『ブルマとレズと時々セックスと』

                           とっきーさっきー:作

第21話 淫肉の慣らし運転は騎乗位セックス


 予想だにしない男女の流れ。
それを目の当たりにし、真由美は呆気に取られていた。

 しかし、本当の意味で呆気に取られているのは誰だろう?
こんな行為を持ちかけた治彦か。
それをすんなりと受け入れ、上半身裸のままスカートを下ろそうとしている智花も…
…?

 シュル、シュル……
智花の足元に、チェック模様の輪っかが拡がった。
「言わなくたって、ちゃんと穿いてるんだな?」
「そうよ。あたしのパンティーといえば、このブルマのことだから」

 「いつもその紺色のブルマだけど、ちゃんと洗っているのか?」
「失礼ね。ほら、治彦が汚した白い染みもついてないでしょ? 男の子の精液って、
ひっついちゃうと落とすのに苦労するんだから」

 訊かれて、愚痴も加えて言い返して、智花のブルマ一枚を腰に残したまま、机のベ
ッドへと昇った。
続けて治彦が、全裸の身を晒しながら彼女の後を追った。

 「初体験するなら、どの体位がいいんだ?」
「うーん、そうね……前に読んだ雑誌だと、騎乗位がおすすめらしいわよ。その……
上に跨った方が、コントロールしやすいって」

 「そうかぁ、騎乗位かぁ……俺たち、バックで初体験を済ませたよな。犬の交尾み
たいに、智花のケツに俺が圧し掛かって……」
「こんなところで思い出させないでよ。あの時は、本当に痛かったんだからね」

 どうして、こんなにベラベラと話しているのだろう?
治彦は月明りに照らされた、真由美の顔をチラリと見やった。
そして、ヒンヤリとしていておまけに固い机の上で、仰向けに寝そべった。

 「な、なんだか恥ずかしいよね」
会話を途切らせなかったのは、お互い様。
机の上で背中を丸めた智花が、今さらになって恥じらいでみせる。
むき出しの乳房と、頼りなげに下半身を包むブルマと、その両方を腕と手のひらで隠
しながら、治彦の身体を危なっかしく跨いだ。

 「このままだと入らないから……ふぅ……」
智花の指がブルマの股布をつまんで寄せた。
淡く色づいた恥肉の合わせ目が、ぷるんと弾けるように飛び出した。

 「きれいだぞ、智花のオマ〇コ」
「やだ……何度も見てるくせに……」
月夜という仄かな光の中で、それは幻想的な光景であった。
ブルマフェチな治彦だからこそ。
いや、大人の性を知った者なら誰しも……

 「ごめんなさい……もっと近くで……」
静まり返った教室に、椅子をすべらせる音が響いた。
甘く蒸された汗の香りを漂わせながら、たった一人、制服をまとった少女が即席のベ
ッドに身を寄せた。

 「真由美、そこで見るのには条件があるの」
「条件?」
「そう、こんな風にね……んんっ、くふんっ……」

 見上げる少女の間近で、智花は鼻を鳴らした。
曝け出したばかりのスリットの壁に、自らの指を添わせたのだ。
閉じ合わせた割れ目をゆっくりと拡げるようにしながら、紅く染められた粘膜の内ヒ
ダにも、クチュクチュとした指先の刺激を加えていく。

 「オナニー、わたしも……」
「あぁ、くうぅっ……独りエッチしながら……はあぁん、もう立ってられない……」
智花の身体が不安定に揺らいだ。
支える太腿の筋肉がピリピリと痙攣し、膝小僧がフルフルと笑った。

 ブルマの布地が片方のつけ根だけを圧迫し、少しよじられた女の子の花弁からは、
女の蜜液が早くも一滴ぽたりと垂れる。

 「智花、早く入れろよ」
蚊帳の外に置かれたまま焦らせされて、治彦は誘った。
そそり立ったペニスの先端に匂う女の液が垂れ落ち、雄々しい肉の棒は中空に漂う女
の秘孔をにらみつける。

 「い、入れるから……智花のオマ〇コに、治彦のオチ〇チン……」
男の誘いに乗るように見せかけ。
忙しない指にかき回された花弁の肉が、ハシタナイ涎を漏らしながら下降して……

 智花は腰を落としていく。
待ち構える勃起ペニスを目指して、下半身をしゃがませていく。

 「ふぅ、おっぱい……気持ちいい……」
その中、真由美が声を漏らした。
制服の上着とブラウスの前ボタンをすべて外し終え、こぼれさせた乳房の肉を指で愛
撫する。

 初体験の覚悟を決めた少女に、バストを包むブラなど必要ないのだ。
ノーブラのまま尖らせた乳首を、キュッキュッと指でしごくように刺激してみせる。

 「はくぅっ、お待たせ……治彦……あぁ、入ってくぅ……」
「待たせすぎだろ……はあぁ……」
智花の指が挿入をナビゲートするように、濡れた花弁をめくりあげていた。
ぱっくりと開かれたピンク色の粘膜と、ヌラつく肉の切っ先が接触し、ズブズブと淫
音を奏でながら深く交わっていく。

 「はぁ、あぁ……智花のアソコに……こんなに太いのにぃ……」
それを間近で観察し、真由美が漏らす声を上ずらせた。
乳房をもてあそばせていた指は、いつしか下半身へとすべる。
履かせたままのスカートの中へと、その指を差しこませている。

 「動けよ、智花」
「なに気取ってるのよ。でも、動いてあげる。くうん、あたしだけでピストンしてあ
げる」

 治彦の腰を跨いで、治彦の勃起させたペニスを膣内に収めて、ぺたんとお尻まで男
の骨盤に落としたまま、智花は答えた。
手枕に頭を乗せたパートナーを熱い目で一瞥すると、つながったばかりの腰を浮かせ
ていく。


                
       
  この作品は「羞恥の風」とっきーさっきー様から投稿していただきました。