『援交ブルース』
 
                     Shyrock:作
第3話


「ふう~、それじゃ、あさりちゃん、そろそろ、入れちゃうよ?おじさん、もうた
まらなくなって来たんだ」

 やっとアソコから唇を離したおじさんは開口一番そう言った。
 おじさんは私のお尻をもう一度抱き起こして、体勢を立て直した。

(あぁ、ついに入れられちゃう……あぁ……)

 そう思ってるうちにオジサンは、わたしの腰を両手でしっかりとつかんで、すご
く硬くなったモノをアソコにあてがった。
 一瞬、背中に緊張が走る。

(ズニュ、ズブズブズブ……)

 ゆっくりと太いモノが肉ひだを分け入ってくる。

「あぁ、ああああぁ……」
 
 おじさんはゆっくりと腰を動かしている。

(ズン、ズン、ズン)

 入る瞬間の感じと抜く瞬間の感じってすごく違う。
 これってヒダヒダの向きのせいかしら?
 おじさんがズンッって押してくる度に、私のお尻が前のめりになってしまう。

 ああん、だんだん気持ちがよくなって来た。
 アソコから伝わった快感が身体全体に広がっていく感じ。

「あっ、ああっ、あっ、ああっ、くうっ…………」

 ああ、どうしよう。
 私、何だか変……。

「あぁん、あぁん、あんあんあん、はぁ~ん…………」
「ううう……、おお~、あ、あさりちゃんってすごいシマリだね……。おじさん、
もう持たないよ~、よし、最後の一突きはやっぱりこの格好だな」

 おじさんはそういいながら、少し強引に、私を仰向けにさせて、脚を海老のよう
に折り曲げた。
 ハイソックスを穿いた私の両足が、顔の横辺りに来てる。
 でもスカートはまだ穿いたまま。
 パンツだって、足首で辛うじて止まってる。
 なんかすごいスタイル。

 おじさんは一度抜いたモノを、もう一度入れ直して来た。
 その瞬間、私は思わず声をもらしてしまった。

「あぁ~~ん!お、おじさん……」

 おじさんのアレは先程よりもすごく大きくなってるし、すごく硬い。
 私のアソコにギチギチにキツく入りこんでる。
 おじさんは私の曲げた脚を大きく開かせて、グイグイと強く押し込んで来た。

「はふ~~んっ!」

 もうどこにも逃げられないすごい格好。

(ああん、気持ちいい、たまんない~!)

 おじさんの動きが慌しくなって来たみたい。
 はぁはぁというおじさんの激しい吐息を、私はもうろうとした意識の中で聞いて
いた。
 私の中に秘めた淫靡な渦は、とめどもなく大きく広がろうとしていた。

「うううっ、うううっ~!」

 おじさんの動きが一段と速くなったと思ったら、アレを引き抜いてしまった。
 おじさんのモノがビクンビクンと脈を打ったあと、白い液体が私のおなか目掛け
てシュシュッと降り注がれた。
 白濁色のドロリとしたものが私のおなかだけじゃなく、紺色のスカートまで汚し
てしまった。

(ありゃあ~……)

「ああ、ああ……しまった……あさりちゃん、ごめん~、スカートを汚してしまっ
た」

 おじさんはイッタ感動に酔うどころじゃなくなったようだ。
 すぐさま、素にもどって、私にペコペコと謝った。

「うん…仕方ないかぁ…」

 私はタオルを絞って来て、スカートの汚れをゴシゴシとこすっていると、おじさ
んは私の肩に手を掛けて、「それじゃ、これ約束の代金だよ」と言って3万円くれ
た。

「ありがとう~」

 私はニッコリ笑って頭を下げた。

「それとね……」
「うん、何?」
「これ、取っておいて」

 おじさんはそういって、さらに1万円札を出した。

「どうして?」
「いやぁ、あさりちゃんね、すごくよかったからボーナスあげるよ。それにスカー
トも汚しちゃったからクリーニング代も要るだろうし」
「あぁ、そうなんだ。ありがとう!それじゃぁ、これ遠慮なくいただきます!」

 私はおじさんに礼を言った。

「それとね、あさりちゃん。もし良かったら、君、私と契約をしないか?」
「契約?」
「うん、1ヵ月につき10万円あげる。その代わり、私と月に4~5回付合ってく
れないか。食事も奢ってあげるよ」
「う~ん……」
「いやなの?」
「う~ん……すごく嬉しいけど、やめときます……。またチャンスがあれば会える
と思いますし」

 そこには急に丁寧言葉に変わった自分がいた。
 私の断りに、おじさんは怒りもしないでニコニコと、
「そうだね。機会があればまた会えるね」と言ってくれた。

(おじさん、やさしい人なんだ……)

 確かにお金は沢山欲しかったけど、特定の人と援交するのって、やっぱり嫌だっ
た。
 ひとりの人とずっと付合うと、やめにくくなるし。
 だってある程度お金ができたらやめたいんだもん。

                   

  この作品は、愛と官能の美学 Shyrock様から投稿していただきました。