「永〜く愛して♪♪」
                               とっきーさっきー:作
第12話


結局その夜も、吉貴のセックススタイルが変わることはなかった。
絡み付く腸壁を相手にがむしゃらに抽送を繰り返すと、ものの5分もしないうちに白濁液を撒き散らせ
ていた。
そして、初夜の行為を思わせた感動もよそに、ひとりだけで夢の世界へと旅立っていた。

綾音はそんな吉貴のペニスを清めると、仰向けのまま天井を見つめた。
アナルで結ばれて、一度も愛してもらえなかったヴァギナに指を挿入させると、いつものようにオナニ
ーを始めた。

「んん……はあぁ……濡れてる。綾音のオマ○コ、セックスしてないのに……びっしょりになってる」

恥肉に埋没する指の数が2本から3本に増やされる。
膣ヒダを掻き回す指のスピードが、蕩けそうな快感を受けて高速にギヤチェンジする。
性欲に取り憑かれたように抽送を繰り返す指先が、真新しい愛液を迸らせていた。

びちゃ、びちゃ、びちゃ……ぬちゅ、ぬちゃ、ぬちゅぅぅぅっっ……

「ふぁぁっ、いいぃっ……感じちゃうぅっ。オマ○コがジンジンして……はあっ、はあぁぁぁっっ!」

恥ずかしい水音と、ふしだらに叫ぶ女の声を、ダブルで綾音の耳が拾った。
全裸のまま毛布を撥ね退けて、大股開きで指を突き動かす恥知らずな女を綾音自身が感じ取っていた。

けれども、隠したりしない。
愛する人に背中を向けて、顔を枕に押し付けたりしない。

感じる声をそのまま唇に伝えて、指先に愛撫される花弁の刺激を、そのままに揺らめく腰に伝えて、背
中を仰け反らせて。
綾音は高まる甘美な炎に身を任せていた。
次第に白く染まる脳裡に、絶頂へのカウントダウンを開始させる。

(アナタ、聞きたいなら耳をそばだてていいのよ。見たいのなら、薄目を開けて寝返りを打ったって構
わないのよ。一緒に参加したいなら、綾音の大切な処に指を這わせて、それでも我慢できなかったら、
綾音の指を追い出してアナタの硬いオチ○チンで愛してくれてもいいのよ。ううん、わたしはいつでも
その時を待っているから)

気のせいだろうか?
吉貴の寝息が、白々しい鼻息に変わる。
見間違いだろうか?
ムニャムニャと寝言らしいものを口にしながら分厚い胸板が縦になり、まぶたのシャッターが微かに開
く。

そんなパートナーの変化に気付かないまま指を動かす綾音自身も、誰かの期待をごまかそうとしている
のだろうか?
誰か? 誰の……綾音の……吉貴の……

綾音は絶頂を目指して、左手指をするすると下降させた。
お腹の肌を軽く引っ掻きながら、感度が高まりすぎたクリトリスに最後の快感を託送とする。

「はあぁぁっ!……お豆ぇっ、いいぃぃっっ、かぁ、感じるぅぅぅっっっっ……ふあぁぁっっっ!!」

真夜中の寝室に、感極まった女の嬌声が響き渡る。
温存していたクリトリスを愛おしく撫で擦る指先に、綾音は腰を持ち上げていた。
太くて骨ばった逞しい指先の刺激に、背筋から頭のてっぺんまで気持ちいい電流が貫いて、アゴを上向
かせたまま瞬きを繰り返していた。

「は、はあぁ……ふうっ、はあぁ……」

想像以上の絶頂だった。
オナニーでは感じたことのない極めすぎたエクスタシーに、未だに身体は酔いしれていた。
そして、その快感の頂点を極めさせたのが、綾音自身の指でないことにも。

「ありがとう、アナタ。お豆、弄ってくれたんだ」

綾音は汗にまみれた双乳を上下させながら、首を横に向けた。

「イキたいなら、そう言ってくれよ。まあ、なんだ。俺達夫婦だろ」

その綾音を見つめて、ちょっとぶっきらぼうに吉貴が呟いていた。
彼女の左手を制して伸ばされた男の右腕を、気まずそうに引っ込めてみせる。

「とっても気持ちよかった。アナタとオナニーの共同作業が出来たんだもん。どうせなら、最初から手
伝ってくれても良かったのに」

「はははは。バカだな、綾音は。俺が最初から愛撫してたら、それはオナニーじゃないだろ」

「うん、オナニーじゃないよね。でも、その方が綾音は大好きなんだけどな。特に、アナタのオチ○チ
ン君がね」

綾音は吉貴と向き合うと、お返しとばかりに右腕を伸ばしていた。
毛布の下で上向いているペニスを探り当てると、愛おしそうに撫で始めた。

「綾音は、いつからこんなにスケベになったんだ」

「知らないわ、そんなこと。それよりも、ねえ、もう一回。今度は私がアナタの上で腰を振ってみたい
の」

「おっ、いいねぇそれ。だったら、さ、綾音。跨いでごらん」

吉貴は自分のところだけ掛っていた毛布を退けると、仰向けになる。
綾音の花弁を誘うように、そそり立つペニスを前後に振って合図を送る。

「もう、アナタの方がよっぽどスケベなんだから」

潤みっぱなしの瞳で、綾音は吉貴を見つめた。
愛する人と早く繋がりたくて、ベッドの上で膝立ちになった彼女は、頬張るようにペニスを咥え込んで
いた。



それから数日経って、美和から綾音宛てに手紙が届いた。

『綾音、その後は吉貴さんとうまくやってる? でも、お尻ばっかりで繋がっていると、痛〜い痔にな
っちゃうかもよ。前の穴でも愉しむようにしないとね。
それと……う〜ん、こっちの方が本題なんだけど……綾音、驚かないでね。私、客室乗務員を辞めるこ
とにしたの。理由はその……ずばり結婚ということで。相手の人は、同じ会社の同僚でパイロットをし
てるの。よくある社内結婚&寿退社ってとこかな。それでなんだけど……』

手紙には、結婚式の日時と綾音と吉貴の招待状も同封されていた。
もちろん二人揃って出席するつもりだ。

「とうとう先輩も人妻になるのね。ということは、夫婦生活ではわたしが先輩ってことよね。美和先輩、
夜の営みは一筋縄ではいかないかもよ。ま、その時は綾音が先輩面を吹かせて愛の手ほどきをしてあげ
ますから愉しみに待っててね」

綾音はクスクスと笑うと、机に向かいパソコンを立ち上げていた。

「え〜っと、ローターとバイブは嫁入り道具として必需品よね。リモコン式なんかも持ってて安心かも。
他に倦怠期対策用品として、SMグッズなんかもいいわね。ムチにローソク……あっ、手錠なんかも…
…」

だって夫婦は、永〜いお付き合いだもんね♪♪


おしまい♪♪