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Syun:作 おことわり この作品は全て空想で書かれています。実在の人名、団体とは一切関係がありません。 また、この作品の著作権は「Syun」が所有してます。作品の無断転用もかたくお断 りします。違反した場合「著作権法」によって「刑事罰」と「民事罰(損害賠償)」 が与えられますので、ご承知下さい。
俺は、店が引けてから、なぜか、その日はおなかがすいていて、ラーメンを食べて帰ることに した。 路地裏のラーメンの屋台を出て、タクシーを拾うために表通りに向かっていた。 と、路地に寝そべっている人間がいる。中年の男だった。 酒臭い息を口から吐き出しながら眠っている。 俺は、周りを見た。 人通りはない。 内ポケットを探った。 財布がある。 出して広げてみると、万円札がぎっしりと詰まっている。 そして、別の内ポケットからは名刺入れが出てきて、そこに運転免許証が納められていた。 住所は都内○○区○○町とある。 そんなに俺のマンションとは離れていなかった。 俺は、財布入れだけを抜き取って、その場を後にしたい誘惑に駆られたが、さすがに良心がとが めた。
で、俺は、この泥酔状態の男を、運転免許証の住所に送り届けることにした。 むろん、この男、背広もいいものを着ているし、腕時計もブランド品を身につけているので、謝 礼を期待したことも事実なのだ。 俺は、その男を背中に負い、表通りまで歩いていった。 タクシーの運転手と、苦労しながら、やっと男の家を見つけた。 一軒家で、結構、大きな家であった。 俺は、タクシーを待たせておいた。 俺は男を背負い、男の運転免許証の名前と、門の表札の名前との一致を確かめ、玄関の柱に付い ていたインターホンを押した。 三回目に、インターホンから、女の人の声がした。 「どちらさんですか?」 「すみません、おたくのご主人を送ってきた者です」 男の奥さんらしい人が現れた。奥さんはネグリジェ姿であった。 「すみません、おたくのご主人が酔っ払って、路上で寝ておられたものですから。タクシーに乗 せてあげて、連れて来たのですが」 「あらっ、すみません」
しかし、奥さんは、どうしていいかわからない様子であった。 「このまま、運びましょう」 俺は、門柱から敷石の庭を歩き、玄関に入った。 玄関口に置いて帰ろうと思ったが、まだ、余力があったし、何か奥さんは、ほっそりしたからだ つきだったので、ひとりで部屋に運び入れるのは大変だろうと思い、俺は、靴を脱ぎ、そのまま 玄関先を上がり、廊下をちょっと歩いて、洋間が見えたので、その絨毯の上に、やっと重い荷物 から解放されたように、背中から男を下ろしていた。 男は、ぐったりとして、背中から下ろされたこともわからないようだ。 俺は、絨毯の上に膝をついて、腰を落とし、フーッと息をついていた。 実際、背中に男を背負って、重かったのだ。 俺は、背伸びをし、立ち上がった。タクシーを待たせている。料金が気になった。 俺は、廊下を戻り、玄関へ。 と、玄関のドアが開き、ここの奥さんが入ってきた。 「?」と、俺は、不審に思ったが、玄関下で靴を履いた。 「では、奥さん、これで失礼します」 「あのぉー」 「何か?」 「わたし、もう、タクシー、帰してしまいましたわ」 「えっ?!」 「お礼も申し上げず、お返ししたとしたら、明日の朝、わたし、主人にしかられてしまいますわ」 「でも、ご主人、あれだけ酔っておられるんですよ、ぼくがここへ運んできたことだって、覚え ておられないのでは?」 「それは、そうなんです。主人は酒を飲みすぎると、近頃は記憶がとぎれてしまうらしいんです。 でも、根はとっても心配症なんです。どうして自分はうちまで、辿りついたのか、あくる日にな ると、根掘り葉掘り、わたしに聞くんです。どこのタクシー会社のものだったのか、運転手さん の名前は何だったのか、そんなことをわたしに聞くのです。そして、主人は、気になると、その タクシー会社とかに電話して、自分がどうしてタクシーに乗ったのか、降りたのか、聞くらしい のです。今もわたし、会社の名前と、運転手さんの名前、聞いたんですよ」 「へぇーっ、そうなんですか。ご主人、変わっておられますね。もっとも、こんなになるまでお 酒を飲まれなくても、よさそうには思いますがね」 「お酒飲みって、そこのところ、なかなか、セーブが効かないみたいで」 「そうですか。でも、奥さまとしては、大変ですね」 「えっ?」「だって、タクシー代とか、飲み代とか、お金がかかるでしょうから」 「が、ともかく、お上がりになって」
