『もえもえ マーメイド・ママレード』
 
                    Shyrock:作

第8話

 羨望のまなざしで車山の行動を見つめる人の3人の男たち。
真っ先に最も美味なる箇所にありつこうとしている車山に対して不服を漏らす者は
いない。
スイミングスクールの中にあっても『猿山』のような社会構造が自然発生的に構成
されているようだ。

 「いや、お願いですから許してください……」
もえもえの懸命の哀願も空しく、車山の指は女の羞恥の個所を捉えた。
水に濡れて陰部に貼りついた薄い恥毛を指で丁寧にかき分け、縦に走る女の証を指
でなぞる。

 「あぁ……やめてください……いやぁ……」
「ふふふ、それにしても先生って身体は細いのに、おま〇こはふっくらと肉付きが
よくていい感じに盛り上がっているよね。俗に言う『もりまん』ってやつだね?こ
りゃ楽みだ~」

 車山の言葉に呼応するかのように、もえもえの片足を支えていた宮本がつぶやい
た。
「車山さんが言うとおり、もえもえ先生は確かに良いおま〇こをしているよ。名器
間違いなし!」
「この中で人生経験が一番長い宮本さんが言うんだから確かだね」
「いやいや、人生経験がイコール性経験とは限らないからね。わはははは~」

 車山は喋っている間も指の運動を休めることはない。
「あぁ、いや……いじらないで……車山さん、やめて……」

 そこへ若い山下がもえもえの耳元で、わざと聞こえるようにささやいた。
「そう言えば、数日前のあるスポーツ新聞の記事に『もりまんの女は名器。男は2
倍楽しめる』って書いてありましたよ。へぇ~、これが『もりまん』なんだ。ワク
ワクするな~」

 山下は『もりまん』の女性を見るのは初めてのようで、素直に感動を表した。
「触り心地ってどう違うんだろう?車山さん、俺にも早く触らせてくださいよ~」
「まあまあ、そう焦るなって。後でバトンタッチするから」

 聞きたくもない男たちの卑猥な会話がもえもえの耳に飛び込んで来る。
それも他人事ではなく、自分の性器のことをあれこれと論じ合ってるのだから恥ず
かしくてしょうがない。
もえもえは頬を真っ赤に染めていたが、顔を背けることもできず目を閉じるしかな
かった。

 その時もう1人の年長者である野崎が車山に催促をした。
「車山さん、もうぼちぼち……やらないと時間がなくなりますよ」
「あ、そうだね。じゃあ、ぼちぼちと」

 受講時間を大幅に超化すると、不審に思った他のコーチがやってくるかも知れな
い。
あまりゆっくりもしてられない。
車山の休めていた指が再び活発に動き出した。

 陰核を覆っている皮を剥き広げ、艶やかなピンク色の実をつまんでみせた。
「あっ……」
まるで電流でも帯びたかのように身体をピクリと波打たせるもえもえ。

 「先生ってすごく敏感だね。ちょっと触っただけなのにこんなに反応しちゃって
さ。じゃあ、こうして擦るとどうなるのかな?」
「きゃっ!いやっ!あぁ、そこは擦っちゃダメぇ~~~……」
「そうなの?ここは嫌なの?それじゃ、こっちならいいのかな?」

 車山は深い渓谷を指でなぞりながら、その中心部にある窪んだ部分に中指を挿し
込んだ。
「きゃ~~~っ!いやあ~~~~~!!」
「先生、あんまり大きな声を出さないでくださいよ。コーチを辞めたくないんでし
ょう?」

 「本当に?本当に今だけ……あぁん……我慢したら……許してもらえるんですか
?事務所に言ったりしないのですか?」
「もちろんだよ。俺たちは約束は絶対に守る。先生が今夜大人しくしてくれたらね」

 「わ、分かったわ……」
「ふふふ、なかなか物分りがいいじゃないか。では遠慮なく責めさせてもらうよ」
「……」
もえもえの顔から血の気が失せ蝋のように青白くなっている。

 「宮本さん、野崎さん、両サイドから先生の下のお口をちょいと広げてくれます
かね?」
「えっへへ~、お安いご用で」
「おおっと、待ってました~」

 二人の男たちは水を得た魚のように喜び勇んで、早速もえもえの陰部に触れて来
た。
「ほほう~、若い先生のおま〇こはいいね~。お肉がプリプリして弾力性が半端じ
ゃないね~」
「いやっ!そんな恥ずかしいことを言わないでください!」
「陰唇が黒ずんでなくてきれいなサーモンピンクだね~。ゾクゾクして来た」
「いやぁ、そ、そんな広げちゃダメぇ~……」

(クニュクニュクニュ……クニュクニュクニュ……)
宮本と野崎はもえもえの陰唇に触れると「行き掛けの駄賃」とばかりに、拡げるだ
けに止まらず貪るように嬲り始めた。

 「きゃぁ~~~~~っ!許してください~~~~~!」
「大きな声を出すなって」
宮本は陰唇の上部を擦り、さらには陰核をこねた。
野崎は陰裂の下辺を中心に愛撫し、時折アナルにも触れた。

 もえもえは身体をよじって野卑な指から逃れようとするが、4人の男たちに固定
されてはなすすべがない。
それに拒み続けて彼らを怒らせてしまっては元も子もない。

 スポーツジムを解雇になるのだけは絶対に避けたい。
今の状況だとやはり我慢する以外方法はないだろう。
もえもえはは涙目でぐっと唇を噛み締めた。