『官能の国~Shy Land』惠の巻
 
                    Shyrock:作

第5話

「両手を使っちゃいけないとは言ってなかったな~」
俊介はにんまり笑い、片方の手も使うことにした。

 クリトリスはそのまま撫で続け、もう一方の手は陰唇に触れた。
僅かに触れただけでピクンと反応する。
かなり性感が発達しているようだ。

 「むふふ」
最初は大陰唇をゆっくりと撫でて、次第に内側へと指を擦り寄せていく。愛撫の基本
中の基本だ。

 指が大陰唇から小陰唇へと移動する頃には、じっとりと潤いが感じられた。
小陰唇をほぐすように愛撫した後、さらに内陸部へと指を這わせてみた。
割れ目に指を滑り込ませると、先程よりも強い反応が見られた。

 そろりと割れ目を擦る。
あくまで軽く、羽根がかするようにやさしく。
ヌルリとした感触が指にまとわりついてきた。
蜜がどんどんと滲み出しているようだ。

 俊介は中心部に指を突き立てたい衝動に駆られたが、一呼吸置くことにした。
もう少し焦らしてみる。
(Cの女性にこんなに時間を費やしてだいじょうぶなのか?)
俊介の心の中で、もう1人の自分が問いかけた。

 しかし、この頃、俊介はすでに確信を持っていた。
(だいじょうぶさ・・・何故なら、Cが惠だから・・・)
満を持していたが、俊介はついに指を中心部に突き立てた。

 (ヌプッ!)
『いやぁん!』
壁の向こう側からかすかに女性の声が聞こえたような気がした。

 (グチョグチョグチョ!グチョグチョグチョ!)
指は滑らかに蜜壷をほじくる。

 (グチョグチョグチョ!グチョグチョグチョ!)
『あぁん!』 

 (グチョグチョグチョ!グチョグチョグチョ!)
俊介は指を動かしながら告げた。
「答はCだ!」

 まもなく高らかにファンファーレが流れた。
「よし!正解だ!!」
「やったね~~~♪」

 どこからか惠の嬉しそうな声が聞こえてきた。
「うわっ!びっくりした~!」
ふと見ると惠がニコニコ顔でCの穴から覗いていた。

 「一時は触るだけ触って、他の子のところへ行くかと思ってたよ~」
「ふん、オレが惠のオマ○コを憶えてないとでも思ってたのか~!?」
「しっ!声が大きいよ!もう・・・恥ずかしいんだからぁ~・・・」
「あ、そうだったか。あははは・・・まだ他の子もいたんだ~。ははは・・・」

 惠と俊介は見事に2人とも正解したということで、認定書を受け取ることになった。
 
 【~ラバーチューザー認定書~ 
お2人は理想的で素晴らしきカップルであることを認めます。SHYーLANDから
お2人に心より祝福を申しあげます。いつまでもお幸せに^^】

「惠、面白かったねえ~。さあ、次はどこに行く?」
「俊介ったらぁ・・・私をこんなに濡らしちゃってぇ・・・責任取ってくれるんでし
ょうね?」
「あらら・・・(^^;)」

 
                  

   この作品は「愛と官能の美学」Shyrock様から投稿していただきました