俺は、また、靴を脱ぎ、廊下を歩いて、洋間に入った。 奥さんに、タクシーまでご主人を運び、そこからこの家を探すのに、さんざん苦労をしたことを 訴え、いくらかの現金を頂戴しようと思ったのだ。 「何か、飲まれますか?」 「いえ、もう、遅いですから」 「でも…」 「では、ウーロン茶か、スポーツドリンクでもあれば」 俺は、ペットボトルのウーロン茶を、コップに移して飲みながら、ご主人を何時頃、どこで、見 つけたかを、奥さんに話しはじめた。 派出所が見つからなくて、運転免許証だけは見せてもらい、たまたま、自分のマンションの近く の住まいだったので、こうして連れて帰ってあげた、と話をしたのだった。 俺の話は、終わった。 しかし、こちらから、謝礼としてお金を催促するわけにも行かない。 俺は、黙っていた。 すると、奥さんが言った。 「お差支えなければ、ご住所と勤務先とお名前を」 俺は、躊躇した。 マンションの名前も言いたくなかった。 職業も、勤めている店の名前も。 「いや、大したこと、したわけじゃないし」 「でも、明日の朝、わたし、主人にしかられてしまいますわ」 俺は、ともかく、お金をもらえさえすれば、いいのだ。 「すみません、奥さん。僕は、ほんの少しでいい。謝礼として、2万か3万か、もらいたいんで す」 「えっ?!」 「つまりですね、名刺入れしか見ていなかった、というのは嘘で。実は、財布の中身も見ていて。 すごい大金が入っていましたよ。ぼったくりにでも遭えば、財布ごと、なくなっていたかもしれ ないんです。それに比べたら、たとえ、3万円ぐらいなくなっても、ご主人にとっては、ラッキ ーと言えるわけで」 「まぁっ!」 奥さんは、びっくりしながら、なぜか、顔を紅潮させている。 俺は、そんなに思いきったことを言ったのだろうか? 奥さんは、それから、何も答えない。
もじもじとしているのだ。 見ようによっては、しどけない格好をしているとも言える。 いくら、いくら酒に酔っ払って、眠りこけているとはいえ、ご主人はそばにおられるのだ、しか も、見知らぬ男を前 にしているのだ。 もう少し、奥さんとしたら、毅然とした態度でいるべきではないだろうか、と俺は思っていた。 俺は、言った。 「ご主人は、よく眠っていらっしゃる。ご主人の財布から、奥さん、3枚ほど、お札、抜いてく ださいよ」 「だめですわ、主人は、あれでケチで、自分の財布にいくら入っているか、いつも勘定している んです。主人はいくつもマンションを持っていて、家賃は必ず取り立てる、とても計算はきちん としているんですのよ」 「では、奥さん、あなたのへそくりででも、立て替えておいて、いただけませんですか?」 「そんな、わたし、へそくりなんか、していませんわ。それに、そんなこと、させてももらえま せん」 よく見ると、ネグリジェの裾は、開いており、胸の一番上のボタンも取れている。 奥さんは、きちんと正座をしているどころか、足をくずして、絨毯の上に座っているのだ。
俺は、しどけない奥さんの姿に、欲情を感じはじめていた。 「奥さん、こんな押し問答をしていたら、ご主人が目を覚まされます。ご主人はこのまま、ここ でゆっくり、寝かせておいてあげましょう。そして、謝礼のお話は、別の部屋で」 俺は、そう言って、相手の出方を待った。 奥さんは、実際、ネグリジェの裾の布を指でいじくりながら、困ったような顔をしていた。 俺は、『ここを出ましょう』というように、アゴをしゃっくり、立ち上がった。 奥さんは、まだ、絨毯の上に、まるで地べたに座っているように、ベタァーッと座っていた。 仕方なく、俺は、立ったままで、手を奥さんに差し伸べた。 すると、おずおずとながら、奥さんが手を伸ばしてきた。 俺は、その手を取り、奥さんを立ち上がらせた。 そして、奥さんに先に行くように、うながした。 俺は、奥さんの後をついて、廊下を歩いた。 奥さんが、ドアを開けて部屋に入った。 その部屋にはライトが点いており、中を覗くと、ベッドルームだった。 さっき、俺がここに来るまで、奥さんは、この部屋で寝ていたのだろう。
