりました。それにしても、お似合いです。これで、有馬家は安泰ですね」
そう言うと、出て行く。

 「褒められると、くすぐったいわね」
「その内慣れるよ。暫く我慢して」二人は運ばれたコーヒーを飲んで時間を潰した。
3人は昼食を摂ながら話していたら「そうよ、忠夫さん報告しないと…」翔子が言い
出す。
「そうですね、お父さんにも報告した方がいいですよね」宗一も言い出した。

 だが「私は、友達と会う約束だし…」秋子は用事があるらしい。
「しかたないよ。二人で行こう」宗一と翔子だけ行く事にした。
「だったら、着替えるから待ってて」翔子が部屋に向かうと「母さん、下着は要らな
いから、直に着て!」宗一が耳打ちする。

 「まさか、ヌードにさせる気なの?」
「そうです、ちょっと、思いついた事がありまして」
「恥ずかしいわ、外でのヌードは…」
「やって下さい、生活のためですから」宗一に言われれば「わかったわよ」渋々下着
も脱いで、全裸になった。
「着るのは、脱ぎやすい方がいいわね」ワンピースを選んで着込むと、宗一と一緒に
屋敷を出た。

 屋敷を出て1時間も走ると、霊園に来たが、季節外れとあって、人影はない。
二人は迷うことなく、忠夫の墓に来て線香をあげる。
「あなた、秋子と宗一が結ばれました…」昨日の事を思い浮かべてお参りし「有馬家
は僕が守ります」宗一も誓った。

 墓参りを済ませ、翔子が帰ろうとすると「母さん、ここで撮るから脱いでよ」宗一
は墓碑がある前で、翔子を裸にする気だ。
「ここではイヤよ。別な所で撮りましょう」夫の墓前で裸にはなりたくなかった。
「供養です。旦那様は母さんの裸を、楽しんでいたじゃないですか!」病院での事を
言っている。

「それは、そうですが…」
「今なら誰もいません。急いでください」そう言われると「わかったわよ…」渋々ワ
ンピースを脱いで全裸になった。
「恥ずかしいわ、こんな所でヌードだなんて…」顔を強ばらせるが、宗一はカメラに
収めていく。

 そして「母さん、オ○ンコを開いて!」注文が付けられた。
(性器の中まで撮るなんて…)顔を強ばらせながら淫裂を広げると「凄くいいよ」カ
メラに収めらた。
その後も「両手を頭に!」「オッパイ持ち上げて!」ポーズを作らされ撮られていく。

 「写真はこれくらいにします」その言葉に翔子は服を持つと「着るのはまだです、
やってからです」宗一は、ズボンとパンツを引き下げて、下半身を露わにしていく。
「やめて、ここじゃイヤ。帰ってからしましょう!」手で淫裂を押さえて言うが「供
養です、病院でもやったじゃないですか」背中に抱きつき、淫裂に肉竿を押し込んだ。

 「ダメ…。あ、あ、あ~!」(恥ずかしいけど、気持ちいい…)心地よい快感に声
を上げた。
宗一は両乳房を握りながら、肉竿をピストンしていくと「あ、あ、あ~!」喘ぎ声を
あげ、墓碑を掴んで。やっと翔子は立っている。
それに「いいわ、凄くいい…。あなた許して…」忠夫に詫びながら、淫汁を流してい
く。

 宗一が、なおもピストンを速めると「行くわ。行きそう…」翔子は絶頂間近になっ
た。
「我慢して、僕も出すから…」その言葉通りに、宗一も登り切って射精した。
「母さん、良かったよ」息を弾ませて肉竿を抜き、ズボンを直して言う。
「私も良かった…」息を弾ませなら翔子も服を着込み、淫裂を拭いていく。

 「母さん、これは供養だからね」
「わかってる。忠夫さんも楽しんでいたしね」病院での事を思い出して顔を赤らめた。
二人は服を着込むと、屋敷に向かうが「そうだ、あれを買わないと…」真一は何かを
思いだしたのか、向きを変えて走らせた。

 繁華街を走り、裏露地に入って停めたが「まさか、あれを買う気なの?」翔子の目
にはポルノショップの看板が目に入っている。
「そうだよ、僕が買ってくるから待ってて!」さすがに、翔子を連れて行くわけには
行かないから、1人で店に入った。

 「真一さん、なにを買う気なのかしら。もしかして、バイブだったりして…」
想像している翔子だが「お待たせしました!」10分程で戻ってきた。
「母さん、今夜は楽しもうね」笑顔で車を走らせるが(もしかして、縛るのだったり
して…)拘束具を付けられた自分を想像している。

 二人は5時前には戻り、それと同時にメイドが帰って行く。
「母さん、わかっているよね。素っ裸だよ」
「わかっている。でも、秋子が何て言うか…」翔子は部屋に戻り、脱いで全裸になっ
た。

 全裸になると姿見を見て「あら、性器が汚れてる…」淫裂には淫汁と精液の残りが
着いている。
「これは、見られたくないし…」全裸のまま浴室に入り、シャワーを浴び淫裂を洗い
出す。
翔子は指を入れて、丁寧に洗うと浴室から出てきたが「母さん、恥ずかしくないの、
裸よ!」秋子が帰っていた。

 「これでいいのよ。真一さんとの約束だから…」
「そんな、裸でいるなんて、どうかしてる!」
「これも、有馬家のためなの。こうして、真一さんを引き留めるのよ」
「でも、恥ずかしくないの?」

 「恥ずかしくはないわよ。二人きりの時だけの裸だから…」平然と話す翔子を理解
できない秋子だが「母さん、相変わらずいいね」宗一が現れた
「真一さん、母さんの裸は無しに出来ないの?」秋子が頼み込んだ。
「それは出来ないよ。決めた事だし…」真一は頼みを聞こうとはせず「秋子も裸にな
れよ、夜だけだけど…」反対に催促した。

 「それはいいわね。これからそうしよう!」翔子は賛成だが「恥ずかしいわ。いく
ら家族だけと言っても、裸よ…」秋子は踏ん切りが付かない。
「僕たちは、もう夫婦だよ。セックスしたんだからいいだろう?」宗一に言われれば
秋子も従うしかない。

 「わかったわ。ヌードになるけど、変態じゃないからね。宗一さんの為だからね」
秋子も承知して、服を脱ぎだしたが、その様子を、翔子と宗一が見ている。