『きょうこ 歪んだ構図』 Shyrock:作 第5話 「だめです、お父様、許してください……やっぱりできません、こんなことしちゃいけないわ……」 身体をよじり逃れようとするが、芳雄としても簡単に応じるはずがない。 「今更何を言ってるんだね。甘えるんじゃないよ」 67歳とは思えないほどの強い力で、嫌がるきょうこを押さえつけ、再びショーツに指を掛けた。 きょうこはショーツに掛かった芳雄の指を拒んだ。 「どうしても拒むのであれば、残念だがご両親に電話をするしかないね。きょうこは光治以外の男と密会していると伝えるが、いいんだね?」 「それだけは……それだけは許してください……」 拒む手の力が緩んだ。 「ふふふ、抵抗するとどうなるか分かったね?」 「は…はい……」 「ふふふ……」 抵抗を諦めたきょうこは肩を落とし、虚ろな眼差しで布団を見つめた。 「素直になったようだね」 芳雄は淫靡な微笑を浮かべながら、ショーツの上からではあるがふっくらと盛り上がった恥丘を指でなぞった。 下着越しだが敏感な蕾の附近だ。 きょうこは不快感に苛まれ表情を曇らせた。 指は恥丘を数回旋回し次第に下方へと降りて行った。 (ググ……) 白い布地に指がめり込む。 「ああっ……そこは……」 「ふふふ、ここを押すとどうして凹むのかな?」 「そんなこと……」 きょうこは芳雄から目を逸らし頬を赤らめている。 「凹む理由を言わないともっと強く押すよ」 (グググッ!) 指が深く布地に食い込んだ。 「あああっ……お父様、やめてください……言いますから……やめて……」 「ではもう一度聞くが、この奥に何があるのかな?」 「恥ずかしい……ここは女の大切な場所なんです……だから…だから凹むんです……」 「あまり理由になっていないように思うが……。まあいいか、で、ここをどうして欲しいのかね?」 「何もして欲しくありません……」 「ふふふ、それはつれない返事だね。じゃあこうしてあげようか」 芳雄は布地の上から突起物を探り当てるとギュッと摘んだ。 「いたっ……お父様、つねらないで……」 「つねられるのが嫌か?じゃあここをどうして欲しいんだね?」 「何もして欲しくありません……」 「あんまり素っ気ない態度だと、もっと強くつねるがいいのかね?」 「つねるのはやめてください……」 「じゃあ、言うか?」 「いいます、いいますからつねらないで……」 「ふむ」 「やさしく撫でてください……」 「いいだろう。じゃあ望みどおり撫でてあげよう」 芳雄はつねった箇所を今度は縦に擦り始めた。 「あっ……いやっ……ああぁ……お父様ぁ……いけないわ……」 「ふふふ、なかなかいい感触じゃないか」 擦られているうちに布と肌が密着してしまい、窪みが浮き彫りになってしまった。 一本筋はきょうこが女であることの証明。 時が進むと次第に心とは裏腹にきょうこの肉体に変化が現れた。 一本筋の奥からじわっと熱いものが滲んできたのだ。 湿り気は次第に増し、芳雄の指にもはっきりと感じられるほどになっていた。 「あぁ、あぁ……お父様、いけません……もうやめて……はぁ……」 きょうこは瞳を閉じて、押し寄せてくる快楽の波と必死に戦っていた。 たとえ肉体を義父に落とされても、心の貞節だけは守りたいと言う願いだろうか。 そんな想いとは裏腹に、下着はぐっしょりと濡れてしまい淫靡な染みがはっきりと浮き出ていた。 芳雄はきょうこの濡れたショーツを脱がさないまま、布団に押し倒し、自らもその上に乗った。 そしてきょうこに見舞ったのは、怒涛のような粘着性のある愛撫の嵐であった。 初めは、耳、首筋、肩先、鎖骨辺りを舐めた。 芳雄の愛撫から逃れようともがくきょうこに、芳雄の執拗な波状攻撃は続いた。 指先、脇腹、腹部にも舌は這いまわり、乳房や乳首にも唾液が付着した。 遠くから中心部へと押し寄せていくのは愛撫の常套手段……その老獪な芳雄の攻めに、きょうこは泣きわめき今にも陥落しようとしていた。 まもなく芳雄の唇がクロッチを這いまわるときょうこは激しく反応した。 背中を反らせ、シーツを掻きむしり、血管が浮き立つほどに痙攣を始めた。 (ベチョベチョベチョ) 芳雄の嫌らしい舌は執拗にきょうこの股間を責めさいなむ。 (グチョグチョグチョ) びっしょり濡らされてしまったショーツに愛らしい亀裂がくっきりと映ってる。 きょうこが身に着けていた最後の布切れをゆっくりと下げていく芳雄。 ねっとりとした愛液がクロッチの内側に付着し、まるで納豆のように糸を引いている。 「ふふふ、きょうこ、もうグチョグチョになっているじゃないか」 「いやぁ……そんな恥ずかしい事を言わないでください……」 この作品は「愛と官能の美学」Shyrock様から投稿していただきました |