と、奥さんは、俺が入ると、俺の後ろに回り、ベッドルームのドアを閉め、ロックをした。 そして、くるっと、俺の方を向いた。 奥さんを見ると、俺には、奥さんの目が濡れているように見えた。 しかし、よく見ると、やはり濡れているのだ。 どうしてなんだろう?、俺には、その理由がわからない。 俺は、奥さんの濡れた瞳を見つめながら、この奥さんを、俺の店のお客にできないものかと、考 えていた。 住まいは都内なのだ、俺の店に通えないこともないだろう。 それに、ご主人はマンションを経営していて、かなりの金持ちのようだ。 俺は、奥さんにすり寄るように、甘い声を出していた。 「奥さんって、とても魅力的な方ですね、ご主人がうらやましい」 「そんな」 「あんなに外でお酒を飲まなくても、僕なら、勤めから早く帰って、あなたのお酌で飲んだ方が よっぽどいいですよ」 「そんな…」 「それに、あんなに泥酔したら、僕なら、かわいいあなたを抱けなくなる。それはとても、もっ たいない話だ。酒を少々飲んだら、ふたりで食事の後片付けをすませて、すぐにでも、ベッドル ームに行きたいですよ」 「そんなこと、おっしゃらないで」 「僕なら、あなたの顔を見ているだけで、あそこが奮い立つ」 「そんな馬鹿な」 俺は、そっと、そばに立っている奥さんの右の手を取った。 そして、それをゆっくりと、俺の下半身の真ん中に、持って行った。 「アッ!」 奥さんは、熱い鍋の縁にでも、触ったかのように、驚いて、手を引っ込めた。 たぶん、俺の言葉が冗談ではなく、本当に、俺の真ん中のモノが、聳え立っていたからだろう。
奥さんがおびえているようであったので、俺は、軽く、肩に手を載せた。 しばらくして、肩を引き寄せた。あまり抵抗がなかったような。 奥さんの顔が少し、俺の胸に当っている。むろん、下半身は押し付けてはいない。 俺は、顔をかがめるようにして、奥さんの耳元にささやいていた。 「奥さん、ご主人はよく眠っていらっしゃる。これからは、僕たちふたりだけの秘密にしましょ うね」 俺は、腰を前に進め、下半身を奥さんに押し付けた。 そして、上体をかがめながら、奥さんの唇にキスをした。 奥さんは、固く口をつぐんでいた。 しかし、俺は、自分の顔を奥さんの方に押しつけ、俺の唇で、奥さんのくちびるを押し開けてい った。 奥さんは、上下の歯を、咬むように合わせている。 それで、俺は、それでも、上下の歯の隙間に、自分の舌を差し入れ、その舌の力で、歯のすきま を広げていった。 そして、開いたところで、奥さんの腰に手を回し、奥さんのからだを上へ持ち上げるようにして、 奥さんの口の中の舌を吸い上げた。 奥さんのからだが、ずり落ちそうになる。 それで俺は、奥さんの腰のくびれに回していた手をお尻の下に置き、お尻を抱え上げるようにし て、奥さんにディープ・キスをしていた。 しかし、奥さんは、力が抜けたせいなのか、今にも床に崩れ落ちそうになり、俺は、奥さんを支 えている腕が重さで手や腕がだるくなってきたので、立ったままでキスをするのはやめにして、 奥さんを抱えて、ベッドの上まで運んで行った。
ベッドに寝かせつけると、俺は、横に寄り添いながら、奥さんのネグリジェの胸元のボタンを はずした。 白い胸が出てきた。 奥さんはネグリジェの下には、ブラジャーをしていなかったのだ。 さほどは大きくはないが、円錐型の、形のよい乳房だった。 親指を乳首に触れさせながら、他の指で、乳房を揉んだ。 とても柔らかで、弾力がある。それで乳房を裾野から揉み上げるようにして、乳首を突き出させ、 そのとてもきれいなピンク色をした乳首の先端部を、舌先で舐めてみた。 乳首を口に含むと、その乳首は固くなり、その硬さは、俺の舌先を快く刺激した。 「ねぇ、暗くしてくれない?」 「でも…。もっと、僕は奥さんの、きれいなからだ、見たいのになぁ」 「馬鹿ねぇー」 「それより、奥さん、コンドーム、ありませんか?」 「あっ、それは大丈夫よ」 「どうして?」 「わたし、不妊症なの」 「えっ!?」 「主人とのあいだに、わたし、子どもができないのよ」 俺は、それ以上聞くのはやめた。 もしかしたら、あのご主人、この奥さん以外との女性との間には、子どもがいそうな気がしたか らだ。
