『亜理紗 雪むすめ』
 
                       Shyrock:作
第7話 濡れる花弁


 (チュッ……)
「……」
「……」
「あぁ……」

 少し長めのキスをした後、俊介は小さく息を吐いた。
「亜理紗、俊介さんと出会えて幸せです…」
「僕もだよ……」
「あぁ、大好き…」
「亜理紗……」

 俊介は亜理紗の唇を奪う。
自分の舌で唇をこじ開け、亜理紗の口内に進入し、舌で蹂躙する。
すると驚いたことに亜理紗も自ら舌を使って味わうように俊介の舌を愛撫した。

 (チュ…ムチュ…ムチュ……)
「ん、はぁ、はぁ……」
「ふぅ…んく……」

 静かな部屋を支配するのはふたりの唾液の混ざり合う卑猥な音と吐息……
長いキスはやむ事はなく、舌を絡めてはお互いの唾液と吐息を交換していく。
「…んっ、ぷはっ……」

 接吻が終わり唇を離すと、二人の唇の間にふたすじの銀色の唾液の架け橋ができあ
がった。
その淫靡な光景が俊介の気持ちを昂ぶらせる。
「あぁっ……」

 俊介は寝巻きをゆるめ柔らかな双丘を遠慮なく揉みしだく。
「あ……はっ…はぅん……」
俊介は亜理紗の胸の頂点にある桃色の突起に唇を寄せる。
「いやっ……んんっ……」
「片方だけだと不公平かな…」

 ポツリとそうつぶやきもう片方の膨らみをやさしく揉むほぐす。
「あぁ~…んん……し、俊介さん……私を…私を愛してください……」
「たっぷりと亜理紗を愛したい……」

 シュルシュルと衣擦れの音とともに亜理紗の肌から寝巻きが離れた。
昨夜と同じで今夜も下着を着けていない。
脱がす愉しみこそないが、こんな愛し方もたまにはいい。
亜理紗の白い肌があらわになると、俊介は痺れるような感動を覚えた。

 俊介は全裸になった亜理紗の身体を隈なく愛した。
ただし秘所は最後のお楽しみ、とばかり秘所だけは触れなかった。
そんな愛撫をされると当然女は焦れてくる。

 俊介はおもむろに花弁に触れた。
秘所はすでに受け入れる準備ができたかのように濡れている。
俊介は中指を亜理紗の花弁にあてた。
そしてゆっくりとなぞっていく。
「ああっ…いやっあ……!」

 俊介の指が往復するたびに亜理紗から甘い声をこぼれた。
(クチュクチュクチュ…クチュクチュクチュ……)
「あぁ…いい…すごくいい……」
(クチュクチュクチュ…クチュクチュクチュ……ブチュッ!)
「…!?…やんっ……!」

 俊介の指が穴の中へ食い込んだ。
「亜理紗の…お○んこ…可愛い……」
「そんな恥ずかしいこと言わないでください…」
(グチュグチュグチュ…ジュプジュプジュプ……)

 俊介が指を動かすと亜理紗の奥からとめどなく蜜が溢れてくる。
俊介は指を抜き、潤沢な花芯にくちづけする。
「ひぃっ!……ぃやんっ!」

 突然秘所にキスをされた亜理紗は思わず淫らな声をあげる。
俊介は亜理紗の痴態を見て、更なる興奮をかき立てる。
俊介は再び舌を駆使して亜理紗を攻める。

 舌だけではなく指も協力して、膣と陰核のダブル攻撃だから強烈だ。
しかも陰核は包皮をめくられ最も敏感な状態になっている。
「あぁぁぁ~~~……!!イ、イ……イッちゃう……んはぁ~~~~~!!」

 喜悦の声とともに亜理紗の身体が魚のようにビクンと跳ねた。
花弁は溢れ出た蜜でキラキラと光っている。
俊介はペチャペチャと音を立てて溢れ出たものを舌ですくいとり喉に送り込む。
亜理紗は顔に両手を乗せて激しく息をしている。

 「はぁはぁはぁ…はぁはぁはぁ…俊介さんのを……」
「え…?」
「俊介さんのを…ください……」

 亜理紗は上体を起こして俊介に抱きついた。
俊介は黙ってうなづくと、自分が着ていた寝巻きを全て脱い捨てた。
亜理紗も身に着けていた白足袋を外した。
そしてふたりは生まれたままの姿になった。
 
 俊介は亜理紗を抱き寄せた。
「亜理紗……君が好きだ……」
「俊介さん、私もあなたのことが大好きです……」

 俊介は亜理紗を膝を広げた。
「じゃあ……」
「はい……」

 俊介はそそり立った肉棒を亜理紗の濡れそぼつ秘所にあてがい、ゆっくりと押し込
んでいく。
(グチュ…グチュグチュグチュ……ヌチョヌチョヌチョ……ズズン!)
「あぁん!俊介さん、すごい……!!」
「あぁ~…すごくいい……」

 肉棒が中に収まると、またもや昨夜と同様に膣がギュッと締まり襞が絡みついてき
た。
まるで早く発射しろと催促をするようにまとわりつく襞群…何と言う快感だろうか。

 俊介は襞をかき分けるように肉棒を突き込んだ。
そして亜理紗の上で激しく律動させた。
(ズンズンズン…ズンズンズン…ズンズンズン…)

 「あぁ~…俊介さん…すごく気持ちいいですぅ……!」
「はぁはぁはぁ~……亜理紗のここ……最高に…いいよ……」
「嬉しい……」
亜理紗の秘所を肉棒で突き刺しそして引くだけの単調な動作なのだが、それがこれほ
ど素晴らしいとは……



 正常位と屈曲位で散々攻めまくった俊介は、体位を後背位に切替えさらには騎乗位
へと移行した。

亜理紗は膝を着きゆっくりと腰を下ろすが、蜜壷にうまく収まらない。
俊介が肉棒に手を副えて誘導するときっちり填まった。

 肉と肉とが結合し深々と腰を沈めていくとき、亜理紗は喉の奥から歓喜の声が漏れ
た。
「あぁぁぁ~……」

                  

   この作品は「愛と官能の美学」Shyrock様から投稿していただきました