俺は、部屋のライトの光りを落とした。 そして、奥さんのネグリジェを全部剥いでいく。 お尻から剥ぐとき、奥さんは、お尻をちょっと上に持ち上げて、脱がすのに協力してくれたよう だ。 そして、奥さんをパンティだけの姿にしてしまった。 それで、俺も、上着を取り、ワイシャツも脱ぎ、ズボンも払い捨てて、トランクスだけになった。 おっぱいを揉みながら、唇を胸元から、おなかの方へ這わせていく。 そして、俺は、パンティの上にも、唇を這わせた。 そして、パンティの窪みを舌で舐めた。 パンティの布地が、俺の唾で濡れた。 奥さんの両足を広げ、俺は、奥さんの足の間に入った。 俺は、奥さんの足を折り、その足を抱えるようにして、顔をまたぐらに突っ込むようにして、パ ンティの上からだけれども、奥さんの敏感なところを、舌先で攻めた。 奥さんは、腰をよじる。 で、奥さんの太もものところを、がっちりと手で封じ込め、奥さんの腰が逃げないようにした。 パンティの布地が、俺の唾液でなく、奥さんの愛液で濡れはじめたような。 俺は、パンティの中ほどのところを左手で引っ張り上げ、右の人差し指をパンティの中へ入れ込 んでみた。 膣口は、唾液ではなく、愛液で湿っている。 そして、さらに中に指を突っ込むと、指先がびっしょりと濡れてきた。 俺は、めずらしそうに、人差し指を抜き差ししていた。 「いや〜ん、そんなにあそばないで」 上の方で、奥さんの声がした。 さほど大きな声ではなかったが、俺は、びっくりしてしまった。 何といっても、ここは、ラブホではないのだ。 隣の隣ぐらいの部屋では、ご主人も寝ているのだ。 で、俺は、上半身を奥さんにかぶせながら、耳元で言った。 「俺は、こう見えて、気が小さいんです、ご主人が目を覚まされたら」 「大丈夫よ。主人は酔っ払って眠りこけたら、朝まで目を覚まさないんだから」 奥さんは、ニャッと笑ったようだ。 その顔が、俺には魅力的に見えた。 そして、その魅力的な女を、俺は、犯してみたいと思った。
俺は、奥さんの唇を奪いながら、折った、奥さんの右足の太ももの内側を撫でさすっていた。 そして、太ももから、手を奥さんの小陰唇の襞に移し、親指で、コリコリとした陰核をこすった。 中指を入れると、中は濡れそぼっており、少し中指を押し込むと、その俺の指を食い込みたいか のように、ヒクヒクと膣内の筋肉が脈打っている。 その脈打っている中の肉を掻き分けるように、指をかき回す。 奥さんは、気持ちがいいのか、しきりに、腰をよじっている。 くちびるをはずして、乳首を俺は上下の口びるではさみ込む。 「フンフン、フーン」 奥さんが気持ちよさそうな声を出した。 で、俺は乳首から口を離して聞いてみた。 「奥さん、気持ちいいですか」 「いいわ、いいわ、あなたのものが欲しいわ、早く」 奥さんが、手を下に伸ばしてきた。 そして、奥さんが、俺の硬くなったものをつかまえた。 つかまれたとき、何か、俺の硬い先端部から、透明なカウパー氏液が漏れ出たような気がした。 で、俺は、奥さんに甘えるように言った。 「僕も、入れたくなりましたよ。入れますよね」 俺は、少し、からだを下にずらし、硬いモノに指を添えて、やや上体をそらしながら、奥さん の門口と思われるあたりに検討をつけ、腰を入れ込んだ。 と、ヌルッと簡単に奥さんの中に入り込めた。 「痛くないですか?」 「大丈夫よ」 奥さんの蜜壺の中は熱くて、とても気持ちがいい。 しかし、俺は、動きたくなって、両腕を突っ張るように伸ばし、上体をそらして、腰を上下動し ながら、硬いモノをやわらかな蜜壺に入れたり出したりした。 俺の雁の部分が、奥さんの門口のところで、めくれるような刺激を受け、それが俺の脳みそに伝 わり、どんどん気持ちがよくなる。 「アッ、ウン、いいわ」 奥さんは、身をよじっている。 「奥さん、いいですか?」 「いいわ」 「でも、あまり大きな声、出さないで」 「アッ、ウン、いいわ、アッ、ア ア アッ」 ご主人が起きてきても、酔っているのだ、こっちとしては防衛はできる。 しかし、ご主人が奥さんを責めてきたら、修羅場になるだろう。 で、俺は、俺の硬いモノを引き抜いてから、ベッドの上のティッシュ・ケースから、7,8枚も ティッシュを抜き取り、それを固まりにして、奥さんの口の中に入れ込んでやった。 俺は、また、ヌラリと奥さんの中に、硬いモノを入れた。 そして、ゆっくりと、抜き差しをする。 奥さんの顔が、本当に、いかにもやるせなげな表情で、俺は、妙に興奮してくる。 そして、俺は、自然と、抜き差しのピッチが速くなっていく。 「アグゥ、フン フン、ア〜ン!」 奥さんが、声にならぬ声を上げた。 上体を弓なりに反らせ、左右にからだを振っている。 抜けそうになる。 俺は、腕立て伏せのように奥さんのからだの脇に置いていた手を、奥さんの腰のくびれあたりに 置き、奥さんのからだを押さえつけた。 そして、抜けないよう、グッと腰を差し入れた。 「ハァッ、ハァグゥーゥ ウゥゥーッ」 奥さんのからだが反り返り、痙攣している、奥さんは オルガスムスを迎えたようだ。 奥さんが静かになった。 それで、俺は、身を起こしていたが、ゆっくりと上体を奥さんの胸にあずけていった。 奥さんの上半身を抱きながら、ゆっくりと腰を入れたり、浮かしたりした。 と、奥さんが、俺の背中をしっかりとにぎりしめてきた。 「アッ、イクイク、また、イッちゃうぅぅぅ」 奥さんの震える肩をしっかりと抱きしめる。
俺にも、爆発の瞬間がやってきた。 俺は、少し、身を起こしながら、深く深く、俺のモノを奥に突っ込んだ。 腰の横合いから締めつけるような快感の波が押し寄せ、それが盛り上がってきて、俺の下腹部を 突き上げてくる。 「ドクッ ドクッ ドクッーーー、ドクッ、ドゥクッン、ドクーッ!」 俺は、目を瞑り、その快感を満喫していた。 俺は、横になり、奥さんを抱いていた。 奥さんが目を開いた。そして、俺の目を見ている。 そして、体を横にして、俺の方に身を摺り寄せてきた。 そして、キスをねだっているように見えた。 で、俺は手を奥さんの顔に置き、キスをした。 そして、俺は、甘えるように言った。 「奥さん、また、会ってくれますよね」 奥さんは、ちょっと、目を丸くしたような。 「僕のこと、きらいですか?」 「……」 「僕は、独身です。だから時間がある。だから、ちょっとでも、外で会ってくれませんか?」 「ためよ…」 「どうして?」 「わたし、監視されているから。それに十分なお小遣いもないし」 「へそくりもないんですか?」 「家計簿もつけさせられていて」 「そんなんで、よく我慢できますね」 「だって、わたし、こう見えて、ドン臭くて。OLをやっている人がうらやましいわ」 「そうなんですか」 「わたし、パソコンもできなくて」 「えっ、そうなんですか?」
俺はなんだか、奥さんがかわいそうになってきた。 今時、インターネットもできないなんて。 でも、俺は、奥さんに、俺のマンションに来ないか、とも言えなかった。 本当は、俺のところへ来てくれれば、パソコンぐらい、教えてあげられるだろうに。 しかし、この奥さんはすべてお金をご主人ににぎられていて、自由になる金なんて、一円もない のだ。 俺は、起き上がろうとした。実際、俺の店の客にはなりそうもない人だからだ。 俺は、ベッドから降りようとした。 しかし、奥さんに引きとめられているのだ。奥さんが手を伸ばしている。 「どうしました?」 何と、奥さんの目が潤んでいるのだ。 奥さんの口が半開きになっている。何かを言おうとしているのだ。 俺は、奥さんに顔を近づけていった。 「ねぇ、もう、ちょっと、いて」 奥さんの蚊の鳴くような声を、俺は聞いた。 俺は、苦笑していた。 しかし、俺はまた、ベッドに戻り、奥さんのそばに行った。 奥さんがうれしそうな顔をした。 それで、俺は、また奥さんにキスをした。 そして、からだを奥さんの上半身に乗りかからせながら、奥さんの唇や舌を吸った。 と、奥さんの手が、下に伸び、俺のモノを摘もうとしているのだ。 「欲しいの?」 奥さんは、恥ずかしそうに、こっくりとうなずいている。 その奥さんの顔が、いじらしく、かわいかった。 それで、俺は、また、奥さんに、キッスをしはじめた……。 (おわり) |